個性が冴えるアレンジで彩り豊かに旬の味覚を堪能する秋のアフタヌーンティー【関西篇】

　先週に引き続き、旬の食材をたっぷりと使った“実りの秋”にふさわしい、シーズナルアフタヌーンティーに注目。2回目の今週は、関西エリアのホテル3軒をご紹介します。季節限定アフタヌーンティー付きの宿泊プランも要チェック！

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「オータムアフタヌーンティー -秋麗（あきうらら）-」

◆ROKU KYOTO, LXR Hotels ＆ Resorts

　豊かな自然に囲まれた京都の奥座敷・洛北に佇むラグジュアリーホテル「ROKU KYOTO, LXR Hotels ＆ Resorts」のレストラン「TENJIN」では、シャインマスカットや柿、栗や紫芋など、秋に旬を迎える果物や食材を贅沢に取り入れたシーズナルアフタヌーンティー「オータムアフタヌーンティー -秋麗（あきうらら）-」を2024年12月1日（日）まで提供している。

「オータムアフタヌーンティー -秋麗-」のイメージ。1名7,000円（税・サ込）。前日までに要予約。

　ティースタンドを秋色に染めるのは、瑞々しい「シャインマスカット タルト」や「柿 タルトタタン」、「紫芋 モンブラン」など。秋の味覚をふんだんに使用し、一つひとつ丁寧に仕立てられたスイーツは、その見た目も鮮やかだ。

　ラム酒を染み込ませた焼き菓子のババ、自家製の黒糖わらび餅に、キャラメルクリームとカラメリゼしたアーモンドを重ねたひと品など。和と洋を掛け合わせた「ROKU KYOTO」ならではのオリジナルスイーツもラインアップ。

メニューは、スイーツ10種、セイボリー3種、スコーン2種、ドリンク8種（フリーフロー90分制）のボリューミーな内容。見目麗しいプレゼンテーションも魅力。

　また、「茸 キッシュロレーヌ」や「トリュフコロッケ ミニバーガー」のほか、紅茶と無花果のスコーンなど、セイボリーにも旬の素材がふんだんに取り入れられている。

　ホテル敷地内の自社農園でとれたハーブを使ったフレッシュハーブティーを含むオリジナルティーセレクションとともに、目の前に広がる紅葉を眺めながら、贅沢なティータイムが過ごせること請け合いだ。

“竹”をテーマにしたアートワークが施され、落ち着いた雰囲気の中で食事やアフタヌーンティーが楽しめる、レストラン「TENJIN」。秋は鮮やかに色づく自然を間近に感じられる。

天気が良い日は、すぐそばを流れる天神川沿いに位置する、レストラン「TENJIN」のガラス張りの窓に面した“Engawa”（写真）やテラス席もおすすめ。

ROKU KYOTO, LXR Hotels ＆ Resorts

所在地　京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1
電話番号　075-320-0176（レストラン予約／平日10:00～17:00）
https://www.rokukyoto.com/

「アフタヌーンティー L'Automne（ロトンヌ）」

◆ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 大阪御堂筋

「アフタヌーンティー L'Automne（ロトンヌ）」のイメージ。1名6,800円（ウェルカムドリンク付／税・サ込）。2日前までに要予約。

　大阪の御堂筋添いに位置する「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 大阪御堂筋」では、秋の味覚とフレンチのマリアージュが楽しめるアフタヌーンティーが登場し、話題となっている。

　それが、バー・ラウンジ「THE BAR」で2024年11月30日（土）までの期間限定で提供中の「アフタヌーンティー L'Automne（ロトンヌ）」だ。“L'Automne”とは、フランス語で“秋”という意味。

「サーモンのルーロー フリボリテ キャビア添え」「フォアグラとイチジクのジャムのプレッセ」ほか、セイボリーのイメージ。

　リンゴやさつまいもなどを使ったスイーツはもちろんのこと、特筆すべきは、秋の食材とキャビアやフォアグラなどの高級食材をフランス料理の技法で仕上げたセイボリーの数々だ。

　隣接するフレンチレストラン「La Belle Assiette（ラ ベル アシェット）」のシグネチャーディッシュのテリーヌ（ホタテとキノコのテリーヌ）がミニサイズで添えられるのもポイント。

　また、サンマとミモレットチーズ、イチジクとフォアグラ、ビーツとブルーチーズなど、秋の味覚の絶妙なマリアージュを楽しませる、独創的なメニューが並ぶ。

パフェのイメージをくつがえす趣向が凝らされた逸品「カボチャモンブランのパフェ」。

　数あるスイーツの中でも、イチオシは「カボチャモンブランのパフェ」だ。

　甘味はもちろん、パフェのイメージをくつがえす、塩味・酸味・苦味も感じられるようにアイデアが凝らされたひと品に仕立てられている。

　このほかスイーツメニューは、「ブドウのタルト」や「栗と白いんげん豆のDORAYAKI」など和洋折衷のラインアップ。

バー・ラウンジ「THE BAR」（15階）のゆったりとしたソファ席でくつろぎながら、優雅な午後のひとときを。

　さらに、このアフタヌーンティー付きの宿泊プランも要チェック。アフタヌーンティーの利用に合わせて、14:00からのアーリーチェックインが可能（通常15:00）なので、ゆったりとホテルライフを満喫できる。

　自分へのご褒美に、大切な人と過ごす時間に、そして大阪への旅を検討している方も、ぜひ利用してみてはいかが。

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 大阪御堂筋

所在地　大阪府大阪市中央区平野町4-2-3 オービック御堂筋ビル
電話番号　06-4707-1118（レストラン予約10:30～18:00）
https://www.royalparkhotels.co.jp/ic/osakamidosuji/

「“Going Nuts！×琵琶湖マリオットホテル”Autumn Afternoon Tea」

◆琵琶湖マリオットホテル

　琵琶湖畔の「琵琶湖マリオットホテル」では、滋賀県近江八幡市の木の実専門店「Going Nuts！」とコラボレーション。

　2024年11月30日（土）までの期間、「Going Nuts！」のナッツと、秋を代表する芋、栗、かぼちゃを使用したアフタヌーンティー「“Going Nuts！×琵琶湖マリオットホテル” Autumn Afternoon Tea」を提供中だ。

「“Going Nuts！×琵琶湖マリオットホテル” Autumn Afternoon Tea」のイメージ。1名5,500円（税・サ込）。前日17時までに要予約。

「Going Nuts！」は、滋賀県近江八幡市にあるこだわりの木の実専門店。無添加で風味豊かなこだわりのナッツやドライフルーツを70種類以上取り揃え、L.A.のオーガニック食文化と日本の持続可能なフードスタイルを琵琶湖湖畔から発信している。

　今回のアフタヌーンティーでは、スイーツからセイボリーにいたるまで、そんな「Going Nuts！」の無添加・オーガニックにこだわるナッツを7種使用しているのが最大の特徴だ。

　スイーツは、口の中で燻製の香りがふんわりと広がるマカロンや、ナッツの食感がアクセントとなって柑橘が香る濃厚なチョコレートのガトーなど8種。セイボリーは、胡桃が香る濃厚なソースと合わせた近江牛とかぼちゃのクロケットや、近江の漬物入りのあっさりとしたトルティーヤなど4種。

　さらに原料100％のナッツバターを合わせたスコーンを加えたメニュー揃えで、ドリンクには秋におすすめの紅茶のほか、「ロンネフェルト」のティーセレクション10種をラインアップ。

オプション「3種のモンブラン」（イートイン）。アフタヌーンティー利用の場合1名2,000円、一般1名2,400円（ともに税・サ込）。前日17時までに要予約。

オプション「燻製ナッツマカロン」5個入り（テイクアウト）。アフタヌーンティー利用者限定1,500円（税込）。前日17時までに要予約。

　また、オプションメニューにも注目したい。

　アドベリーとカシスをアクセントにした濃厚な味わいの「栗」、スイートポテトに粒あんのババロアを閉じ込めた和テイストの「さつま芋」、しっとりと焼き上げたタルトにリンゴを合わせた「かぼちゃ」。この3種の季節限定のモンブランが特別価格で用意される。

「Going Nuts！」の燻製カシューナッツとピスタチオを使用した「燻製ナッツマカロン」は、テイクアウト用として販売中。口の中に燻製の風味が広がるユニークな味わいのマカロンは、家庭でも楽しめるほか、手みやげなどにもおすすめだ。

12階に位置する絶景ダイニング「Grill ＆ Dining G」。四季折々に表情を変える比良の山々と琵琶湖が間近に望める。

　さらに「“Going Nuts！×琵琶湖マリオットホテル” Autumn Afternoon Tea」を堪能したあと、琵琶湖が一望できる部屋に滞在できる宿泊プランも用意されている。

　アフタヌーンティーのオプション「3種のモンブラン」が特典として付くので、部屋の窓から紅葉に染まる山々と琵琶湖を眺めつつ、ゆったりとモンブランをいただくひとときは贅沢そのもの。「琵琶湖マリオットホテル」では、情緒溢れる秋の琵琶湖を満喫するステイを叶えてくれる。

琵琶湖マリオットホテル

所在地　滋賀県守山市今浜町十軒家2876
電話番号　077-585-6100（代）
https://www.biwako-marriott.com/index.html

文＝立花奈緒（ブレーンシップ）