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パタゴニアから、食の未来を変える“世界初”パスタが登場。麻布台では、唯一無二のメニューが楽しめます

CREA WEB / 2024年9月19日 11時0分


東京・麻布台ヒルズの「Pizza 4P's Tokyo」では、パタゴニア プロビジョンズのオーガニックパスタを使った3種のメニューを提供中。

 米カリフォルニア州ヨセミテ発祥の世界的アウトドア企業の「パタゴニア」は、2024年9月5日、3種の「オーガニックパスタ」を発売しました。このパスタは、世界で初めて、リジェネラティブ・オーガニック認証を取得した、地球にも配慮されたパスタです。

 そして現在、そのオーガニックパスタを使ったメニューを提供する、たったひとつの飲食店が、東京の麻布台ヒルズにあります。ベトナム、インド、カンボジアなど、グローバルで展開するピザレストラン「Pizza 4P's」の日本1号店「Pizza 4P's Tokyo」です。

 9月5日から「Pizza 4P's Tokyo」では、グランドメニューで、パタゴニア プロビジョンズ ペンネ ホワイトラグー グラタンを提供しています。ほかの2種類のパスタは今後、不定期でシーズナルメニューとして提供予定です。

環境にも配慮されたパスタで、食から地球の未来を変える


ホワイトラグー グラタン。

 まずは、「パタゴニア プロビジョンズ ペンネ ホワイトラグー グラタン」。長谷川自然牧場の豚肉を、白ワインと鶏の出汁で軽めに煮込んだホワイトラグーソースに、4P’s契約農園の野菜と、チーズは自家製モッツァレラ、グリュイエール、パルミジャーノレッジャーノを使用したパスタです。豚肉のうまみが、じんわりと広がります。


ムール貝 レモンクリーム。

 続いて、シェルを使った「ムール貝 レモンクリーム」。プロビジョンズのムール貝・オリーブオイル漬を使用したパスタで、さっぱり爽やかなレモンクリーム、自家製のリコッタチーズで軽やかな仕上がりに。パスタ自体も、ざらざらした食感がクセになり、豊かな穀物の味わいを感じられます。


サバとアンチョビ トマトソース。

 そして最後に、フジッリを使った「サバとアンチョビ トマトソース」。プロビジョンズのサントーニャ・サバ・オリーブオイル漬と、ホワイト・アンチョビ スパイシーを使用したトマトソースパスタです。焦がして白ワインビネガーでマリネしたスモーキーなパプリカを使い、コクのある仕上がりのトマトソースに。口に入れた瞬間のソースがおいしく、オイリーな深い味わいがたまりません。

 これらのメニューのベースである「オーガニックパスタ」は、世界で最も厳しい農業規格である「リジェネラティブ・オーガニック認証」を取得したもの。土壌、家畜、農場従業員に至るまで、農場のシステム全体が健全であるように保護するもので、パタゴニアは、アウトドア商品の開発だけでなく、「食の変革」をとおして、地球に貢献することをめざしています。

 さらに、環境面だけでなく、味や栄養面でも、高いクオリティのパスタになっています。米NYブルックリンの高品質なショートパスタ専門工場で、イタリアの伝統製法で製造され、噛めば噛むほど穀物の甘みが広がるパスタに。一般的なパスタの8倍以上の食物繊維を含み、パスタ1食分で1日の食物繊維推奨量の28%を摂取することができます。

パタゴニア創業者も大好きな、オーガニックパスタ


パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードさん。 ©Campbell Brewer

 じつは、このパスタ、創業者のイヴォン・シュイナードさんも「一番のお気に入り」なんだとか。そんなイヴォンさんからのメッセージも届いています。

「オーガニックパスタは、パタゴニア プロビジョンズ製品の中で私の一番のお気に入りだ。ナッツのような全粒粉の風味がとても美味しく、原材料に多年生穀物であるカーンザを使用している。長い根を持つカーンザは、土の奥深くから栄養分を吸収することにより、土壌と我々の健康の両方を支えることができる。また、世界初のリジェネラティブ・オーガニック認証を取得したパスタであり、高品質な食品が複雑で工業化されたものである必要はなく、実際に地球に良い影響を与えることを証明している。

 食品業界に変革をもたらすことは、単に害を減らすだけでなく、良いことを行う機会でもある。一夜にしてシステム全体を変えることはできないが、パスタのような日常の食品を正しく作ることで、地球に良い影響を与え、結果的に我々すべてに利益をもたらすモデルに向かって進むことができるのだ」


左から、Pizza 4P’sのグローバルブランドディレクター・久保田和也さんと、パタゴニア プロビジョンズのディレクター・近藤勝宏さん。

 また、パタゴニア プロビジョンズのディレクターである近藤勝宏さんも、今後の展望について「まずは、一番身近にできるのが、食の変革だと考えています。これから、日本でのリジェネラティブ・オーガニック認証の普及に力を入れていきたいです。世界では、農業の重要性や土壌、海洋資源の健全性の維持に対する認識が深まってきましたが、ようやく日本でも、食をとおして環境問題を解決する意識が高まりつつあると感じています。

 日本でのプロビジョンズ製品も、さらに拡充していく予定です。2021年に初めて、福島県・仁井田本家さんとの日本酒を発売して以来、注目度が高まっていて、今後も日本の農家や生産者と協力して、国産の製品を増やしていきたいです。食の選択が環境に大きな影響を与えることや、より持続可能な方法で生産された食品を選ぶことの重要性を理解してもらえるよう、私たちのメッセージを伝えていきたい」と話していました。

 みなさんも、このオーガニックパスタから、もっとも身近にある「食」を変えていき、その行動から、地球の未来にも貢献する一歩を、踏み出してみてはいかがでしょうか。

パタゴニア プロビジョンズ

アウトドアウェアを製造・販売するパタゴニアが手がける食のコレクション。「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」というミッションのもと、食の流れを修復するために、日本では2016年からスタート。真に持続可能な漁業を提供しながら、家族経営の小さな会社からなるコミュニティをサポートする、食物連鎖の下位のシーフードや、多年生穀物カーンザを使ったクラフトビール、田んぼの周辺の生態系を回復する米を使った自然酒などを取り扱っている。
https://www.patagoniaprovisions.jp/

文=CREA編集部
写真=釜谷洋史

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