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沈む夕陽が美しいキャンプ場【3選】秋は西に開けたキャンプ場へ!マジックアワーは奇跡の色彩ショー

CREA WEB / 2024年9月26日 11時0分


圧巻の夕陽は何度観ても言葉を失う。

 あたりがオレンジ色に染まる秋の夕陽。何度眺めても言葉を失います。そんな感動を味わいたくて、西側に風景が開けたキャンプ場を選ぶことがあるほどです。そういった場所なら、天気がよければ間違いなく感動の夕景を楽しめるはずです。

 特に、日の入りの前後5分ほどは“マジックアワー”。どんなマジックが繰り広げられるかは、気象予報士にも見当がつかないのだそうです。オレンジ、深い赤、ときにはピンクや紫も……。たとえ、太陽が雲で隠れたとしても、その瞬間まで眺めていることも大事です。

 今回は筆者が訪れた所の中でも夕陽が美しかった、心に残るキャンプ場をご紹介します。


◆波戸岬キャンプ場(佐賀県唐津市)


オレンジ色から紫色のグラデーションの夕陽。

 九州の絶景キャンプ場として紹介される事の多い「波戸岬キャンプ場」は、唐津焼で有名な佐賀県の唐津市に位置しています。イカで有名な呼子も近くにあるので、イカ活き造りも試してほしいですね。

 夕陽はどこのサイトでも観ることは出来ますが、一番開けているフリーサイトエリアがおすすめです。ただし、フリーサイトエリアは車で横付けできず、カートやリアカーで荷物を運ぶことになるのであまり重くてかさばるようなギアは持って行かない方が懸命かと思います。


キャンプ場内は透明度抜群。

 フリーサイトエリアでテントを張ったらあとは夕方まで待つのみです。

 ここでは、夕陽が出たらそのサイトにいた全員の会話が止み、周りの人も足を止めてスマホで写真撮ったりしていました。文字通り筆舌に尽くしがたい、本当に素晴らしい景色で、一緒に行った息子と夜になるまで眺めていたのが思い出されます。

波戸岬キャンプ場

所在地 佐賀県唐津市鎮西町名護屋7324
電話番号 0955-82-2820
https://www.hadomisaki-camp.jp/

◆瓶ヶ森第一キャンプ場(愛媛県西条市)


雲海と夕陽を観ることができる。

 四国最高峰の石鎚山を望める場所にある「瓶ヶ森第一キャンプ場」。

 駐車場に車を留めたら、そこからキャンプ場まで30分ほど歩くので、テントや寝袋、マット、食料などをザックに詰めて(また、キャンプ場にはトイレはありますが水道はないので、飲料水を持って行くことも忘れずに!)。ただ、この道中の景観も素晴らしく、晴れていればどこまで続くように壮大な石鎚山脈の峰々を眺めながら歩くことができます。


四国最高峰、石鎚山のパノラマを眺めながらキャンプ地へと向かう。

 キャンプ場に到着してからも、晴れていれば石鎚山を一望。笹原の中に西に開けたポイントがいくつかあるので、自分の好きな場所にテントを張りましょう。天候が良ければマジックアワーの美しい夕焼けが眼前に広がります。瓶ヶ森周辺は都市の光も少ないので、夜は満天の星空も見逃せません。

 また、キャンプ場から片道30分で瓶ヶ森山の頂上に行くことができるので、頂上からの景色を観に行ってみてもいいですね。

瓶ヶ森第一キャンプ場

所在地 愛媛県西条市西之川丁
電話番号 なし
https://ishizuchisankei.com/spot/spot03
※現在はキャンプ場の運営は行われておらず、場所は自由に利用できますが、自己責任の上でキャンプを楽しんでください。

◆お台場海浜庭園 オートキャンプ場(千葉県館山市)


テントサイトからの夕焼け。

「お台場海浜庭園」は、房総半島の最西端にあり、首都圏からも2時間程度で行ける観光地としても有名です。館山の先端の洲崎灯台の近くで、キャンプ場の目の前が海上交通の要衝のため、ひっきりなしにタンカーや客船や時には海上自衛隊の艦船が通るので船好きにはたまりません。

 キャンプ場は真西に向いて開けているので、晴れれば必ず夕陽が拝めます。海に沈んでいく夕陽は、やっぱり格別な風景です。さらに、空気が澄んでいる日は富士山を観ることもできます。

 場内には磯もあるのでファミリーなら子供と一緒に磯遊びもできるスポットがありますし、庭園の先は絶好の海釣りスポット、もちろん、のんびりと海散歩してもいいかもしれません。


館山は日本屈指の海上交通の要衝なのでいろんな船が通っていく。

 釣船宿などもキャンプ場周辺にたくさんあるので、早朝の釣船に乗って船釣りをした後にキャンプ場にチェックインして海鮮三昧などもできます。

 館山は、風が通年で強い場所なのでタープは張らずに風などに強いリビングタイプのテントを張ると快適に過ごせると思います。

お台場海浜庭園 オートキャンプ場

所在地 千葉県館山市洲崎908-22
電話番号 0470-29-0139
http://www.odaibakaihinteien.jp/camp.html


猪俣慎吾(いのまた・しんご)

キャンプが趣味のフォトグラファー。7年間広告写真家中村章三に師事。其の後個人スタジオをかまえ独立。広告・料理・アウトドアの撮影が主な得意分野であり、アウトドアを中心にフォトグラファーとして活動する傍ら、キャンプコーディネーターとしても仕事をしている。外ごはん文化を広めるためのアウトドアパーティーグループ「KIPPIS」を主宰。現在は息子と2人で日本のみならず世界へ父子キャンプに行っている。2017年に星空案内人®を取得。2019年から自ら開発した『プラネタリウムテント』で天の川の解説をしながら全国を回っている。発売中の『絶景CAMP GUIDE』(JTBパブリッシング)では、写真のほか、企画、キャンプ場の選定などにも参加。
http://www.photo-shingo.com/


絶景CAMP GUIDE

定価 1,540円(税込)
JTBパブリッシング

文・撮影=猪俣慎吾

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