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夜景がきれいなキャンプ場【3選】静かなキャンプ場から見渡す都会の煌めきに息をのむ!

CREA WEB / 2024年9月26日 17時0分


自然物でなくても素晴らしい景色がある。

 キャンプ場を探す時に、海や山などの景色のいい場所にテントを張って景色を眺めていると日々のストレスが消えていきます。けれど、何も自然だけが絶景ではないんです。

 実は筆者も夜景を観ながらのキャンプなんて「せっかく自然を楽しみに行っているのだから御法度では?」なんてつい最近まで思っていた1人ですが、訪れてキャンプをしてみたら価値観が変わってすっかり夜景を観ながらのキャンプの虜になってしまいました。

 秋から冬にかけては、空気が澄んで夜景がきれいな季節! 今回は、全国でも随一の夜景キャンプ場をご紹介したいと思います。


◆風葉キャンプ場(大阪府東大阪市)


夜ともなれば目の前に大阪の夜景が眼前に広がる。

 大阪府と奈良県の県境にある生駒山頂上付近には、大都市・大阪の街並みを見下ろすことのできるキャンプ場があります。

「風葉キャンプ場」は、2022年6月オープンしたばかりなので比較的新しいキャンプ場です。おすすめはBサイトもしくはCサイトで、テントの入り口を谷側に向ければ、いつでも大阪の街並みを見渡せるだけではなく、展望が良い時には淡路島や四国まで眺められることも。夏にはサイトから花火も観えるので、日程に合わせてキャンプするのもいいですね。


河内平野に広がる大阪の街並みや淡路島が見える。

 近くには生駒遊園地もあり、遊園地の遊具や子供達の賑やかな声が閉園まで聞こえています。歩いてでも遊園地には行くことができるので親子連れのキャンパーさんにも最適な場所です。お風呂は近隣の入浴施設もいいですが、キャンプ場には展望のいい貸切の露天風呂もあるので、利用してみてください。

 また、週末にはカフェの営業もしているので街並みを見下ろすことのできるテラスでゆっくりコーヒーを飲むのもおすすめです。

風葉キャンプ場

所在地 大阪府東大阪市上石切町2-1570-7
電話番号 090-5045-7800
https://www.kazeha.com/

◆くりの木キャンプ場(群馬県渋川市)


群馬の夜景が綺麗に静かに瞬いている。

 関東平野の奥の方にある群馬県の渋川市にある森林に囲まれたキャンプ場が「くりの木キャンプ場」です。

 都心から2時間と好立地な場所でありながら大自然に囲まれています。キャンプ場はとても静かで、ソロキャンパーやゆったり過ごしたい方向けのキャンプ場です。

 展望のいいサイトでテントを張って陽が沈めば、目の前に関東平野の夜景が広がり、天気のいい日にはスカイツリーも見えるほどです。音も本当に静かで遠くで煌めく街の灯が、まるで焚き火を眺めるかのような癒やしを感じることができます。朝には赤城山から日の出が上がり、その景色も素晴らしいです。


夜景をみることのできるサイトはキャンプ場内に点在している。

 以前来訪した時に、ムササビの赤ちゃんが保護されていて、関東でもこんな可愛らしい野生動物がいることに驚きました。

 キャンプ場付近の急な登り坂や場内の道は、車高を低くした車や大きいサイズの車種の一部は利用できないので事前が必要です。

くりの木キャンプ場

所在地 群馬県渋川市中郷2694-197
電話番号 080-6810-3144
https://c-kurinoki.com/

◆OIWAKE PARK(奈良県奈良市)


奈良盆地を一望できる高台にキャンプ場がある。

 奈良県と聞いて連想するのが、歴史的建造物に代表される東大寺大仏殿や世界最古の木造建築の法隆寺など、日本を代表する観光スポット。

 実は、奈良は四方を山に囲まれた盆地地形で、山の方にキャンプ場がたくさんあることはあまり知られていません。こちら「OIWAKE PARK」は、別名“夜景キャンプ場”と銘打っているほど、夜景が美しいことで有名。奈良盆地を見下ろす高台に位置しているので夜ともなれば奈良の街並みが一望できます。キャンプ場も静かでなにもせずにただゆったりと椅子に座りながら夜景を眺めるのが最高なんです。


近くには奈良を代表する観光地が沢山ある。

 キャンプ場は管理人さんが居ない無人状態のことも多いのですが、監視カメラできちんと管理されています。予約はLINEのみで、飛び込みでは行けないので行く場合は必ず前日までに予約しましょう。

 また、キャンプ場からほど近い場所にある霊山寺には、全国でも珍しいお寺が運営するお風呂があります。芯からあたたまる薬湯で身も心もリラックスしてくださいね。

OIWAKE PARK

所在地 奈良県奈良市大和田町1914-1
電話番号 非公開
https://oiwakepark.com/oiwakeparkyoyaku/


猪俣慎吾(いのまた・しんご)

キャンプが趣味のフォトグラファー。7年間広告写真家中村章三に師事。其の後個人スタジオをかまえ独立。広告・料理・アウトドアの撮影が主な得意分野であり、アウトドアを中心にフォトグラファーとして活動する傍ら、キャンプコーディネーターとしても仕事をしている。外ごはん文化を広めるためのアウトドアパーティーグループ「KIPPIS」を主宰。現在は息子と2人で日本のみならず世界へ父子キャンプに行っている。2017年に星空案内人®を取得。2019年から自ら開発した『プラネタリウムテント』で天の川の解説をしながら全国を回っている。発売中の『絶景CAMP GUIDE』(JTBパブリッシング)では、写真のほか、企画、キャンプ場の選定などにも参加。
http://www.photo-shingo.com/


絶景CAMP GUIDE

定価 1,540円(税込)
JTBパブリッシング

文・撮影=猪俣慎吾

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