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物価高の救世主!? 身近な野菜の葉や 根をもう一度育てる「リボベジ」に 挑戦してみよう。初心者でもOK!

CREA WEB / 2024年9月29日 17時0分


ビールの缶などでも手軽に育てることができる。

 大根の葉や、切り落としたコマツナの根を「このまま捨てるのはもったいない」と感じたことはありませんか。これらは再度育てて、おいしく食べることができるんです。初心者でも、庭がなくても気軽に始められる「リボベジ(リボーンベジタブル)」に挑戦してみませんか。

 庭仕事をライフワークにする音楽家・良原リエさんの書籍『もういちど育てる庭図鑑』から、コマツナやダイコンをもういちど育てる方法を紹介します。


まずはコマツナから始めてみよう


コマツナは初心者に最適。茎が丈夫なものを選ぼう。

 気軽に始めるなら、手に入りやすいコマツナがおすすめです。根元がしっかりしているタイプは水に浸けても腐りにくく、また根も出やすいからです。根が出れば、土に植え替えることができます。

 冬場なら、根が付いたままのコマツナが売られているのを見かけます。これらはすでに根が出ているので、直接、コンテナに植えています。そんな適当な扱いにかかわらず、ちゃんと根付き、萎れることなく元気に育ちます。

コマツナをもう一度育てる方法


鉢は軽く、扱いやすいプラスチックのものでOK。

1. コマツナの根元を3~5cm残して切り、水を薄く張った容器に置く。茎が水に浸からないようにする。

2. 毎日~数日ごとに新鮮な水に取り替える。

3. 根が出たら、土に植え替える。


ワインの紙パックも鉢がわりになる。底面に目打ちやキリで穴を開けて、水抜き穴を作ってから使う。

ダイコンやカブは水栽培できる


カブやダイコンは水栽培できるので気軽に始められる。

 カブやダイコンの根元を切って、水に浸ければ葉が伸びます。少量ですが、葉を収穫できます。

 水栽培をしてみて、育つ様子が楽しいと感じたら、もう少しがんばってみてはどうでしょう? ダイコンの根元は、土に植え替えると、不思議と元気になります。春が近づけばとう立ちし、白や薄紫がかった可憐で可愛い花を咲かせます。この花や、花の後にできる若い鞘も、かすかにダイコンの味がして美味しいですよ。

カブ&ダイコンをもう一度育てる方法


茎が水に浸からないように注意。

1. カブやダイコンの根元を薄く切り落とし、水を薄く張った容器に置く。茎が水に浸からないようにする。

2. 毎日~数日ごとに新鮮な水に取り替える。

3. 根が出たり、成長が見られたりしたら、土に植え替える。


土に植え替えると長く収穫を楽しめる。

葉を収穫したらふりかけを作ってみよう

■カブの葉のふりかけ


収穫した葉で作るふりかけは格別。

1. カブ(またはダイコン、ハツカダイコンなど)の葉を粗みじん切りにする。

2. フライパンに米油をひき、1を入れて炒める。しんなりしたら、鰹節、ちりめんじゃこ、干しあみえびを加え、からりとするまで炒めて、塩、醤油で調味する。

良原リエ(よしはら・りえ)

音楽家。アコーディオンやトイピアノ、トイ楽器の演奏、さまざまなジャンルの音楽制作に関わる。庭仕事は一番のライフワーク。特にハーブや雑草をこよなく愛する。都会の住宅街で、多様な生きものが棲むビオトープガーデンを目指し、実験を重ねている。著書に『食べられる庭図鑑』『たのしい手づくり子そだて』『まいにちの子そだてべんとう』(アノニマ・スタジオ)、『トイ楽器の本』(DU BOOKS)、『音楽家の台所』(コノハナブックス)など。
Instagram:@rieaccordion


もういちど育てる庭図鑑

定価 1,980円(税込)
アノニマ・スタジオ

※本書では、食材だった植物を栽培し、収穫物を食用として利用したことを紹介していますが、あくまで著者の経験によるものであり、食べられることを保証するものではありません。
※本書で紹介している栽培や育成方法、植物の生長などは関東南部を基準地としています。お住まいの地域、環境、品種によって異なります。

文・写真=良原リエ
写真=馬場わかな

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