岡本翔子の星占い 【水瓶座】10月の運勢 「砂漠が美しいのは」

水瓶座

1月21日～2月18日生まれ

What makes the desert beautiful is that somewhere it hides a well.
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ」

　2024年の中で10月はちょっと特別な時期。今後、長期に渡りあなたに影響を及ぼす破壊と再生の星、冥王星。この星が先月初めから11月下旬まで水瓶座を去るのです。今年に入ってから漠然とした重圧を感じていた人に朗報です。

　さらに嬉しいことに、幸運の象徴・木星や活力を授ける太陽、コミュニケーション能力をもたらす水星が、調和角となり水瓶座を応援しています。10月は“旅と学び”が幸運のキーワードです。

　実際に旅に出るのもいいし、新しい価値観や世界の見方を教えてくれる知識を得て、精神の旅に出かけるのもいい。このメッセージは『星の王子さま』で知られるフランスの作家、操縦士、サン・テグジュペリが残した言葉です。

　無の象徴である不毛の砂漠に美を見出す感性があれば、厳しい現実の中に“奇跡”を起こすことだって可能です。何も難しいことではありません。そもそも水瓶座には、独創性やユニークな視点が備わっているからです。

　できれば一度も行ったことがない場所に一人で、また友達を誘って旅に出ましょう。今のあなたならどんな場所に出かけても、その土地特有の美しさや豊かさを感じることができます。

幸運の鍵は……？

　また海外に住む人と交流するのも幸運の鍵です。外国人観光客が喜びそうなアイデアを考えてみるのも吉。アッと驚くヒット商品などを生み出せるかもしれません。

　10月半ばは愛を試されるような出来事も。「一人の方が気が楽だ」という考えから、別れを決意する人もいそう。仕事では年上の女性と衝突しないように。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の水瓶座を運行するのは10月12日（土）未明～10月14日（月）夜明け頃まで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE