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猛暑を耐えた身体に薬膳のご褒美を世界各国の植物療法を取り入れた原宿・木馬の薬膳カレーで“整える”

CREA WEB / 2024年10月2日 11時0分


「植物最高カレー」ハーブティーつき1,600円。

 猛暑日が長く続いたせいで、夏の疲れを引きずったまま秋を迎えていませんか。急激な季節の変化で体調を崩しがちな今、おすすめなのが、世界中の植物療法を取り入れた「木馬®(もくば)」のグルテンフリーの薬膳カレー。

 下北沢にあるハーブ専門店「ネロリハーブ」のオーナーで植物療法士の菅原あゆみさんが監修し、植物についてあらゆる角度から学んだ全知識がメニューに詰まっています。

食事そのものが薬! 食べておいしい、健康にもいい薬膳


薬膳酒バー「木馬®」。

 9月20日から薬膳カレーランチをはじめたのは、原宿の薬膳酒バー「木馬®」。店内には、植物を漬けた薬膳酒がずらりと80種も並んでいます。


カウンターの奥にはさまざまな種類の薬膳酒が並ぶ。

 薬膳酒とカレーの監修しているのは、植物療法士の菅原あゆみさん。英国式植物療法や漢方、アーユルヴェーダ、和漢など、世界中の植物療法について学び、研究している菅原さんならではのメニューです。


「植物最高カレー」ハーブティーつき1,600円。

 カレーに使われている植物は、なんと40種以上。ターメリックやカルダモンなど、一般的なカレーにも使われるハーブの他、滋養強壮の漢方といわれるマカや、冷え性改善の当帰(トウキ)、PMSの緩和などに役立つチェストツリーなど、免疫力を高めて体を整える薬効のあるものばかり。

 特に、冬虫夏草は貴重なため、高値で売買されている生薬。鎮静効果と免疫向上効果にすぐれ、古くから東洋医学で使われてきた歴史があります。また、植物の薬効成分は、水よりもアルコールに溶け出しやすいので、一部の植物は紹興酒に漬けてからカレーに使っているそう。

「インドでは毎日スパイスカレーを食べるのですが、台所を担う人が日々の気温や家族の疲れ具合などを見て、その日その日に合うスパイスを調合してカレーを作っているんです。食べ物がそのままお薬になり、植物療法になる。木馬でも、おいしい、というだけでなく、おいしくて体のためになる食事を楽しんでいただきたいです」(オーナー・新羅さん)

80種の薬膳酒で、冷え性、花粉症、アンチエイジングケアに


それぞれの薬膳酒に効能が記されている。

 ランチタイムに一緒に楽しめるのは、日々ブレンドが変わるハーブティー。ハーブラッシーや梅黒糖サイダーも注文でき、希望があれば薬膳酒も飲めるそう。


梅黒糖サイダー 800円。

ハーブラッシー 800円。

「ラムやウォッカ、ウイスキー、焼酎などに植物を漬け込んだ薬膳酒は、悩み別に注文することができます。たとえば整腸ブレンドには、殺菌効果のあるクローブや消化機能を助けるペパーミントなど、約20種類を配合。一杯飲むだけで、たくさんの植物の力を得られるブレンドになっています」(広報担当・小林さん)

 他にも、エキナセアを使ったアレルギー・花粉症ブレンドや、ハトムギやローズをブレンドした美肌とアンチエイジングケア、安眠や高血圧、冷え性を改善する薬膳酒など、日頃の不調を整えるお酒がいっぱい。

「薬膳酒は、普通にお酒を飲んだときと違って、むくんだり睡眠の妨げになったりしない感覚があります。代謝を上げ、老廃物を流して腸内環境を整えてくれるので、なんとなく疲れている、体が重い、というような特に原因が思い当たらない不調のときも、めぐりがよくなるんです」(オーナー・新羅さん)

対処療法はもうやめる!  植物で変わる暮らし方


オーナーの新羅慎二さん。湘南乃風のメンバーとして活躍しながら、植物療法にも関心を抱き、お店をオープンするほどに。

「木馬」のオーナーは、アーティストとして多忙な日々を送っている新羅慎二さん。レゲエグループ・湘南乃風としての活動の他、ラジオやドラマ出演などのソロ活動もあり、体のバランスが取れなくなった時期があったといいます。

「コロナ禍が明けて、やっとライブができるようになってすぐのころは、何日も続けてライブするような日々だったんですね。無理していたら、あるとき喉が腫れて声が出なくなってしまって。はじめはステロイドで対処するしかなくて、声はもちろん出るようになったのですが、体への負担が大きくて。これをずっと続けているのはよくないなと思って、そのころから植物療法を取り入れるようになりました」

 植物療法で自身の不調が好転したことをきっかけに、アトリエだった場所を改装し、1年前にBAR「木馬®」をオープン。菅原さんとはじめた「植物最高ラジオ」がポッドキャスト医学部門で1位を取るなど、世の中の関心の高さを目の当たりにしているそう。


落ち着いた雰囲気のバーカウンター。

ゆったりとくつろげる小上がりのスペースも。

 店内はすべて廃材を利用し、カウンターには熊本の自然災害で出てしまった材木をリユース。新しいものを買わず、家具は家から持ち出すなどして、環境によい店づくりをしています。

 これからさらに季節が冬へと移り変わり、冷えや乾燥、年末年始に向けての胃腸管理や忙しくて睡眠時間が取れないなど、体調を整えるのが大変な時期がやってきます。薬膳を取り入れてレジリエンスの高い体作りをしていきましょう。

木馬®


薬膳酒バー「木馬®」。

所在地 東京都渋谷区神宮前3-28-8 3F
電話番号 03-6844-3934
営業時間 Lunch&Cafe 11:30~17:00 Bar 19:00~24:00(日曜はBAR定休)
Instagram @mokuba.harajuku

文=吉川愛歩
写真=山元茂樹

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