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【大阪府・枚方市】懐かしいおやつ“ たまごボーロ”をスペシャルな存在に! 「たまごボーロ専門店 Le Coco(ルココ)」

CREA WEB / 2024年10月13日 6時0分

 幼い頃、誰もが口にしたことのある「たまごボーロ」。探すと、今でもお菓子売り場の隅っこに小袋で並んでいる懐かしいお菓子。

 ボーロとは、ポルトガル語でお菓子の総称。室町時代末期以降にポルトガルやオランダなどから伝わった南蛮菓子が、今現在売られているお菓子につながっていることを知ると、ドラマチックで感動しますね。

 そんな「たまごボーロ」の専門店が、大阪・枚方市にあります。お店の最寄駅は、JR学研都市線長尾駅。閑静な住宅街を歩くこと十数分。ごく普通の住宅に囲まれて、「たまごボーロ専門店 Le Coco(ルココ)」はありました。 


たまごボーロの他、クッキーやシフォンケーキも販売。

 店内で見つけた「たまごボーロ」は5種類。どれも高級なお菓子のような小袋に入っていて、ひとつ120円!

「プレミアムボーロ」は、名古屋コーチンの卵、北海道産てん菜糖、北海道産馬鈴薯でんぷんを使った、まさにプレミアムなたまごボーロ。一番人気の商品だそう。

 フレーバーはショコラ味、いちご味、メープル味の3種類。


「プレミアムボーロ」120円。ショコラ、いちご、メープル 各1袋120円、「アレルギー対応ボーロ」120円。

 どれも1粒食べると、卵の風味が口にほんのり広がります。カリッとした食感も楽しい。1粒ずつ、次々に口に入れて味わううち、あっという間に1袋食べてしまいました。

 上品な「ショコラ」、甘酸っぱい「いちご」、芳醇な「メープル」。どこか懐かしいのに、今まで食べたことのない、上質な味わい。小さな子供や年配者だけでなく、身近な食いしん坊にプレゼントしたくなります。

卵にこだわったボーロが誕生


店内の奥の厨房でクッキーやケーキが作られています。

「たまごボーロのメーカーは、全国に4社。ルココのたまごボーロを作っているのは、私と主人の大学の後輩が営む国内生産第2位のメーカーです。初の専門店を開くにあたり、まず、お祝いや大切な方へのギフトに使ってもらえるような、特別な材料で今までにないボーロを作ろうと決めました。

 卵は、平飼いの鶏のものや餌にこだわったもの、烏骨鶏のものまで。砂糖は、黒砂糖をはじめ色々と。馬鈴薯でんぷんもピンからキリまで。次々に作っては食べ比べをして、プレミアムボーロを完成させました」と、代表の藤原麗さん。

 通販が勢いに乗りはじめた2013年頃のこと。ネットショップや通販事業の経験のあるご主人との共同経営で、2014年に「たまごボーロ専門店」としてネットショップをスタート。

「プレミアムの次は、子供が卵、牛乳、小麦粉のアレルギーで、どうしてもアレルギー原料28品目不使用のボーロを作りたかった」と藤原さん。淡緑色のパッケージのそれには、鉄分、カルシウムも配合して、サプリメントとしても最適なお菓子にしたと、藤原さんは言います。

 食べてみると、卵が入っていないのに、たまごボーロと同じ優しい風味とカリコリした食感。卵を使っていないボーロと知らずに食べてもおいしいのです。アレルギーの方はもちろん、誰が食べても安心のおやつ。


「カットシフォン」250円(ホール 1,500円は前日までに予約が必要)「クッキー」1袋 150円なども販売。

 店内奥の厨房では、スタッフがクッキーやシフォンケーキを作っています。ウサギやハリネズミ、自動車の形のサクサク食感のクッキー、ふわふわ、むちむちのシフォンケーキなど、どれもシンプルな材料で無添加。手仕事でていねいに作られています。そんな安心のおやつを求める客が、遠方からも訪れるのだそう。中でも、いちご味のボーロを使った花形のクッキーが、たまごボーロのお店らしくて素敵。

「愛情あふれる手作りにこだわって誕生したのが、メレンゲボーロ。材料は、卵白と馬鈴薯でんぷん、砂糖だけ。お菓子作りのスタッフと開発したんです」と藤原さんはにっこり。


カラフルなメレンゲボーロ。

 小さく絞って焼き上げたものを乾燥させ、たまごボーロと一緒にギフト缶に詰めて販売。カラフルなメレンゲだけでなく、たまごボーロを使ったクマのメレンゲが2個入っていて、とても愛らしい。可愛くて食べられない!


「アソート缶」各1,404円。

 たまごボーロを使った「たまごボーロアイス」も、お店を訪れたら、注文したい一品。たまごボーロの食感と優しい味わいがアイスクリームと一緒に楽しめます。


「たまごボーロアイス」300円の他、マホロバ珈琲堂のコーヒー400円や「ゼリーポンチ」400円なども販売。(画像~ルココ提供)

「たまごボーロ専門店として、ネットショップで全国から注文いただき、イベント出店などでも知ってもらえるようになりました。実店舗は最寄り駅から遠い住宅街にあります。2022年にリニューアルした際、豊穣や愛を司るメソポタミアの女神・イシュタルにちなんで『イシュタルの台所』とネーミングしたお店。子供が小さくて仕事がしにくいご近所の女性たちや、地域でがんばっている様々なお店のヘルプができる場にしていきたい」と藤原さん。

 プレミアム材料を使ったものやアレルギー対応のたまごボーロが時代の求めるおやつとして生まれたように、これからも新しい何かがここから誕生するかもしれませんね。

たまごボーロ専門店Le Coco(ルココ)


外観。壁面に「イシュタルの台所」とあり、取り扱っている近隣のお店の店名が描かれたフラッグも。

所在地 大阪府枚方市長尾元町7-4-20 イシュタルの台所
電話番号 072-865-6767
営業時間 11:00~17:00、土曜は11:00~16:00
定休日 水・木・日曜、祝日
Instagram @tamago.bolo
https://tamagobolo.com/

文・撮影=そおだよおこ

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