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「もうこれ以上脱げないくらい…」THE RAMPAGE武知海青がブレない自信を手に入れた理由

CREA WEB / 2024年10月14日 11時0分


武知海青さん。

 体脂肪率3%という鋼の肉体を持つTHE RAMPAGEの武知海青。鍛え抜かれた肉体美を収めたボディ・ビジュアルブック「BULLET」が9月19日発売に。TBS系「最強スポーツ男子頂上決戦」を現在2連覇中、今年2月にはプロレス団体DDTからデビューを果たし、今“流れが来ている”武知に、インタビューした。


もうこれ以上脱げないくらい、肉体をさらけ出している


武知海青(THE RAMPAGE)『BULLET』より。(幻冬舎)

――この写真集で気に入っているカットはありますか?

 後半部分がすごい気に入ってます。自分で今見ても、ここまで攻めてるんだってびっくりするくらいのカットがたくさんあるので、そこは注目してほしいなと思います。後半部分は、26歳のひとつの節目じゃないですけど、今までの自分をぎゅっと詰め込んだ写真になっていると思います。多分、将来見返してもこのとき頑張ってたんだなあって思える写真集になっていると思います。

――「攻めてる」というのは、どんなところで思いますか?

 もうこれ以上脱げないくらいに肉体をさらけ出しています(笑)。実はここまでの撮影があるってことは、最初のうちは決まってなかったんです。でも、「こうしたほうがもっと体が美しく見えるんじゃないの?」という提案をいただいて、挑戦してみようと思いました。

――後半の「攻めてる」カットの中に、すごくリラックスしていて満面の笑顔の写真がありますね。

 最後の方に撮影したのでリラックスしてるし自然体です。前半のほうが「キメキメ武知海青」ですね。後半は、気持ち的にも表情的にも、ありのままの自分をさらけ出しています。笑顔の写真のときは、カメラマンさんと雑談していたときですね。写真集を見た人から、笑顔を褒められることは多いです。

――写真集をメンバーの方は見てくれましたか?

陣さん、(川村)壱馬さん、(吉野)北人さん、(藤原)樹が見てくれたんですが、みんな、ページをめくるごとに声があがっていました。1ページめからおしゃれだねって言われました。

――弱音を吐きたいときは家族に電話したりしているそうですが、メンバーとも共有したりしますか?

 陣さん、ヤマショーさん(山本彰吾)、(川村)壱馬さんの三人は、僕が何も言わなくても気付いてくれますね。僕が弱っている状態に気付かれたくないタイプだってことを知ってるので、「今しんどいでしょ?」みたいなことは絶対言ってこなくて、ただ近くにいて話を聞いてくれたり、ご飯に連れていってくれて、本当に他愛もない話をしてくれます。

 僕は何時間か話をしたら、自分を回復できる人間なので、そういうことに気付いてくれてるのはありがたいですね。他のメンバーも、微々たる僕の違いを汲み取って支えてくれてるなって思います。

少しずつでも結果を出し続けることで、自信に繋がった


武知海青さん。

――いろんなシチュエーションで体を鍛えると思いますが、写真集ではどのような準備をしましたか?

 ボディメイクの大会では、最終的に水抜きをして、より人間の体を映し出すんですけど、写真集だと、そこまでやってしまうと「美しい」を通り越してリアルさが出すぎてしまうと思うので、今回は水抜きはせず、筋肉が美しく見えるような中間地点を探るような研究をしました。

――美容面のケアはいかがですか?

 基本的に顔回りには時間をかけてお手入れしています。お風呂上りにもパックをしますし、化粧水、乳液、美容液、クリームまで塗るので、結構時間をかけている方だと思います。メンバーも美容には気を使っているけど、情報交換はしていないですね(笑)。僕はいろいろ試すというよりは、お気に入りの決まっているものをずっと使っています。

――体を鍛えることで、メンタルに良い影響はありますか?

 僕にとって体を鍛えることは、ゲーム感覚に近いかもしれないです。もともとメンタルが強い方ではないので、少しずつ「これができるんだ」っていう発見を見つけながらやっています。「これができたら、今度はこれもやってみよう」みたいな、自分の中での発見を増やしていってあげることで、楽しいマインドでトレーニングできるようにしています。

――武知さんが自信が持てるようになったきっかけはありますか?

 昔は大きく見せるために大きなことを言っていました。ただ理想を語るだけで、理想と現実のギャップに気付かされて落ち込むということを繰り返していました。でも、今は自分のやったことに「結果」がついてきているし、その「結果」を信頼してくれるメンバーやファンの方がいてくれるので、それが自ずと自分の自信に繋がっていると思います。

明日は無理でも、一年後には必ず変われる


武知海青さん。

――先ほどの撮影のときも、褒められても謙遜されていましたよね。

 三年前くらいに、占い師さんに鑑てもらったことがあるんですけど、僕の場合、大口をたたかなかったらうまくいくと言われたんです(笑)。素直にそれを信じて、謙虚な姿勢でいながら影で一生懸命トレーニングをしていたら、結果がついてきました。なので結果についても、ことさら大きく語らず、謙虚にいるようにしています。

――読者やファンの方に向けて、良い意味で“変化する”ためのアドバイスはありますか。

 明日変われって言われても変われないと思うんですけど、一年後に変われって言われたら、変われると思うんです。そんな風に、長い目で見て考えると、やれることっていろいろある。自分は5年後、10年後のことを想像したりビジョンを持って行動しています。

 例えば、明後日デートがあるから変わりたいって思っても難しいですが、一年後に好きな人ができるかもしれないから、今から準備しておこうと考えたら、実現しやすいと思います。その積み重ねで、どんどん変わっていけると思います。

――写真集のインタビューで、将来は大学に進学したいという夢もあると語っていましたね。

 自分はプレイヤーをずっとやっていくというよりは、支える側に立つほうが合っているんじゃないかと思うことが多いんです。30代になってからだとは思うんですけど、国家試験を目指して勉強して、その知識を生かしながら誰かのために動き続けたいと思っています。もちろん、自分が輝き続けられる限りは、表舞台に立っていると思いますけど、いつかそういうタイミングが来たら。

 20歳くらいからセカンドキャリアについて考え始めて、体を鍛えることから繋がって、ゆくゆくは理学療法士や柔道整復師やマッサージ師や鍼灸師なんかの国家試験を取得したいと思っています。今はそのための道を作っている段階ですね。

武知海青(たけち・かいせい)

1998年2月4日生まれ。THE RAMPAGE のパフォーマー。幼少期に水泳でジュニアオリンピックに出場、柔道黒帯など抜群の身体能力を誇る2019年にはボディコンテストに出場し、その鍛え抜かれた肉体で、スタイリッシュガイ部門総合優勝を獲得した。今年2月には DDTプロレスにてリングデビューし、9月27日に2戦目を終える。

文=西森路代
撮影=今井知佑
スタイリスト=山田莉樹
ヘアメイク=OYA(KIND)

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