岡本翔子の星占い 【双子座】11月の運勢 「私は成功を夢見たことはない」

双子座

5月21日～6月21日生まれ

I never dreamed about success. I worked for it.
「私は成功を夢見たことはない。それのために働いただけだ」

　2024年後半は、双子座にとって最大の幸運期ですが、頼みの木星が先月から逆行しています。木星の逆行は来年の2月頭まで続きます。初夏以降、順調に進んでいた物事はややトーンダウンしそうです。

　11月の双子座は、興味があちこちに分散しやすく、集中力に欠ける傾向があります。隣の芝生は青く見えます。人生がうまく行っている人を見ると、焦りを感じてしまいそう。

　今月のテーマは、“自分に課せられた義務を果たし、労働に勤しむ”。真面目で地味過ぎるテーマに見えますが、ストイックに自分を律することは美しいと思えれば、魅力的に見えてきます。

　このメッセージは、自身の名を冠した化粧品ブランドを創設したエスティ・ローダーが残した言葉です。ただただ働いただけで、大成功を収めた彼女。今や、お馴染みのクリニークやアヴェダ、ジョー マローンなども傘下に収めたブランドカンパニーになっていると聞くと「すごい！」と感動させられます。

　きっと彼女は、労働の尊さや面白さを知っていたのでしょう。いやいやではなく自分の仕事に専念出来れば、よい結果を残すことができる時期。また後輩を育てることがあなたの将来に利益をもたらすとの暗示も。

くれぐれも見直しを忘れずに

　11月下旬は見通しの甘さで文書関係のミスや、ダブルブッキングなどが起こりやすい。くれぐれも見直しを忘れず、トラブルを未然に防ぐ努力を。

　また「言った。言わない」という言い争いにならないように、内容を期日付きで書き記しておくと自分を守れます。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の双子座を運行するのは11月16日（土）夕方～11月18日（月）夕方まで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE