CREAも参加！ 生理、妊活、体の悩み…「女性の快適な毎日」のための“最新”が集まった「Femtech Tokyo」をレポート

　フェムテック・フェムケア製品が一堂に会する展示会「Femtech Tokyo」が、2024年10月17日（木）～19日（土）まで東京ビッグサイトで開催されました。

　連載企画「フェムヘルス ラボ」で女性の生涯にわたる健康について情報を発信をし続けているCREAもメディアパートナーとして3年連続でブースを出展。活気溢れる会場の様子をリポートします！

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フェムテックの展示会に3日間で約1万人が来場！

水原希子さんの表紙が印象的な『CREA Due ベストフェムケア2024』。

　3回目の開催となった「Femtech Tokyo」。今年は、「一緒に踏み出そう」をテーマに、フェムテックについて知識がある人もない人も、すでに実践している人もしていない人も、みんなが一緒に踏み出せる場になるようにとの思いから、啓蒙を中心とした展示や体験型のブース、講演会などさまざまな企画が用意されていました。

そんな中、CREAブースでは、10月16日に発売されたMook『CREA Due ベストフェムケア2024』や女性の性に関連した書籍の展示・販売を行いました。水原希子さんの表紙やポスターが遠くからでも目を引き、たくさんの方に足を止めていただきました。

「Femtech Tokyo」と「女性のウェルビーイング推進EXPO」を総称し、総合展『Fem +（フェムプラス）』としてさらにパワーアップ。

“おいしさ”で女性の365日をサポート

年代別“みんなの生理あるある”を書くと「α-LunA チョコレート」がいただけることもあり、ブースは多くの人で賑わっていました。

　鮮やかなオレンジ色が会場でも一段と目立っていた明治のブース。チョコレートをはじめとしたお菓子の会社らしく、女性の毎日においしく寄り添う、食べる・飲む「フェムニケアフード」として誕生した、「α-LunA（アルファルナ）」シリーズを紹介していました。

ドラッグストア、Amazon、楽天市場などで、「α-LunA」シリーズの購入が可能。

　もっとも手軽な「ミルクチョコレート」、コーヒーなど飲み物や料理に混ぜて使える「パウダー」、気分転換にぴったりの「ドリンク（カフェオレ風味、ミルクティー風味）」、美容にうれしい成分も入った「顆粒（レモンミント風味）」。

　各アイテムには、同社の粉ミルク開発から発見された、生乳に含まれるたんぱく質の一種「アルファ-ラクトアルブミン」を配合し、生理の時期も含めた女性の365日をサポート。チョコレート開発や粉ミルク開発、明治ならではの各部署の叡智を集め、おいしさには徹底的にこだわったというそれぞれの味を、ぜひ試してみて！

サプリメントで、“毎日をわたしらしく”をサポート

「わたしプロローグ」は1日2粒を水と一緒に飲んでもいいし、噛んで食べてもほんのり甘くておいしい。

　カルピス®でおなじみのアサヒグループ食品のブースでは、カルピス®に由来する研究で発見された乳酸菌「CP2305ガセリ菌」を配合したサプリメント「わたしプロローグ」などを展開。

購入は、カルピス健康通販、楽天市場、Yahoo!ショッピング公式サイトで。1袋60粒、一日摂取目安量2粒 2,210円。

　人類の誕生から共に腸の中で健康のために働いてきた「菌のチカラ」を信じ、近年、研究が進んでいる「脳腸相関」のメカニズムに着目して生まれた「わたしプロローグ」は、機能性表示食品として月経にまつわる機能性の訴求が日本で初めて可能になったサプリメント。臨床試験では、生理周期が安定している健康な女性の生理前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気をおだやかにしてくれる機能が報告されています。

　日々、移ろいがちなココロ模様が、パッケージの空のようにおだやかで美しくいられるように。毎日2粒の習慣を始めてみましょう。

卵巣の若々しさに着目した妊活サプリ

産婦人科など医療機関専門サプリとして長年販売していた「PQQ（ピロロキノリンキノンニナトリウム塩）」をより身近に活用できるようにしたのが「セルアライブ PQQ配合サプリメントN」。62粒 4,860円（編集部調べ）。

　今では当たり前にドラッグストアで購入できる妊娠検査薬、実は、ロート製薬が1992年に日本で初めて一般医薬品（OTC）として妊娠検査薬「ドゥーテスト」を発売したという歴史があります。

目薬やスキンケアだけでなく、女性の健康や社会進出を支えるサプリメントなども数多く取り扱っているロート製薬のブースでは、「セルアライブ PQQ配合サプリメントN」を発見。これは、卵巣の環境を考えた妊活サプリとして、『CREA Due ベストフェムケア2024』にも登場しています。妊活を考えている人にはもちろんのこと、若々しくありたい女性にもおすすめです。

広がれ！　ナプキン備品化プロジェクト

ナプキン備品化プロジェクト「職場のロリエ」を導入する企業が少しずつ増えてきています。

　製品そのものではなく、企業の取り組みを紹介していたのが、花王のブース「職場のロリエ」。トイレットペーパーと同じようにナプキンを備品化しようというプロジェクトで、賛同を得られた企業に対して花王は専用BOXを無償提供しています。

　社内調査などをした結果、生理にまつわる隠れた困りごとが多いのは職場であることが判明。職場は1日のうち長い時間を過ごす場所だからこそ、常にお手洗いにナプキンがあれば、突然生理がきたときや予備のナプキンを忘れてきてしまったとき、会議続きで自席にナプキンを取りに行けないときなどでも安心。心配事がなくなったことによる安心感、それが結果として仕事効率のアップにもつながることを社会全体に広めていきたいというのがプロジェクトの目的なのだそう。

　専用BOXが当たり前の風景になる日が来ることを期待！

機能性と快適さを兼ね備えたインナーの展示＆販売

市場のように買い物客とコミュニケーションを楽しめる場をイメージしたアツギの「フェミサポマルシェ」。

　昨年のフェムテックトーキョーで「買えないの？」の声が多かったことから、今年のアツギのブースでは「フェムサポマルシェ」と題し、来場した方々がスタッフとの対話を楽しみながら商品の購入もできる形を採用。

　レッグウエア、サニタリーショーツ、「着る温活」、睡眠をサポートするパジャマなどの展示＆販売、更年期世代に向けた新製品インナー「yuragini」シリーズの展示などで好評を博していました。

　インナーウェアやストッキングなどは肌にいちばん触れるアイテム。だからこそ女性をサポートできることが多く、各アイテムに優れた機能性を持たせながらも、心地よさに包まれるような肌触りも追求しているそう。肌にストレスを感じさせないことで、日々を快適に導いてくれるというこうとです。

自分の体をもっとよく知るきっかけに

ブランドアンバサダーを務める水原希子さんがカラーやデザインをプロデュースしたアイテムも人気。

　デリケートゾーンケアとセルフプレジャーに関連するアイテムを取り扱うiroha。カラフルで可愛いデザインのセルフプレジャーアイテムは、見ているだけでもハッピーな気持ちになります。

水原希子さんがカラーをプロデュースした、小さな幸せの花言葉を持つすみれ色の「iroha＋【YORUKUJIRA】」12,000円、はまなす色の「iroha stick」1,480円。

　これまで、セルフプレジャーを遠い存在と感じていた人も多いはず。しかしirohaでは、「このごはん、おいしいよね！」と同じテンションで向き合える存在になることを目指しているのだそう。なぜなら、セルフプレジャーによって女性は自分の体をより深く知ることができるし、リラックスしながら自分と素直に向き合う時間が持てるから。

　柔らかな質感やソフトなタッチのものなど、初めての人にも安心のアイテムも多いので、最初の一歩を踏み出すのにもおすすめです。

　自分を快適に導いてくれるアイテムや取り組みがこんなにたくさんあるのだから、生理や性にまつわるトラブルや困り事をそのままにしないで、今日をきっかけに、自分らしい一歩を踏み出すのにもいいかもしれません。

文＝今富夕起
撮影＝鈴木七絵