『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』や『涙の女王』の悪役で話題に! パク・ソンフンが俳優になろうと決意したとき
CREA WEB / 2024年11月10日 11時0分
『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』や『涙の女王』に出演し、悪役の演技で強い印象を残したパク・ソンフン。日本では出演作『地獄でも大丈夫』が公開になるほか、『イカゲーム2』への出演でも注目の俳優だ。そんな彼が日本で初めてのファンミーティングのために来日した。
俳優を志して大学で演劇の勉強をしていたことや、若者と文化の街・大学路(テハンノ)での演劇の日々などについて語ってくれた。
ファンミーティングのために歌のレッスンを
――今回はファンミーティングのための来日になりますが、これまで日本に来ての思い出はありますか?
二年前になりますが、京セラドーム・大阪で「2022 MAMA AWARDS」(CJ ENM主催のアジア最大級の音楽授賞式)がありまして、そのときにレッドカーペットイベントに参加するために公式に日本に来たことがあります。
僕は日本の食が大好きなので、プライベートでも時間ができるたびによく来ているんですよ。
――日本ではどんなところに行っていますか?
東京、大阪、福岡……どの都市も大好きなんですけど、やっぱり東京は規模が大きいですし、見どころも多くて、楽しい場所もたくさんありますよね。だから、一番よく来るのは東京ですね。
食べ物は、けっこうどんなものも好きなんですけど、特に好きなのは、お寿司。それから麺類もよく食べます。うどんも食べますし、ラーメンはやっぱりいいですね。
――今回のファンミーティングはどのような準備をされましたか?
ファンの皆さんとはいつかお会いしたいとずっと思っていたんですが、遂にお会いできるということでドキドキして過ごしてきました。歌を二曲歌うのですが、あまり上手ではないので、この日のためにレッスンを受けて、準備を続けてきました。
俳優になろうと決意したとき
――パク・ソンフンさんが俳優になったきっかけについてもお聞きしたいのですが、幼い頃から俳優や芸能界に憧れを持っていたのでしょうか?
特にこれといったきっかけがあったわけではないんですよね。でも、誰もが人生において一度くらいはテレビに出てみたいなとかって思うことってあるんじゃないかと思うんです。それが僕にとっては大学入試を控えた頃でした。
その頃、進路についてとても悩んでいたんです。そのときに、俳優をやってみようかという気持ちが芽生えてきて、漠然と俳優をやってみようかと思いついたんです。そこで、演劇のレッスンを受けたりして、挑戦することにしました。
――そこで何か手ごたえを感じたのでしょうか?
そうですね。レッスンで演技をしたときに手ごたえは感じていました。大学でも演技の勉強をしまして、演劇の公演もしたんですけど、そのときに自分は演技の道に進もうと決心することになりました。
――その後、転機になったと思えた作品はありましたか?
今の話に関わってくるんですけど、大学では演劇映画科というところで学んでいました。そこでは、一学期ごとに演劇の公演をしないといけなかったんです。
僕は大学に入ってしばらくは、存在感があまりない学生だったんですけど、あるとき教授が公演の主人公に抜擢してくれました。それまで、特に目立たなかった僕が主人公を演じるということで、周りの友人たちからも「大丈夫かな?」と心配されているような視線を感じていたんですけど、稽古を重ねるうちに、僕自身も徐々に自分の演技に対して自信が湧いてきて、公演中も見てくれていた友人たちも前のめりになってきて。
最後にカーテンコールがあったときには、大きな拍手を頂きました。このときに達成感を感じて俳優になろうと決意しました。
コンプレックスが自分の原動力に
――ご自身では、大学に入ったときに存在感がなかったとおっしゃいますが、今のドラマなどを見る限りでは、想像がつかないですね。
大学の演劇映画科のようなところに入ってくる学生というのは、すごく明るくて、社交的で、また才能を持った人が多いんです。そういう人たちの中にいると、僕は特に才能はないし、内向的で人見知りだったので、そこまでの存在感はない学生でした。
――そういう存在感のない学生だったと自身でおっしゃるパク・ソンフンさんが、現在に至るまでで、どのように変化しましたか? 社交的になったりとかしましたか?
コンプレックスが自分の原動力になりました。学生時代は存在感がなかった上に、俳優を志しているというのに、人前に立つことすら怖いと思うような感情も持っていたんです。演技力も特にずば抜けて持っているというわけではなかったので、一生懸命努力しました。でも、劣等感やコンプレックスがあったからこそ、その努力もできたのかなって思います。
――その後、ドラマや映画で活躍することになりますが、その間にはどのようなことがありましたか?
韓国には大学路(テハンノ)という街があるんです。学生たちがいっぱいいて、学生たちの芸術活動が盛んな街なんですけど、そこで演劇もたくさん行われているんです。僕も、いわゆる下積みの時代を過ごして、演劇をたくさんしていた時代が長くあったんです。そういう時代を経てドラマや映画に出演することになりました。
大学路でやった演劇の公演に、『模範生たち』というものがあって印象に残っています。そのときに、演劇の公演というものは、本当に数多くの稽古を経て初めて、舞台に上がれるものだと実感しまして、その経験を経たことで演技にも自信がつきました。
パク・ソンフン
1985年2月18日生まれ。2015年、第23回 大韓民国文化芸能大賞 ドラマ部門受賞。2018年、KBS演技大賞男性新人賞受賞。2022年『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』(Netflix)のチョン・ジェジュン役で話題に。2024年、歴代最高視聴率を記録した『涙の女王』(tvN)にも出演。
文=西森路代
写真=佐藤 亘
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【韓ドラ】パク・ヒョンシク、9年前の出世作再び 『上流社会』リバイバル放送
ORICON NEWS / 2024年12月24日 20時27分
-
”全世界が注目する”「イカゲーム2」、この状況を慰める作品になれるか
Wow!Korea / 2024年12月10日 6時49分
-
「B1A4」サンドゥル、「観客の表情を見ながら演技した。ひと味違った経験」…ミュージカル「黒井邸には誰が住んでいるのか」で大活躍
Wow!Korea / 2024年12月9日 17時22分
-
チョン・ドヨン×チ・チャンウク×イム・ジヨン共演の韓国ノワール『リボルバー』、2025年2月28日(金)日本公開決定!
Wow!Korea / 2024年12月5日 14時13分
-
「ザ・グローリー」で強烈な悪役演じた韓国俳優、Netflixの世界的期待作「イカゲーム2」で再注目の予感
よろず~ニュース / 2024年12月3日 11時0分
ランキング
-
1《女性に解決金9000万円》中居正広を支えていた薬指に指輪の“10年愛”パートナー…トラブル前後で打ち明けた「お酒を飲まないと女の子と話せない」状態
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 16時15分
-
2中山美穂さんの役柄を妹・忍へバトンタッチ 香取慎吾主演のフジ「日本一の最低男」 2・6放送の第5話から
iza(イザ!) / 2024年12月26日 16時2分
-
3ホラン千秋 「Nスタ」卒業を涙で報告 来年3月 17年から出演 理由は…「泣かせないでよー」絶叫も
スポニチアネックス / 2024年12月26日 17時48分
-
4「残酷すぎる」源田壮亮、衛藤美彩を泣かせた“愛妻家アピール”不倫で剥がれた化けの皮
週刊女性PRIME / 2024年12月26日 16時0分
-
5松本人志の一方的な“言い分”は通用するのか? 吉本ヤミ営業問題と同パターン…「“生の声”を届けたことにはならない」と識者
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 11時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください