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月のリズムに合わせた料理&食材【蠍座の新月】に作りたいのは砂肝のアヒージョ

CREA WEB / 2024年11月1日 0時0分


砂肝のアヒージョ。

「創造的に食べる-EATING WITH CREATIVITY」

 大昔の人々は豊かな感性で、天上にある月や星と地上にあるすべてのモノが連動していると考えました。このような考え方に合理的な説明はつけられませんが、何千年もの間、人間はこの“宇宙と私をつなぐ”営みを繰り返してきたのです。

 古代ギリシャ人は、ハーブと病気と惑星と宇宙のつながりを考え、古代ローマの料理人の中には、占星術の知識を持つものもいました。月のリズムを使って創造的に食べる(EATING WITH CREATIVITY)。そんな新しい発想を生活に活かしてみませんか。


腸を整え心身を労わるメニューを

 蠍座の守護星は冥府の神・プルートです。蠍座の月は、あなたを目に見えない世界の探求者にします。冥王星が発見させる前、蠍座を支配するのは火星でした。

 今でも火星にちなんだ野菜、アスパラガスやニンジン、パプリカ、ネギ類全般などが蠍座の食材となっています。

蠍座の食材は……

アスパラガス、ニンジン、パプリカ、ネギ類全般

 また地中海地方では、ニンニクが悪から身を守るものと珍重され、蠍座の食材に加わりました。ハーブではクミンやバジル、コリアンダー、またレバーやひき肉、青カビ系チチーズなども蠍座の食材です。

 蠍座の月の日は親密になりたい、また愛を育みたい人とじっくり語り合うよい機会。

 熟成の進んだ赤ワインを食卓に添えれば、話も弾みます。

■材料(2~3人分)

・砂肝:200g(皮を取り除く処理をすると正味120g)
・塩小さじ:1/2
・黒胡椒:適量
・にんにく:2かけ
・鷹の爪:1本
・オリーブオイル:100~150cc(小鍋の大きさによって加減)
・パセリ:お好みで適量
・バゲット:お好みで


材料はこちら。

■作り方

(1)まず砂肝の下処理をする。銀色の皮の部分を爪楊枝などではがし、硬い皮は包丁でこそげ取る。塩、黒胡椒を砂肝に振って全体をなじませ、10分ほど置いておきます。水分が出たらキッチンペーパーなどで拭く。

(2)にんにくは半分に切り、鷹の爪は種を除いて手で適当にちぎる。

(3)小鍋やスキレットにオリーブオイル、半分に切ったにんにく、鷹の爪、下味をつけた砂肝を入れ、最初は弱火でじっくりと過熱する。

(4)砂肝に火が入ったら、最後は強火にしてオイルを煮立たせ、お好みで刻んなパセリを入れて火を止めます。

(5)バゲットを添えて、オイルも美味しくいただきます。

 蠍座の月の日は、内臓肉なども上手に使ってみましょう。

 半分に切ったにんにくは、表面が黄金色で中はペースト状になります。それをパンなどにつけていただくのも醍醐味。

 集中力や洞察力を高めてくれる料理です。

 また、この料理は蠍座の新月だけではなく、毎月訪れる蠍座の月の日に作ってみるのもおすすめです。

 蠍座の月の日についてはムーンカレンダーをご覧ください。

岡本翔子(おかもと しょうこ)

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文・写真=岡本翔子

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