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釜山のグルメタウン機張でウニ丼とズワイガニを堪能!「蝶よ花よ」の俳優ソ・ジュニョンがおすすめスポットを紹介

CREA WEB / 2024年11月21日 17時0分


ソ・ジュニョンさんと海産物で有名なグルメタウン、機張(キジャン)へ。

 ドラマ「勇敢無双 ヨン・スジョン」「蝶よ花よ」で人気の俳優ソ・ジュニョンさんと韓国・釜山を巡る旅、第二弾。前回は海雲台(ヘウンデ)を起点に海辺を走る観光列車ブルーラインで列車の旅を楽しみましたが、今回は少しだけ足を伸ばして海産物で有名なグルメタウン、機張(キジャン)を目指します。


パク・チャヌク監督も来店したウニ丼の店


ソ・ジュニョンさんとウニ丼。

 釜山市郊外、北東部に位置する機張。以前は観光客はツアーに参加しないと行きにくい場所だったが、2016年にKORAIL東海線が開通して以来、釜山中心部からも俄然行きやすくなった。

 まずは日光(イルグァン)駅で降り、日光海岸へ。夏は人気の海水浴場だが、高層ホテルが立ち並ぶ海雲台ビーチに比べると、カフェは点在するがまだまだのどかな漁村の雰囲気が残っていてほっとする。

 そのビーチから道路を挟んですぐのところにあるのが、ミチョン食堂(미청식당)。ウニ丼の店として有名なお店だ。


ミチョン食堂(미청식당)。

「今回、一番お連れしたかったのがこのお店なんです」というジュニョンさん。以前何度か訪れて大ファンになったそうで、私たちを案内してくれたのだ。

 かつては小さな食堂だったが定食に付くウニ丼が評判となり、大きな店がまえに。他にもメニューはあるが、昼は客のほとんどがウニ丼を頼む。丼といっても、ウニをご飯、刻み海苔、タレと混ぜて食べるのが韓国風で、要はビビンパ。お好みで、おかずとして出される海苔に挟んで食べるのもおすすめ。


ミチョン食堂(미청식당)のウニ丼。ウニがたっぷりとご飯にのっています!

 メニューにはアンジャングパ(앙장구밥)と書いてある。ウニは韓国語ではソンゲだが、釜山の方言ではバフンウニをアンジャング(앙장구)と言うらしい(밥はご飯のこと)。濃いめのオレンジ色がバフンウニ、やや白っぽいのがムラサキウニで、季節によって割合が変わるそう。ウニの旬は基本、夏なのだが、このエリアでは冬にも獲れるそうなので、これから釜山に行く方もご安心を。


ウニ丼を混ぜるジュニョンさん。

お好みで、おかずとして出される海苔に挟んで食べるのもおすすめ。

 ジュニョンさんはしっかり混ぜて食べていたが、私はまずは混ぜずに食べてみた。甘くて、美味しい。粒は小さいけれど、機張の海女さんが冷たい海に潜って取ってくれたと思うと、ありがたい、ありがたい。ちょっと入ったごま油の風味がよくて、大盛りでも食べられそう。

 ずらりと並んだ手作りのおかず(パンチャン)もとても美味しく、お腹いっぱいになった。映画『別れる決心』を釜山で撮ったパク・チャヌク監督も、このお店でウニ丼を楽しんだそうで写真が貼られており、他にもいろんな有名人のサインが。


店内に並ぶサイン。

 観光客だけでなくお昼時は地元の人で混雑する。朝は10時半ごろから開店しているので、朝ごはんを抜いて早めに行くのが吉。

ミチョン食堂

所在地 釜山広域市機張郡日光面機張海岸路1303
Instagram @mi.cheong_

海岸に立つ、竜宮城のようなお寺


韓国で一番美しい寺院と言われる海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)。

 ウニ丼でお腹がいっぱいになった後は、海岸の岩場に立つ、韓国で一番美しい寺院と言われる海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)へ向かおう。お土産屋が並ぶ参道には十二支像があり、その先の門をくぐりしばらく階段を上り下りして進んでいくと、一気に視界が開けて青い海が広がる。


干支の像にお祈りをするジュニョンさん。ネズミのようだけど、これはウサギ!

海東龍宮寺。

海東龍宮寺。

 こんな岸壁にお寺を建てようと思ったのはすごいなあと感心しつつ(14世紀、高麗時代の王の師である僧が夢で、この地に寺院を建立すれば国が安定する、というお告げを受けて建てたのだそう。文禄・慶長の役で消失し、1930年代始めに再建された)、この美しい景色を見ていると、なんだかお願いごとも叶いそうだ。

 実際、龍宮寺は熱心祈ると一つは望みが叶うと言われている観音信仰の聖地。お寺とつながっている橋からコインを投げる人も多く、ジュニョンさんもコインを投げて何事かを祈っていた。

「家族とみなさんの健康を祈ってやってみましょう」本堂の近くでは蝋燭を売っていて、自分の干支を模した蝋燭に名前を書いて祈ると、これまたとてもご利益があるとか。とにかく絶景で、フォトスポットには事欠かない。


蝋燭に名前を書いているジュニョンさん。

 遊歩道が整備されてはいるが高低差が結構あるので、スニーカーなど歩きやすい靴で行くのが正解。

海東龍宮寺

所在地 釜山広域市機張郡機張邑龍宮キル86
http://yongkungsa.or.kr/

メインイベントのカニを食べるなら、ここ!


蟹を手にするジュニョンさん。

 さあ、絶景を見て歩いて腹ごなしが済んだら、いよいよメインイベントが待っている。何がメインって、蟹ですよ、蟹! カニ!

 機張市場にはズワイガニのお店がずらりと並ぶ。ズワイガニは10月から食べられ、特に11月から3月が旬。韓国でもズワイガニは高級食材の一つではあるものの、日本よりはかなり安く食べられるし、釜山のチャガルチ市場よりも安い。


カニを食べに機張市場へ。

店頭の水槽から選んだズワイガニを量り売り中。

 市場には食堂が併設されているお店も多く、いくつかお店を物色し、アジュンマとやりとりしながらジュニョンさんが「ここにしましょう」と選んだお店がこちら、テゲハウス(대게하우스)。

 テゲ(대게)とは韓国語でズワイガニのことで、角にある大きな蟹の看板が目印。大阪の某有名店のように脚は動かないけれども、かなりのインパクトだ。


テゲハウス(대게하우스)。

 店頭の水槽から好きなズワイガニを選んでの量り売りで、それを併設された食堂で蒸してもらうシステム。この日ジュニョンさんが選んだ蟹は2匹で、5人でお腹いっぱいになる量だった。


手際よくカニをさばいてくれる店員さんたち。

たっぷりと盛られた釜山のズワイガニ!

 値段は時期や大きさにもよるが、大きめの蟹は1匹が10万ウォンから12万ウォンくらいが目安で、ある程度は交渉可能。値段交渉の途中でアジュンマに「あれ、どこかで見たことがある顔」と気が付かれて照れ笑い。

 さらにホタテなど貝類も少し選んで、いざ店内へ。すぐにテーブルにはおかず(バンチャン)や焼き魚などがずらりと並べられたが、このお店の何が安心かというと調理場が見えること、そして全てテーブル席なのもありがたかった。


ズワイガニを食べるジュニョンさん。

 そして蒸しあがった蟹は味が詰まって姿も美しく、そして美味しいことと言ったら! 「これは大当たりでしたね!」と笑顔のジュニョンさん。

 蟹味噌も旨みがあって、ついついお酒もすすんでしまうが、締めの蟹焼き飯もめちゃくちゃ美味しいので、お腹に余裕を残しておきたい。多忙なジュニョンさんも、すっかりご満悦な秋のグルメツアーだった。

テゲハウス

所在地 釜山広域市機張郡機張邑邑内路104番キル5,市場内

ソ・ジュニョン(서준영)

1987年4月24日、ソウル生まれ。2005年、「悲しき恋歌」挿入歌のMVでデビュー。イルイルドラマの帝王と呼ばれる、人気俳優。主なドラマに『空くらい地くらい』(07)、『魔王』(07)、『銭の戦争』(07)、『大王世宗』(08/S)、『根の深い木』(11)、『凍える華』(16)、『蝶よ花よ』(23/KBS)、『勇敢無双ヨン・スジュン』(24/MBC)ほか。映画に『つむじ風』(10)、『BLEAK NIGHT 番人』(11)、『新皇帝のために』(20)、『椿』(21)、『長い一日』(21)ほか。
Instagram @seojy0424

文・写真=石津文子

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