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“ライト&ファスト”なハイクで絶景を満喫! 日光連山のパノラマも奥日光三名瀑も堪能できる2時間ちょっとの快適ハイクで心も身体もリフレッシュ

CREA WEB / 2024年11月22日 11時0分

 アメリカ発のフットウェアブランド「Teva」から登場した、気軽なハイキングにぴったりなシューズ「Trailwinder Low」。都市でもトレイルでもフィールドを選ばずに履ける機能性とモダンなデザインが魅力です。

 この万能シューズを体験できるTeva主催のメデイア向けハイキングツアーが奥日光で開催され、私CREAアンバサダーの佐藤由樹も参加してきました。実際に履いて歩いた感想はもちろん、美しい自然が広がる奥日光のハイキングコースの魅力もあわせてご紹介します!


日常使いもOK! 軽量&快適なハイキングシューズ


アメリカの若者の間で流行している、新たなハイキングスタイル「Light & Fast Hike」。

 近年、アメリカで若者を中心に流行しているという「Light & Fast Hike」。これは軽装備でトレイルを歩く気軽なハイキングスタイルで、ジムでトレーニングをする代わりに取り入れる人が多いそうです。

 この新たなカルチャーに合わせて開発されたのが、Trailwinder Low。ハイキングシューズといえば、かつてはくるぶしまで覆うハイカットが主流でしたが、近年ではより軽量で足首の可動域が広いローカットやミドルカットのシューズが人気。Trailwinder Lowもローカットタイプで、片足約285グラム(24cmサイズの重量。※サイズによって重さが異なります)と一般的なハイキングシューズと比べてもかなり軽量です。


レディースは2色展開。こちらは「バーチ/ピーチ ブルーム」。

こちらは「マルサラ/アコーン」。自然の風景にもなじむくすみカラーがおしゃれ。

 ソールは、どんなコンディションでも快適に歩けるよう、ほどよい硬さに作られています。アウトソールには5ミリの3層ラグが備わり、高いグリップ力でトレイルでも安定した歩行をサポート。アッパーには100%リサイクル素材のクイックドライニットを採用しており、濡れても乾きやすく、さらに蒸れにくい仕様となっています。


この3層のラグがグリップ力を発揮。

 ハイキングシーンから日常まで幅広く活躍する、シンプルでモダンなデザインもポイント。レディースは2色展開、メンズはブラック/アンスラサイト、カドミウム グリーム/レイン ドラム、マシュマロ/バーチのの3色が揃っています。


シーンを選ばず履けるスタイリッシュなデザインです。

奥日光で自然を満喫! 気軽に楽しめる平坦なハイキングコース


奥日光は都内よりも気温が低いので、防寒対策は必須です。

 今回訪れた奥日光は、都内から車で約2時間半の場所にある自然豊かなエリア。多彩なハイキングコースがあり、私が歩いたのは「光徳沼」「戦場ヶ原」「湯滝」を巡るルート。ほとんどの道が平坦かつ遊歩道が整備されているので、難易度はそれほど高くないものの見どころは満載です。

 ガイドを務めてくれたのは、日光で少人数制アウトドアガイドサービスを提供する「Ametsuchi」の星野晃宏さんと由香理さんご夫婦。星野さんによれば、日光は日本でも初期に国立公園に指定され、長年にわたり自然が大切に保護されてきたため、貴重な動植物が多く見られるそうです。

 スタート地点の「光徳駐車場」から最初のスポット、光徳沼までは徒歩約10分。歩きやすい土道が続きます。シューズのソールのクッション性がほどよく、街中のコンクリート上でもトレイルでも安定感があり、快適な履き心地です。


スタート地点の「光徳駐車場」。駐車台数は100台、駐車料金は無料です。

 光徳沼は、湿原に囲まれた周囲約300メートルの小さな沼。紅葉の時期には赤く染まった山々が湖面に映る美しい風景が楽しめるそうですが、私が訪れたのは11月初旬。紅葉のピークは過ぎていましたが、黄色に染まった湿原と澄んだ湖面が織り成す景色も癒やされます。


紅葉シーズンを外しているので人が少なく、静かな時間を過ごせます。

 次のスポット、戦場ヶ原までの道は、原生林の中を「逆川」に沿って歩く自然散策路。多様な植物や木々、清流の風景を眺めながら、マイナスイオンを浴びてリフレッシュできます。根上がりや落ち葉など滑りやすい箇所もありますが、シューズがグリップ力を発揮。安心して歩けます。


光徳沼の下流を流れる「逆川」。

落ち葉の多い場所でもしっかりグリップしてくれます。

 林のなかには幹にネットを巻かれた木があるのですが、これはシカの樹皮剥ぎから木を守るための対策なのだそう。奥日光にはシカが多く生息しており、シカが樹皮を食べたり角を研いだりすることで木が枯れてしまうという問題が深刻化しているそうです。


「Ametsuchi」の星野晃宏さん。ハイキングルートの見どころやポイントについて丁寧に解説しながら案内してくれます。

 よく見ると、木の枝が集まり輪のようになったものが木から垂れ下がっています。これは「熊棚」と呼ばれる、ツキノワグマが木の上で枝についた実を食べた痕跡で、ここが熊の出没エリアであることを示しています。ただ、奥日光では熊による被害は一度もないそうですが、熊除けのアイテムなどもあると安心です。

 原生林を抜け、逆川に架かる「さかがわばし」を渡ると、戦場ヶ原に到着です。


「さかがわばし」を渡り、戦場ヶ原へ。

湿原と日光連山のパノラマは圧巻!


戦場ヶ原の木道からの眺め。右に見えるのが男大山です。

 戦場ヶ原はラムサール条約に登録された約400ヘクタールの広大な高層湿原で、約350種類もの植物が自生する自然の宝庫。多種の野鳥も生息しており、バードウオッチングスポットとしても知られています。

 木道は歩きやすく整備されており、ここから眺める景観は圧巻! 360度広がる湿原のパノラマや、男大山を中心とした日光連山の雄大な景色が広がります。


秋らしいススキも風にそよいでいました。

 戦場ヶ原には、湿原のほかにも見どころが点在。水が赤褐色に見える「赤沼」や清流が流れる「湯川」、この湯川に架かる木製の「小田代橋」など、自然豊かな景色が木道から楽しめます。


「赤沼」が赤い理由として伝説もありますが、実際には土壌に鉄分が多く含まれているからのようです。

「小田代橋」から眺める湯川。清流と森林の景観が美しく、撮影ポイントとなっています。

 湯川は日本のフライフィッシング発祥の地として知られ、愛好家の間では「聖地」として親しまれている名スポット。釣りができる期間は毎年5月1日から9月30日までで、現在はシーズンオフですが、星野さんが開催するガイドツアーのなかでもフライフィッシングは特に人気があるそうです。


星野さんの疑似餌(フライ)コレクション。その約7割はなんと星野さんの手作り。

 小田代橋の先には休憩スポットもあります。湧き水でできた「泉門池」の周りにいくつかベンチやテーブルが設置されており、お茶を飲んだり軽食を食べたりするのにぴったり。


大木の切り株が根を這う姿がダイナミック!

星野さんご夫妻が地元・日光のコーヒーやお茶、クッキーなどを用意してくれていました。

奥日光三名瀑の壮大な滝へ


密生する植物の間を歩いていると、探検しているようなワクワク感があります。

 最後のスポットは、高さ約70メートル、長さ約110メートルの湯滝。「華厳の滝」「竜頭の滝」と並び、「奥日光三名瀑」の一つに数えられる壮大な滝です。

 泉門池から湯滝までの遊歩道もしっかり整備されていますが、途中には湿った場所やぬかるみもあります。そんなコンディションでも、シューズのグリップ力がしっかりサポート。滑ることがなくスムーズに歩き続けることができました。


湯滝まであと少し。川沿いの苔に覆われた倒木たちが、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。

 進むにつれて変化する自然景観も見どころのひとつ。湯滝に近づくに従い川の流れが徐々に勢いを増し、最後に迫力満点な滝が現れるというドラマチックな展開が待っています。

 滝周辺には木道が整備されており、滝の正面には広々とした観瀑台も。勢いよく流れ落ちる滝の姿は迫力満点で、引き込まれるような美しさがあります。また、滝の近くには湯ノ湖へ続く階段があり、上から滝を見下ろすこともできます。


滝壺の水は少し濁っていますが、これは水源の湯ノ湖に温泉が湧き出ているからだそう。目視はできませんでしたが、実際には水中にたくさんの魚が泳いでいるそうです。

広々とした観瀑台。

 スタートの光徳駐車場からゴールの湯滝まで、休憩などを挟みながら歩いて約2時間15分。奥日光の雄大な自然を満喫しながら、気持ちよく散策できるコースでした。

 このシューズは軽量で履き心地がよく、長時間歩いても足の疲れをほとんど感じませんでした。グリップ力も抜群で、気軽なハイキングに最適な一足です。都会でもトレイルでも活躍するTrailwinder Lowを履いて、Light & Fast Hikeを楽しんでみてはいかがでしょうか。

Teva

https://jp.teva.com/

Ametsuchi

https://www.ametsuchi-nikko.com/

日光の自然の豊かさを堪能する日本料理店


趣あふれる外観の炉心庵。

 奥日光の自然を満喫したあとは、地元食材を活かした料理を味わえる日本料理店「炉心庵(ろこあん)」でランチを。炉心庵は築200年の古民家をリノベーションし、2016年にオープンしたお店で、旬食材を使用した会席料理のコースを楽しむことができます。


炉心庵の入り口。店内は、古民家の趣とモダンな雰囲気が調和した心地のよい空間が広がっています。

 お店の前には四季折々の草木や花々で彩られた庭園があり、景色を眺めながら食事を味わう心落ち着くひとときが過ごせます。


庭園を望むテーブル席。

こちらのカウンター席はカフェ利用専用のスペース。炉心庵は週末限定でカフェ「ROKOAN CAFÉ」を営業しており、コーヒーやランチを提供しています。

 この日は、ツアー用にアレンジされた特別なランチコースを堪能しました。各料理に日光ならではの食材がふんだんに使用されており、厚みがあり濃厚な味わいの「日光汲み上げ湯葉」を使用した先付けや炊き合わせ、湯葉ご飯のほか、日光産の蕎麦かき揚げに地元の新鮮な野菜も味わえ、地域の魅力がぎゅっと詰まった内容でした。


先付けやお造り、炊き合わせが並びます。

焼物の盛り合わせには、鰆幽庵焼きや地鶏の甲州焼き、玉子焼きのほか、日光地方の伝統的な九十蜜煮も添えられています。九十蜜煮は、ほんのり甘く上品な味わい。写真は4人前です。

左:日光産の蕎麦を使ったかき揚げ、右:鯛や里芋入りの日光湯葉ご飯。

 湯滝からお店までは車で1時間ほどかかりますが、居心地のよい空間でのどかな景色を眺めながら地元の食材を使った料理を味わうひとときは、まさに贅沢。会席コース料理は1日1組限定の完全予約制(3日前までに要予約)なので、早めの予約がおすすめです。

炉心庵(ろこあん)

https://www.facebook.com/okorogawa.rokoan/

文・撮影=佐藤由樹

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