【サロン・デュ・ショコラ 2025】限定品に実演販売、イートインも！ 25カ国144ブランドの絶品ショコラが勢揃い

　フランス・パリ発祥のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が、いよいよ来年1月から開催！　今回は、世界25カ国、144ブランドが参加し、選りすぐりのチョコレートが一堂に集結。ここでしか手に入らない限定品やイートインメニュー、実演販売など、楽しみが満載です。このイベントの開催に先駆け、今回の見どころや注目アイテムをひと足早くご紹介します！

※本記事に記載さている情報は、掲載日時点のものです。

---

〜パリ発、チョコレートの祭典〜
サロン・デュ・ショコラ 2025

待ちに待った「サロン・デュ・ショコラ 2025」が開催。

「サロン・デュ・ショコラ」は、1995年にフランス・パリで誕生した世界最大級のチョコレートの祭典。世界中から集まる、トップブランドや一流ショコラティエの最高級チョコレートを購入できるだけでなく、ショコラティエとの交流やチョコレート作りのデモンストレーションを楽しめるイベントです。

　日本では、毎年1月から2月にかけて伊勢丹新宿店を中心に開催され、今回は23回目を迎えます。昨年に引き続き3部制での開催となり、PART1からPART3までテーマに沿った個性豊かなショコラが揃います。

Moment/Infinity
一瞬と、無限と、ショコラと。

サロン・デュ・ショコラ 2025のテーマは、「Moment/Infinity 一瞬と、無限と、ショコラと。」。

　今回のテーマは、「Moment/Infinity 一瞬と、無限と、ショコラと。」。

〈ショコラは人や自然が織りなすさまざまな「時間」が重なりあって作られます。その一粒に一枚に、味わう一瞬に。「時間」が生み出す豊かな美味しさや大いなるチカラを感じてください。〉（サロン・デュ・ショコラ 2025公式サイトより）

　一つのショコラが生まれるまでには、カカオが育つ時間、生産者が素材に愛情を注ぐ時間、シェフがショコラを追求する時間など、数えきれないほどの「時間」が積み重ねられています。その長い歳月と人々の思いが凝縮されたショコラがこのイベントに並び、その豊かな味わいとともに、ショコラに込められた歴史やストーリーを深く感じさせてくれます。

【開催概要】

会場：伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/salon_du_chocolat_f

〈PART1〉CACAO ～躍動するカカオの瞬間～
一般会期：2025年1月16日（木）～20日（月）
※最終日は午後6時終了

〈PART2〉ARTISANS ～最高峰ショコラティエ・パティシエの技～
一般会期：2025年1月26日（日）～29日（水）
※最終日は午後6時終了

〈PART3〉NEXT ～広がり続けるショコラの魅力～
一般会期：2025年2月2日（日）～6日（木）、2月8日（土）～14日（金）
※2月6日（木）、14日（金）は午後6時終了

ビーントゥバーからビーントゥガトーまで、カカオの魅力を存分に楽しむ

〈PART1〉CACAO ～躍動するカカオの瞬間～

〈PART1〉では、「CACAO ～躍動するカカオの瞬間～」をテーマに、カカオにフォーカスしたショコラを展開。ビーントゥバーチョコレートの多彩なライアップに加え、それをお菓子へと昇華させたビーントゥガトーやデザートが登場します。

　参加ブランドは、初登場10ブランドを含む計63ブランド。カカオへのこだわりが光るシェフたちのおすすめのショコラが揃い、チョコレート愛好家はもちろん、チョコレートに詳しくない方でもお気に入りが見つかるはずです。

◆蕪木

「蕪木」初のナッツ入りタブレット、「栗と種実」。

　台東区蔵前でチョコレート工房とコーヒー焙煎所を併設した喫茶室を営む「蕪木」からは、限定品「栗と種実」をはじめとするタブレットチョコレートが登場。栗と種実は、栃木県・那須産の栗をベースに、アーモンドや胡桃から抽出したオイルを使用した香ばしいペーストをビターチョコに閉じ込めた1枚です。

　蕪木のタブレットチョコレートは、厳選されたカカオ豆を使用し、精密な製造工程を経て作られているため、プレーンタイプでも商品ごとに異なるカカオの風味や口どけが楽しめるところが魅力。食べ比べながら、それぞれのチョコレートが持つ個性を堪能してみてください。

◆パティスリー ジュンウジタ

パティスリー ジュンウジタのチョコレートを使った焼き菓子。

　目黒区碑文谷にある「パティスリー ジュンウジタ」からは、ダブレットショコラやボンボンショコラ、チョコレートを挟んだラングドシャのボックスにチョコレート菓子の詰め合わせなど、バラエティ豊かな商品が揃います。

　パリの「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」や銀座「ピエスモンテ」などの名店で経験を積んだ宇治田潤シェフが、シンプルに“おいしい”という感動を伝えたいという想いを込め、素材に向き合って作り上げたお菓子の詰め合わせは、贈り物にも最適です。

◆キャトルエピスチョコレート

左：「ボンボンチョコレート ウガンダフルーツ」、右上：「エピスシズオカ」、右下：「エピスジャポン」。

　今回、初登場となる静岡県の洋菓子店「キャトルエピスチョコレート」から用意されるのは、見た目にもかわいらしい、ブランドこだわりのチョコレート。

　日本特有の色や香りに注目して作られた「エピスジャポン」や、地元の食材を使用し、静岡の農家さんたちの名前を一粒一粒につけた「エピスシズオカ」など、国際的なチョコレートの品評会、C.C.C.で金賞を受賞したアソートがラインアップします。

　さらに、限定の「ボンボンチョコレート ウガンダフルーツ」も登場。キュートなイラストが描かれたパッケージデザインにも心がときめきます。

実演販売やイートインメニューも要チェック！

　会場では、世界的に有名なショコラティエ、辻口博啓氏が手がけるショコラトリー「ファーム トゥ バー　ルショコラ ドゥ アッシュ」によるフランの実演販売を実施。

　また、イートインメニューには、チョコレートブランド「セイスト」のオーナー・瀧島誠士氏と、福井県の老舗和菓子店「昆布屋孫兵衛」17代目店主・昆布智成氏がコラボレーションした、特別なデセールなどが提供されます。

直輸入がずらり！ MOF受賞シェフの限定品も登場

〈PART2〉ARTISANS ～最高峰ショコラティエ・パティシエの技～

　PART2のテーマは、「ARTISANS ～最高峰ショコラティエ・パティシエの技～」。MOF（フランス国家最優秀職人章）を受賞したシェフなど、世界トップクラスのシェフたちが手がけたショコラが集結。26ブランド（初登場3ブランドを含む）の直輸入品が並びます。

　さらに、日本のサロン・デュ・ショコラ限定品が約100種類も登場。本場フランスでも手に入れることができない、特別なショコラを味わえるチャンスです！

◆ベルトラン・バレー

プラリネやガナッシュ、サブレなど、さまざまなショコラが販売されます。

　注目ブランドの一つが、東京のサロン・デュ・ショコラのためにブランドを立ち上げたという「ベルトラン・バレー」。「セバスチャン・ブイエ」や「エリック・カイザー」といった名シェフの元で修行を積んだベルトラン・バレー氏が、2023年にMOFを取得し、自身の名前を冠したブランドを発足。祖国・フランスに先駆け、東京から活動をスタートします。

　彼の手がけるガナッシュは多くのシェフからアドバイスの依頼を受けるほどの人気で、その洗練された味わいが楽しめるボンボンショコラは外せない一品。

　ベルトラン・バレーのショコラは東京会場限定販売となるので、会場に足を運べない方はオンラインストアをチェックしてみてください。

◆レ・フレール・イバーブー

新作ケーキ3種。左から、フランボワーズ、レモン、ヘーゼルナッツ。

　伊勢丹新宿店限定直輸入品として出品するブランドのなかでも、特に目を引くのが「レ・フレール・イバーブー」のケーキ。高度な転写技術を駆使し、表面に施された華やかな模様は、ずっと見ていたくなるような美しさ。

　昨年は、ヘーゼルナッツのパータタルティネ（チョコレートペースト）を挟んで巻いた「レ ルーレ ノワゼット」の25センチサイズが登場しましたが、今年はレ ルーレ ノワゼットのハーフサイズと、3つの新作がお目見えします。

この薄い生地の表面に美しい模様を施す高度の転写技術は、レ・フレール・イバーブーならでは。

◆プラン クール

6色の卵形チョコレートのセットなど、ユニークな商品が揃っています。

　初参加ブランドの一つ「プラン クール」は、「レ スクレ ドゥ ノ ヴェルジェ」のシェフとしてサロン・デュ・ショコラに出店した経験を持つ、マキシム・フレデリック氏が立ち上げた新ブランド。

　このブランドからは、鶏の種類による卵の殻の色の違いを表現し、それぞれの色に合わせてココナッツやピスタチオ、ヘーゼルナッツなどを使った6種類のチョコレートセットが登場。さらに、風味豊かなチョコレートをコーティングしたヘーゼルナッツ、サブレ・ジャンドゥージャ、タブレットチョコレートなどが揃います。

◆セレクションボックス

「ジョア～歓喜の瞬間～」16個入り／16ブランドから各1個。

　サロン・デュ・ショコラに参加しているシェフの渾身の一粒が楽しめるセレクションボックスが、今回も発売されます。パッケージは缶仕様となり、サロン・デュ・ショコラ 2025のテーマ「Moment/Infinity」をもとにした2種類で展開。

　1つ目の「ジョア～歓喜の瞬間～」は、16人のシェフが「ショコラファンと共有したい、喜びを感じる（感じた）瞬間」を一粒に込めたチョコレートのセット。

　もう一つの「ドゥマン～明日への歩み～」は、MOF取得者やC.C.C.受賞者を中心にした12名のシェフが「より良い明日（未来）へ向けて取り組んでいるコト、大切にしているモノ」を表現したチョコレートのセットです。

「ドゥマン～明日への歩み～」12個入り／12ブランドから各1個。

　サロン・デュ・ショコラで初めて購入する方は、このセレクションボックスを通して、自分の好みに合うシェフやチョコレートを見つけてみてはいかがでしょうか。

バラエティ豊富なショコラがずらり！

〈PART3〉NEXT ～広がり続けるショコラの魅力～

　PART3のテーマは、「NEXT ～広がり続けるショコラの魅力～」。ボンボンショコラやチョコレートを使った焼き菓子に加え、チョコレートやカカオ豆を使用したパンや食事系のイートインなど、バラエティ豊かなショコラが勢揃いします。

　また、会期中には全55ブランド（新規11ブランドを含む）のうち13ブランドが前半と後半で入れ替わり、より多くのショコラを堪能できる内容となっています。

◆セバスチャン・ブイエ

「セバスチャン・ブイエ」と「ベルナシオン」がコラボレーションしたマカリヨンが初登場。

　フランスの巨匠「セバスチャン・ブイエ」と「ベルナシオン」のコラボレーションしたマカリヨン（チョコレートコーティングしたマカロン）が、東京のサロン・デュ・ショコラ限定で発売。

　ベルナシオンの高品質なチョコレートを使用して作られた、セバスチャン・ブイエのスペシャリテであるこのマカリヨンは、両ブランドの卓越した技術が融合した贅沢な一品です。

◆プリズム ラボ

芳醇な香りの木頭柚子を使用したチョコレートや、8種類のボンボンのアソートのほか、焼きたてのカヌレも楽しめます。

　初登場の徳島県に店舗を構える「プリズム ラボ」からは、各地の食材を活かしたショコラが登場。プリズム ラボは、パティシエの世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2023」の優勝チームメンバー、柴田勇作シェフが手がけるブランドです。

　今回は、木頭柚子を使用した柚子ピールショコラ、四国の名産品を取り入れたボンボン、世界大会やコンクールで出品したボンボンを集めたセットなどを用意。また、店舗で人気のカヌレを、サロン・デュ・ショコのためにチョコレート味に仕上げ、会場で焼き上げて販売します。

◆ル ショコラ ドゥ アッシュ

和の素材や文化をカカオと融合させたオリジナリティあふれる味わいが、ル ショコラ ドゥ アッシュのチョコレートの魅力。

　ル ショコラ ドゥ アッシュからは、2024年のC.C.C.で金賞を受賞した新作の4粒ショコラ「C.C.C.能登の大地の恵み」に加え、34個入りの豪華なチョコレートボックスがラインアップ。迫力のあるビッグボックスは、贈り物にも自分へのご褒美にもぴったり。毎日少しずつ味わいながら、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

会場ならではのワンハンドグルメも！

　会場で提供されるイートインメニューは13種類。「ナオミ ミズノ」のカカオパルプソフトクリームや、「トラントロア」のカカオパルプとローズを合わせたソーダ、「リフェンリ」のカカオクリームを詰め込んだリーフ型ミルフィーユパイなど、個性と創造性が詰まったメニューがずらり！　ぜひ、会場で味わってみてください。

●オンラインストアについて

　三越伊勢丹オンラインストアでの販売は、一般会期は2025年1月5日（日）午前10時から2月2日（日）午後6時まで。お届けは、2025年2月11日（火・祝）から2月14日（金）となります。

※お品物の特性により2月13日（木）、2月14日（金）のみのお届けになる商品が一部ございます。

●入場について

〈PART1〉〈PART2〉〈PART3〉の各一般会期のお申込み期間は、11月29日（金）午前10時から12月1日（日）午後5時（3日間）、一部の日程については抽選方式による事前予約制となり、抽選結果のお知らせは12月4日（水）午後3時となります。

※入場整理券(無料)が必要としない日時においても、会場混雑の状況に応じて入場制限をする場合がございます。詳細は「三越伊勢丹オンラインストア」サロン・デュ・ショコラ2025 情報ページをご覧ください。
https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/salon_du_chocolat_f_2

　チョコレートの奥深さを堪能できるこのイベントで、あなたのとっておきを見つけてみてください。

サロン・デュ・ショコラ 2025

https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/salon_du_chocolat_f

文・撮影＝佐藤由樹