岡本翔子の星占い 【射手座】12月の運勢 「家族とは危険な冒険である」

射手座

11月23日～12月21日生まれ

A family is a risky venture, because the greater the love, greater the loss.
「家族とは危険な冒険である。愛が大きければ大きいほど、喪失感も大きくなるからだ」

　一年で一番、射手座が輝く季節がやってきました。特に射手座で新月となる12月1日（日）は最高のラッキーデー。ここから射手座の快進撃が続きます。ただし今月のあなたは少し欲張りになっているかもしれません。

　仕事も趣味も恋も、そして家庭を持つことも、同時に叶えたいと願うからです。何かに向かって走り続けているとき、射手座は高揚し充実感を得ます。でも同時にいくつもの願いを叶えられないことも、あなたは知っているはずです。

　これは同じ射手座のハリウッドスター、ブラッド・ピットの言葉です。家族と安定した幸福な家庭を築くということは、射手座にとって“何かを失う”ことなのかもしれません。このメッセージを受けて、「ならばもっと新しい家族の在り方を模索しよう」とポジティブになれれば最高です。

　人生は選択の連続です。せっかくの射手座の季節。あなたがより自由になれる道を選んでください。今月は身辺に魅力的な話が舞い込みます。ただし木星が不調和角を作るので、その企画の問題点に目がいかない傾向があります。

　何事も慌てて飛びつかず、よくよく吟味し、精査する必要があるでしょう。またかねてよりビジネス計画のある人は、まずできることから始めてみては。ただし水星が逆行する12月16日（月）までは、契約事は控えて正解です。

12月16日（月）以降、運気は好転

　射手座で水星が順行し始めると物事はよい方向に進み出します。週末に旅に出るのも賛成です。年末が近づいたら小休止。

　2024年、走り続けてきた人は特に、自分自身を振り返る時間を作りましょう。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の射手座を運行するのは12月1日（日）～12月3日（火）夜明け前、12月28日（土）夜明け前～12月30日（月）昼過ぎまで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳やカレンダーアプリのその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE