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バルミューダ新作【電気ケトル】湯沸かし革命!? 美しい姿・ゆらぐ光・安らぐ音で「お湯を沸かす時間」が優雅なひとときに

CREA WEB / 2024年12月11日 11時0分


MoonKettle ホワイト 27,500円。

 2024年11月14日、バルミューダから新作電気ケトル「MoonKettle」が発売されました。

 バルミューダ創業者の寺尾 玄氏が「日本で一番好きな街」と語る京都にある老舗日本茶専門店「一保堂茶舗」で開催された発売記念発表会の様子も交えて、その魅力をご紹介します。


京都・寺町通にある1717年創業の老舗日本茶専門店「一保堂茶舗」。

一保堂茶舗の店内。

 バルミューダからは、すでにコーヒーをハンドドリップで淹れられるタイプの電気ケトルが発売されていますが、今回のMoonKettleは、それとはまったく異なるアプローチで作られています。

「これまでの製品は日本人が日本の社会のために作ったものですが、MoonKettleはグローバルにむけて羽ばたかせていきたい。そこで、規格、サイズ、機能、デザインに至るまで、最初のものづくりの段階からやり方を変えて作りました。テーマはお茶。呼び出された職員室や両親が喧嘩している傍ら……お茶は人生のいろんな場面に登場し、そのときそのときに思い出があります。そしてお茶には人を和ませる力があって、飲むとリラックスできる。その素晴らしいひとときの助けになる道具を作りたいと思いました」(寺尾 玄氏)


MoonKettle発売の経緯やコンセプトについてプレゼンする寺尾 玄氏。

 デザインチームが2000点もの案を出し、練りに練られてできあがった電気ケトルは、よくある縦長タイプとは一線を画し、南部鉄器の鉄瓶を連想させる「やかん」の姿をしています。奈良時代頃、中国から伝わった漢方薬を煮出すために使われていた「薬罐」をモチーフにしたのだそう。


MoonKettle ブラック 27,500円。結婚祝いや引っ越し祝いなど、ギフトにもおすすめ。

 空間に月輪のようにのびのびと弧を描く「とって」部分が印象的で、本体はぽてっと丸みがあり、中国の建築物の意匠を取り入れたという電源ベースに鎮座している様は、まるでひとつの芸術作品のようです。

湯沸かしの時間が特別なものに


湯沸かし中、光が炎のようにゆらめき、眺めていると心が安らぐ。

 もちろんこだわっているのは見た目だけではありません。容量は湯の残量を気にせず使えるたっぷり900ml 、50~100℃まで1℃単位で温度調整が可能で、30分間保温もできます。ノズルは、細長い形状で注ぎ心地がよく、口先は液ダレしないように工夫が施されています。


ノズルが細いので注ぎやすい。

 さらに注目してほしいのが、お湯が沸くのを待つ間、炎のように揺らぐ光と、「深み」「静けさ」「落ち着き」をテーマにした3種類から選べる音で楽しませてくれる点。ボタンを押すと小気味のいい音がなり、本体下部がゆらゆらと光るので、「お湯を沸かす」という、ともすると味気なくなってしまう行為を特別なものに変えてくれます。


発売記念発表会では、一保堂茶舗スタッフによる「煎茶のおいしい淹れ方」講座も。おいしいお茶を淹れる極意は、「茶葉の量」「お湯の温度」「待ち時間」の3つだそう。

 緑茶および喫茶文化発祥の地といわれる京都で、湯沸かし時間を慈しめる美しい電気ケトルに出会えました。

バルミューダ MoonKettle

https://www.balmuda.com/jp/moonkettle/

文=境野摩耶子

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