自分へのご褒美に買いたい【ラグジュアリーブランドの小物9選】クロエのシューズ、バーバリーのスカーフ…

　今年も、50名以上の贈りもの上手な皆さんにお気に入りのアイテムやセレクトのコツを伺いました。おいしいものから日々を豊かにしてくれる雑貨、憧れのファッションアイテムまで600点以上が勢揃い！ 「CREA」2025年冬号より一部をご紹介します。

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　スタイリストの丸山佑香さんが「全部リアルに欲しい！」という本気のウィッシュリストを公開。冬ならではの温かみのある素材や、日々のスタイルに映える小物類は、デイリーに活躍しながら、この先もずっと愛用できるものばかり。

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◆Loro Piana「ニット」

ニット 394,900円／ロロ・ピアーナ（ロロ・ピアーナ ジャパン）

　丸山さんにとって“いつかは手に入れたい”と憧れているのがロロ・ピアーナのニット。

「これは私のウィッシュリストのトップ！　仕事柄、“欲しいもの”は撮影で使用すると満足することが多いのですが、このニットはどうしても手に入れたい気持ちがおさまらない（笑）。程よいミッドシルエット、深みのあるレッド、そして何よりとろけるようなカシミヤの質感と、すべてが私好み。私自身、編み物が趣味でニットはとても思い入れがあるアイテムですが、これは触っているだけでも幸せな気持ちに。ワンピースにもパンツにも合うなど、幅広く活躍しそうなのもいい。この先長く愛用できる“ニットの王様”だと思います」

ロロ・ピアーナ ジャパン

電話番号　03-5579-5182

◆Chloé「シューズ」

シューズ 143,000円／クロエ（クロエ カスタマーリレーションズ）

　前シーズンから新たなクリエイティブ・ディレクターにシェミナ・カマリが就任したクロエは、丸山さんも注目。特に気に入ったのが、今季のトレンドでもあるメリージェーン。

「親指の部分がちょっと丸くなったスクエアトゥが可愛い、“ひとくせメリージェーン”。こういうトゥのシェイプはありそうでなかったと思います。洋服では、レオパード柄は派手すぎる気がしてあまり着ないのですが、このシューズはポニーカーフスキン＆オーバーサイズのバックルで、レオパード柄がモダンな感じに見えるのがいい。分厚いソックスか素足に合わせて履きたいですね」

クロエ カスタマーリレーションズ

電話番号　03-4226-3883

◆MIU MIU「バッグ＆チャーム」

バッグ H10.5×W22×D7.5cm 396,000円、チャーム（左）57,200円、（右）80,300円（すべて予定価格）／ミュウミュウ（ミュウミュウ クライアントサービス）

「ミュウミュウのバッグ、“アルカディ”の中でも、このマスタードキャメルのような色合いのスエードが気に入っていて。これも、撮影で何度も使用しているにもかかわらず、“欲しい”気持ちが高まる一方の、諦めきれないアイテムの一つです」。質感と風合いが好みで小物はスエードを選ぶことが多いそう。

「このフォルムに似たバッグはありますが、こうやってチャームをたくさんつけるキッチュな感じが楽しめるのは、ミュウミュウならでは。買うときはチャームとセットで！」

ミュウミュウ クライアントサービス

◆LOEWE Perfumes「キャンドル」

キャンドル 19,910円、キャンドルバスケット 132,440円／ロエベ パルファム

　ロエベのクリエイティブ・ディレクターであるジョナサン・アンダーソンの世界観が大好きという丸山さん。洋服はもちろん、彼が手がけるホームコレクションも欲しいものの宝庫。高感度な方へ差し上げるギフトを探すにもおすすめだそう。

「ミモザの香りのキャンドルは、職人技が光るテラコッタの容器も素敵。上から吊るせるレザーのカゴをつけると、キャンドルを使い終わっても楽しめるスペシャルなセットに。ああ、誰か私にこんなギフトくれないかしら（笑）」

ロエベ パルファム

電話番号　03-3234-1224

◆Stora Skuggan「香水」

オードパルファム「シルフィム」30,800円／ノーズショップ

　最初の出会いはヨーロッパのセレクトショップ。アートのようなボトルデザインが印象的だったというスウェーデン発の香水「ストラ スクガン」。調香師とデザイナーの小さな集団で運営されており、手作業でつくられる香水は神話や伝説、物語をもとに生み出されている。

「オブジェとして部屋に飾りたくなるようなルックスに一目惚れしましたが、香りも私好みです。これは“絶滅した薬草”という名で、絶滅した古代植物シルフィムの末裔を辿り、現代に再現したのだそう。こう聞いただけでどんな香りなのかワクワクしますよね」

ノーズショップ

電話番号　050-2018-6146

◆CHROME HEARTS「メガネ」

メガネ 229,900円（予定価格）／クロムハーツ（クロムハーツ トーキョー）

「クロムハーツのメガネの大ファンで、黒縁のメガネを愛用中。掛けていると、特に男性からよく褒められるんです」。クロムハーツのアイウェアは、充実したラインナップが揃う。一つひとつが高い職人技を駆使してつくられており、抜群のフィット感を誇る。

「高額ですが“いいものは違う！”と実感。次に狙っているのがこのべっ甲柄のメガネ。デザインだけでなく細部にまでこだわりを感じることができるので、好みのメガネに出会ったら、迷わず買うのがおすすめ」

クロムハーツ トーキョー

電話番号　03-5766-1081

◆Sophie Joanne「リング」

右上から時計回りに：リング（YG×タンザナイト×ペリドット）473,000円、（YG×ブルーオパール×ペリドット）330,000円、（YG×カーネリアン×ペリドット）550,000円、（YG×クリソプレーズ×トパーズ）418,000円、（YG×ピンクオパール×レッドトルマリン）330,000円／ソフィー・ジョアン（ロンハーマン）

　アムステルダムで2021年に創業し、今季日本に初上陸した「ソフィー・ジョアン」。職人によってハンドメイドされているリングは、天然石を彫刻した花びらの造形が見事。

「こんな風に直接石を彫って花を表現しているジュエリーを見たのは初めてで、高い職人技に感激。無垢な石を纏えるデザインに惹かれました」

ロンハーマン

◆BURBERRY「スカーフ」

スカーフ（155×30cm）103,400円／バーバリー（バーバリー・ジャパン）

「学生時代からの憧れだったバーバリーのマフラーですが、大人になって、いままたバーバリーチェックが気になっています。この歳ならではの新しい着こなし方ができそう」。チーフ クリエイティブ オフィサーのダニエル・リーが表現するモダンブリティッシュが魅力のバーバリー。スコットランドにある創業200年の紡績工場で製作されたカシミヤのスカーフは、極上のやわらかさと優しい温かみを誇る。

「縦の両端に施されたフリンジが上品なアクセント。コンパクトめのサイズ感を生かして、首元にキュッとあしらいたいですね」

バーバリー・ジャパン

電話番号　0066-33-812819

◆MANOLO BLAHNIK「ローファー」

ローファー 154,000円／マノロ ブラニク（ブルーベル・ジャパン）

「ローファーは既に何足も持っているけれど、この『マノロ ブラニク』は、佇まいが他のブランドとは全然違うなと感じます。ソックスではなく、素足かシアーなストッキングを合わせてドレッシーに履きたくなるエレガントなローファーです」。丸山さんの好きなスエード素材で、素足に履くと肌の色に馴染むヌーディなベージュ。

「『マノロ ブラニク』のシューズは他にも持っていますが、木型が私の足に合っていて、履き心地も最高。今回ご紹介したニットやバッグ、スカーフなどとコーディネートしても可愛いですよね！」

ブルーベル・ジャパン

電話番号　03-5413-1050

●教えてくれたのは……

丸山佑香（まるやま・ゆうか）さん
スタイリスト

多数のファッション誌をはじめ、広告やアーティストのスタイリングも幅広く手がける。クリエイティブな感性をデイリーに落とし込むスタイリングが人気。アクセサリーブランドTONのデザイナーとしても活躍中。
Instagram：@yuukamaruyama
いちばん嬉しかった贈りもの：兵庫県尼崎市にある創業70年を越える和菓子屋・日乃出の水まんじゅう

※記事内のYG＝イエローゴールド、
バッグのサイズ表記はH=高さ×W＝横幅×D＝マチを表します。

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　続きは「CREA」2025年冬号でお読みいただけます。

文＝湯澤実和子
写真＝赤尾昌則
スタイリング＝丸山佑香（makiura office）