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【島根県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。世界からも注目される“絵画のような庭園”の幻想的な雪景色

CREA WEB / 2025年1月12日 9時0分

 冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、島根県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。


◆足立美術館


足立美術館の雪景色。

 足立美術館は、横山大観をはじめとする近代から現代の日本画を中心とした美術館。「庭園もまた一幅の絵画である」という創設者・足立全康の信念のもと、5万坪に及ぶ多様な庭園が四季折々美しい姿を見せることでも知られています。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングでは20年以上連続で日本一! 海外からも高い評価を受けている庭園なのです。

 冬のシーズンは、雪化粧をした庭園に様変わり。まるで水墨画の世界に入り込んだような幻想的な景色を見ることができます。

 周辺には「さぎの湯温泉」もあるので、身体を温めたりしながら、ゆっくり過ごすのもおすすめです。

足立美術館(あだちびじゅつかん)

所在地 島根県安来市古川町320
https://www.adachi-museum.or.jp/

◆日本庭園 由志園 イルミネーション 黄金の島ジパング


日本庭園 由志園 イルミネーション 黄金の島ジパング。

 中海に浮かぶ大根島にある「由志園」は、牡丹をはじめとした四季折々の草花に彩られた面積約1万坪の池泉回遊式庭園。毎年秋冬に開催される中四国最大級の「和」のイルミネーションが冬の風物詩となっています。

 広々とした空間で連動する光のエコシステム、エントランスマッピングなど、日本の伝統美と最新のテクノロジーが織りなす光の世界は圧巻! 日本庭園に広がる新たな光の物語空間を作り出します。

 プロジェクターによる庭園全体のマッピングや1670万色に光り輝く出雲富士ダイヤイルミネーション、庭園中央の池泉を舞台にした水中イルミネーションなどが煌びやかに輝き、来場者を幻想的な雰囲気に包み込みます。

 黄金の島ジパングのあとは、週末と祝日限定で極彩色のライトアップが開催。ウインターシーズンを最後まで盛り上げます。

黄金の島ジパング ニューイヤーシーズン:2025年1月2日(木)~13日(月・祝)日没〜20:00(最終入園19:30)、土日祝日〜20:30(最終入園20:00)

極彩色のライトアップ:2025年1月17日(金)~2月11日(火・祝)
※金・土・日・祝日のみの開催

日本庭園 由志園 イルミネーション 黄金の島ジパング(にほんていえんゆうしえん イルミネーションおうごんのしまジパング)

所在地 島根県松江市八束町波入1260-2
https://www.yuushien.com/event/2024-25winter/lightup.html

◆安来市のコハクチョウ


安来市のコハクチョウ。

 安来市の宇賀荘地区、能義地区に広がる田園地帯。この地域では毎年11月〜3月上旬にかけてシベリアから越冬のためにコハクチョウが飛来。冬の風物詩となっています。

 通常、湖にいることが多い白鳥。除草剤をほとんど使用しない安来市の農業文化があったからこそ、田んぼにコハクチョウが飛来するようになったそう。大山を背景にしたコハクチョウの姿は格別。毎年、多くの愛好家が撮影に訪れます。

 白鳥ロード沿いにある「出雲織 のき白鳥の里」には、白鳥観察棟があり、至近距離でバードウオッチングを楽しむことができます。

見ごろの時期:例年11月~3月上旬

安来市のコハクチョウ (やすぎしのコハクチョウ)

所在地 安来市の田園地帯(宇賀荘地区、能義地区)
https://yasugi-kankou.com/spot/nogiheiya/

◆奥出雲おろちループ


奥出雲おろちループ。

 島根県の南の玄関口である奥出雲町には、日本神話の「ヤマタノオロチ」をイメージした大小11の橋と3つのトンネルからなる日本最大規模の二重ループ方式の道路「奥出雲おろちループ」があります。高低差105mを一気に駆け上るために作られた道路付近には、「道の駅 奥出雲おろちループ」や「奥出雲鉄の彫刻美術館」などの施設もあり、道中で立ち寄り休憩することもできます。

 雪が多く降る奥出雲町。冬の晴れ間には雪景色の絶景を見ながらのドライブが格別。特に、三井野大橋の赤いアーチはフォトジェニックスポット。「道の駅 奥出雲おろちループ」の展望台からは三井野大橋と一緒に奥出雲おろちループの絶景を同時にフレームにおさめることができます。

奥出雲おろちループ(おくいずもおろちるーぷ)

所在地 島根県仁多郡奥出雲町八川
https://okuizumo.org/jp/guide/detail/178/

◆ぐるっと松江堀川めぐり 冬の「こたつ船」


ぐるっと松江堀川めぐり 冬の「こたつ船」。

 ぐるっと松江堀川めぐりは、松江の城下町に残る堀を小舟で巡る、人気の観光遊覧。国宝松江城の堀を船頭さんのガイドを聞きながら、約50分かけて周遊します。武家屋敷や塩見縄手の老松が並ぶ、風情ある城下町・松江の風景が楽しめます。

 寒い季節限定の「こたつ船」では、船頭が自ら火起こしした「豆炭」を使用したこたつで暖を取りながら、冬ならではの情景を楽しめます。こたつで温まりながら、水上散歩を満喫するのも趣深い。

運行期間:開催中~2025年3月31日(月)

ぐるっと松江堀川めぐり 冬の「こたつ船」(ぐるっとまつえほりかわめぐりふゆのこたつぶね)

所在地 島根県松江市黒田町507-1 松江堀川ふれあい広場
https://www.kankou-shimane.com/destination/20256

◆油井前の洲


油井前の洲。

 隠岐諸島・隠岐の島町にある油井前の洲は、約2千万年前、日本海が湖であった時代の地層でできた地形。広い波食棚を形成しています。波食棚とは、潮間帯にある平坦な岩棚のことで、干潮の時など潮が満ちて海水面が高くなると海水面下に隠れ、潮が引いて海水面が低いときには水面上に現れる磯のこと。

 冬季の海面低下時には、北西の季節風によって大波が激しく打ち寄せ、波食棚が浮き出たように姿を現し、まるで南米ボリビアのウユニ塩湖のように、空を映す鏡のようになります。ゆっくりと水平線へ夕陽が沈む様子はまさに絶景!

油井前の洲(ゆいまえのす)

所在地 島根県隠岐郡隠岐の島町油井
https://www.kankou-shimane.com/destination/30037

◆唐音水仙公園


唐音水仙公園。

 益田市鎌手地区にある唐音水仙公園は、中国地方有数の水仙の名所。もともと日本水仙が自生しており、そこから地元の有志が少しずつ増やしていくことで、今では200万球を超える日本水仙と日本海を合わせて眺めることができる絶景スポットとなりました。

 例年、12月下旬から1月いっぱいまで、日本海をバックにどこまでも咲き広がる日本水仙の花畑を楽しめます。

 周囲の珍しい岩脈は「唐音の蛇岩(からおとのじゃがん)」と呼ばれ、昭和11年に国の天然記念物に指定されています。

唐音水仙公園(からおとすいせんこうえん)

所在地 島根県益田市西平原町1598
https://www.kankou-shimane.com/destination/21485

◆三瓶温泉と星空


三瓶温泉と星空。

 島根県のほぼ中央、国立公園三瓶山の麓より湧き出る三瓶温泉は、全国でも有数の湧出量を誇り、古くから湯治場として栄えてきた歴史があります。温泉は鉄分を含んでいるため茶褐色を帯びており、湯の花が多いのも特徴。

 周囲には人工光が少ないので、夜の露天風呂から美しい星空を眺めることができます。満天の星を眺めながら、保温と保湿に優れた美肌の温泉に浸かれば、心も体も癒やされること間違いなし!

三瓶温泉と星空(さんべおんせんとほしぞら)

所在地 島根県大田市三瓶町志学
https://www.kankou-shimane.com/spa/detail/39_sanbe

◆もち花祭り


もち花祭り。

 もち花祭りは、五穀豊穣を祈る旧正月の行事として親しまれている松江市美保関地区の冬の風物詩。

 えびす様の総本宮・美保神社がある美保関町では、旧暦のお正月にあたる期間にもち花祭りを開催しています。

 昭和の時代は、家庭でも一般的に正月を迎えると飾っていた「もち花飾り」。昔ながらの風習を後世に残していこうと、地元有志から始まったお祭りで、クロモジの枝とお餅で作られた「もち花飾り」が街並みを飾り、訪れた人の目を楽しませてくれます。

もち花祭り(もちばなまつり)

所在地 島根県松江市美保関町 美保神社参道~青石畳通り周辺
https://www.mihonoseki-kankou.jp/

◆仁摩サンドミュージアムの一年計砂時計


仁摩サンドミュージアムの一年計砂時計。

 仁摩サンドミュージアムは、「砂」「時」「環境」をテーマとした、世界でも珍しい博物館。

 館内中央にある世界最大の一年計砂時計「砂暦(すなごよみ)」は、全長5.2メートル、直径1メートルのガラス容器に1トンの砂が入っており、毎年大晦日に砂時計を半回転させて新年をスタートするイベント「時の祭典」が行われます。

 漫画『砂時計』の舞台でもあり、映画化やドラマ化の際のロケにも使用されたことから、多くのファンが訪れる人気スポットにもなっています。

仁摩サンドミュージアムの一年計砂時計(にまサンドミュージアムのいちねんけいすなどけい)

所在地 島根県大田市仁摩町天河内975
https://www.sandmuseum.jp/

文=CREA編集部

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