【山口県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。パワースポットとしても人気！ 神秘的な“コバルトブルーの池”の雪化粧

　冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

　凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

　暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか？　今回は、山口県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。

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◆別府弁天池

別府弁天池。

　別府厳島神社の境内にある別府弁天池は、秋吉台特有のカルスト地形によって、長い歳月でろ過された湧水でできた青い池。

　神秘的なコバルトブルーの池で、パワースポットとしても人気を集めています。ミネラルを多く含む水が毎分約11トン湧き出ていて、特に寒い2月は限りなく無菌に近くなるため、水面は常に青く澄んだ状態に保たれます。

　併設されている養鱒場釣り堀ではニジマス釣りを楽しめます。売店で販売しているマスバーガー、マススティック、弁天名水コーヒーにもぜひトライしてみてください！

別府弁天池(べっぷべんてんいけ)

所在地　山口県美祢市秋芳町別府1951番地2
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_14478.html

◆周南工場夜景

周南工場夜景。

　瀬戸内海沿いに全国屈指の工場群が広がる周南コンビナートは、夜にはまるで銀河のような壮大で幻想的な工場夜景へと変わり、訪れた人々を魅了します。

　特に日本夜景遺産に認定されている晴海親水公園から眺める工場夜景が絶景。このほか巨大な煙突が目前に迫る三笹町も人気です。冬には空気が乾燥するため、一段と綺麗な写真を撮影することができるほか、日が落ちるのも早いので夜景を長く楽しむことができるのでおすすめ。

　徳山駅から歩いて行けるスポットが多いので気軽に散策ができるのもうれしい。遊漁船を使ったクルーズや観光タクシーツアーも。タクシーツアーはお迎え場所や時間が選べるので、カスタムメイドして自分ならではの旅を楽しんでみては。

周南工場夜景（しゅうなんこうじょうやけい）

所在地　山口県周南市晴海町ほか。
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_18357.html

◆笠戸島大城温泉

笠戸島の大城温泉。

笠戸島大城温泉の名物・笠戸ひらめ。

　大城温泉・潮騒の湯は、「国民宿舎大城」内の天然温泉で、温泉総選挙2023の絶景部門で第9位を受賞しました。

　笠戸湾と空との一体感が味わえる「インフィニティ風呂」からの絶景が魅力で、美しい瀬戸内海を一望できる景観が美しく、身も心も清々しい気分に。また、全室オーシャンビューの客室から眺める笠戸島の夕日は息を呑む素晴らしさ。このほか炭酸風呂、岩風呂、内湯、サウナ、水風呂も楽しめて、寒い冬におすすめ。

　露天風呂以外に、海の幸を存分に堪能できるレストランがあり、名物である笠戸ひらめを中心に地元食材を生かした料理も満喫できます。

笠戸島大城温泉 （かさどしまおおじょうおんせん）

所在地　山口県下松市笠戸島14-1 国民宿舎大城
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_17796.html

◆ふぐ料理

ふぐ料理。

　ふぐ料理は、山口県を代表するグルメのひとつ。明治時代に山口県出身の初代総理大臣、伊藤博文がふぐ料理の美味しさに感動し、山口県でのふぐ食が解禁されたことから、下関を中心に浸透したと言われています。

　ふぐ料理の代表格といえば「ふぐ刺しの薄造り」。薄切りにすることで、身の固いふぐの弾力感や食感をダイレクトに満喫できる逸品です。このほかふぐの美味しさをまるごと味わえる「ふぐちり鍋」、独特の風味がたまらない「ふぐひれ酒」など、本場だからこそさまざまな種類が楽しめます。

　県内には贅沢にフルコースが食べられるお店から、気軽にふぐを楽しめるお店まで、たくさんのお店が点在しています。

ふぐ料理（ふぐりょうり）

所在地　山口県下関市ほか
https://yamaguchi-tourism.jp/feature/fugu

◆夕日岬 はなぐり岩

夕日岬 はなぐり岩。

　瀬戸内海に沈む美しい夕日を眺められる笠戸島。この笠戸島の北部に位置する夕日岬では、海蝕穴・はなぐり岩と鮮やかな夕日の神秘的な光景が見られます。

　水面が茜色に染まる冬場は一番濃くて綺麗な夕日が見られるので、県外からも多くの方が写真を撮りに訪れる人気スポット。

　見どころは「はなぐり岩」と呼ばれる、海水の浸食によってぽっかりと空いた穴。水面に映った夕日の光が伸びる景色は、目に焼きついて忘れられないほどの美しさです。

見ごろの時期：11月～2月

夕日岬 はなぐり岩(ゆうひみさきはなぐりいわ)

所在地　山口県下松市笠戸島
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_18593.html

◆笠山椿群生林

笠山椿群生林。

　萩市北東部の笠山に広がる、約25,000本ものヤブツバキの群生林。例年12月頃から開花がはじまり、3月下旬頃まで樹上に色鮮やかな椿の花を咲かせます。

　火山溶岩の苔の緑と、椿の赤のコントラストが美しい景観が魅力。背の高い椿の樹上に咲く色鮮やかな椿の花と、木から落ちた“落ち椿”が地面を赤く彩る光景の両方を見ることができます。群生林内は遊歩道が整備されているので間近で鑑賞でき、展望台から椿群生林や日本海を一望すれば、気分が晴れやかに。

　また、見ごろの時期に合わせて、毎年2月中旬～3月中旬頃に「萩・椿まつり」が開催されます。

萩・椿まつり開催期間：2025年2月15日（土）〜3月16日（日）

笠山椿群生林(かさやまつばきぐんせいりん)

所在地　山口県萩市越ヶ浜 虎ヶ崎
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_14013.html

◆一の俣桜公園

一の俣桜公園。

　一の俣桜公園は、下関市の奥座敷「一の俣温泉」付近の山中にある、フォトジェニックな隠れ観光スポット。

　池には鯉が泳ぎ、水面から伸びるたくさんの木々が水面に映り込む光景が幻想的。通称「蒼霧鯉池」といわれるように、光の当たり具合で池の水面が青く見え、寒い時期の早朝に霧がかかると、さらに神秘的な景観が広がります。池には色とりどりの鯉が泳いでいて、まるで絵画のような世界観に浸れます。

一の俣桜公園(いちのまたさくらこうえん)

所在地　山口県下関市豊田町一ノ俣
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_18510.html

◆角島灯台

角島灯台。

　角島灯台は、明治9年に点灯した日本海側初の大型洋式灯台。国指定の重要文化財であり、周辺には灯台記念館、憩いの広場等が整備されています。

　エメラルドグリーンの海や、海の上を一直線に伸びる角島大橋で人気の下関市角島にあり、シルエットの美しい灯台はシンボル的な存在。内部に入ってらせん階段を上ると、360度のパノラマを楽しめます。

　2月頃に見られる灯台周辺に水仙が咲き乱れる絶景は必見！ ほのかに香る水仙の甘い香りに包まれながら、美しい景観をゆっくり眺めれば、気分がリフレッシュできそうです。

角島灯台(つのしまとうだい)

所在地　山口県下関市豊北町大字角島2343-2
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_11102.html

◆梅の名所 防府天満宮

梅の名所　防府天満宮。

　防府天満宮は、日本三天神のひとつに数えられ、全国から多くの参拝者が訪れる神社。学問の神様として有名な菅原道真を祀る神社は全国に約12,000社あるとされますが、最初に創建されたのが防府天満宮と言われています。

　境内には約1,100本、16種類の梅の木があり、菅原道真公も愛した梅の季節には梅まつりが行われます。梅をモチーフにした特別な御朱印や「出世梅」の配布などもあり、ひときわ多くの人で賑わうイベント。芳しい梅の香りに包まれ、一足早い春の訪れを感じるのも一興です。

防府天満宮梅まつり開催期間：2025年2月16日（日）〜3月2日（日）
・梅の花の見ごろ：2月中旬～3月上旬頃。

防府天満宮(ほうふてんまんぐう)

所在地　山口県防府市松崎町14-1
https://yamaguchi-tourism.jp/event/detail_17459.html

◆周防大島みかん鍋

周防大島みかん鍋。

　味が濃く、糖度と酸度のバランスがよい山口大島みかんは、周防大島が誇る名産品。冬になると周防大島町の名物鍋として知られる、みかんをまるごと浮かべたみかん鍋を楽しみに多くの人が島を訪ねます。

　周防大島鍋奉行会加盟店で提供される「みかん鍋」には、減農薬で育てた鍋専用のみかんが入っており、つみれや餅にもみかんが練り込まれている、まさにみかんづくしの鍋。ピリリと効いたアクセントがクセになるゆず胡椒ならぬ、みかん胡椒も絶品。瀬戸内の魚介と相性抜群で、大満足すること間違いなし。

みかん鍋提供期間：〜2025年3月31日（月）
※周防大島町内の各店舗で提供されます。

周防大島みかん鍋(すおうおおしまみかんなべ)

所在地　山口県大島郡周防大島町各所
https://yamaguchi-tourism.jp/event/detail_16115.html

文＝CREA編集部