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【佐賀県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。伊万里湾に浮かぶ48の島が、霧に包まれる神秘的な光景

CREA WEB / 2025年1月13日 9時0分

 冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、佐賀県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。


◆いろは島展望台から見る蒸気霧


いろは島展望台から見る蒸気霧。写真提供:佐賀県観光連盟

「いろは島展望台」は、唐津市肥前町の高台に立つ展望台。海抜171メートルに位置し、玄海国定公園内にある景勝地「いろは島」が一望できるスポットだ。

 いろは島とは、伊万里湾に浮かぶ大小48ほどの島々のこと。展望台からは青海と緑豊かな島々の大パノラマが眺められ、時間帯によって日の出や夕焼け、星空など、表情の異なる景色が楽しめる。

 冬に気象条件が合うと、海面から湯気のように霧が立ち上る蒸気霧に出合えることも。霧が漂う幻想的な光景が見る人を魅了する。

いろは島展望台から見る蒸気霧(いろはじまてんぼうだいからみるじょうきぎり)

所在地 佐賀県唐津市肥前町満越537-2
https://www.karatsu-kankou.jp/sp/spots/detail/43/

◆TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り


TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り。写真提供:佐賀県観光連盟

「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り」は、陶芸の里・武雄にある「竹古場キルンの森公園・飛龍窯」で毎年2月に開催されるライトアップイベント。

 世界一の容積を誇る全長23メートルの巨大な登り窯・飛龍窯の周辺に6,000個を超える灯籠の明かりが煌めき、並木やモニュメントのイルミネーションとともに来場者を幻想空間へと誘う。

 会場では、焼き物の展示会やミニ灯ろう作り体験などが行われるほか、窯の中でコーヒーやスイーツが味わえる窯内カフェがオープンする。

開催日:2月中旬 ※2024年度の開催は、未定

TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り(たけお・せかいいちひりゅうがまとうろうまつり)

https://hiryuugamakoubou.sagafan.jp/

◆桜の里から見る朝日


桜の里から見る朝日。写真提供:佐賀県観光連盟

 杵島郡白石町の高台にある「桜の里」は、有明海や白石平野などを一望できる絶好のスポット。「佐賀の美しい景観づくり地区」に選ばれており、桜の名所としても有名だ。

 冬の時期は日の出を正面に捉えることができ、山並みから昇る朝日とオレンジ色に染まる有明海、無数の海苔棚が海に浮かび上がる神秘的な光景を堪能できる。

 さらに、冬は朝日が差すタイミングと漁船の出港が重なるため、オレンジ色の水面に漁船の航跡が描かれ、この瞬間を写真に収めようと多くのカメラマンが訪れる。

見ごろの時期:12月下旬~1月上旬

桜の里から見る朝日(さくらのさとからみるあさひ)

所在地 佐賀県杵島郡白石町深浦
https://www.town.shiroishi.lg.jp/kanko/tanoshimu/_4048.html

◆東よか干潟のシギ


東よか干潟のシギ。写真提供:佐賀県観光連盟

 有明海湾奥部に位置する「東よか干潟」は、有明海の干潮時に現れる広大な泥干潟。

 国内有数の水鳥類の中継地および越冬地であり、渡り鳥であるシギ・チドリ類の渡来数は日本一を誇る。絶滅危惧種も見ることができ、国際的に重要な湿地としてラムサール条約湿地に登録されている。

 東よか干潟でバードウォッチングができるのは、潮位が5メートル以上ある日の、満潮時間の前後約2時間だ。野鳥情報や潮見表などを、「干潟の生き物図鑑」で事前にチェックしてから出かけよう。

東よか干潟のシギ(ひがしよかひがたのシギ)

所在地 佐賀県佐賀市東与賀町大字田中2757-4(東よか干潟ビジターセンター)
https://www.higasasu.city.saga.lg.jp/

◆大魚神社の海中鳥居


大魚神社の海中鳥居。写真提供:佐賀県観光連盟

 藤津郡太良町にある「大魚神社」の海中鳥居。有明海の浅瀬に3基連なる朱色の鳥居がフォトジェニックなスポットだ。

 有明海は最大6メートルの干満差があるため、満潮になると鳥居が海に浸かり、まるで海に浮かんでいるかのような光景に。干潮時には参道が現れ、鳥居の下を歩いてくぐることができる。

 潮の満ち引きは月の引力によって起こることから、太良町は「月の引力が見える町」ともいわれ、2021年には「海中鳥居を照らす月」が「日本百名月」に認定。夜の海に静かに立つ鳥居が月明かりに照らされる光景は神秘的で、冬の夜空に煌めく星々がその神々しさを際立たせる。

大魚神社の海中鳥居(おおうおじんじゃのかいちゅうとりい)

所在地 佐賀県藤津郡太良町多良1874-9先
https://tara-kankou.jp/spot/post-18.html

◆朝日山公園から望む夜景


朝日山公園から望む夜景。写真提供:佐賀県観光連盟

「朝日山公園」は、鳥栖市の小高い山にある公園。標高約133メートルながら山頂展望台からの眺望は開けており、晴天時には福岡方面まで見渡すことができる。

 ここは夜景スポットとしても有名で、眼下に広がる鳥栖市の街や遠く佐賀市まで眺められ、まばゆく輝く街並みが冬の凛とした空気でさらに映える。

 九州新幹線の停車駅・新鳥栖駅や新幹線が通過する様子が見られるのも、朝日山公園ならではだ。

朝日山公園から望む夜景(あさひやまこうえんからのぞむやけい)

所在地 佐賀県鳥栖市村田町1079
https://www.city.tosu.lg.jp/soshiki/18/2392.html

◆サガ・ライトファンタジー


サガ・ライトファンタジー。写真提供:佐賀県観光連盟

「サガ・ライトファンタジー」は、佐賀市の中心市街地で開催されるイルミネーションイベント。佐賀市中央大通り周辺に9つのイルミネーションスポットが登場し、その場所の特徴に合わせた光の演出が行われる。

 たとえば、「駅前まちかど広場」では広場に立つ佐賀の偉人像とイルミネーションが華麗にコラボ。「水の郷まちかど広場」では松原川が虹色に光る川へと変貌する。そのほか、和傘を使ったイルミネーションオブジェや光のトンネルなど、写真映えスポットが満載だ。

 沿線店舗や街路樹などにも電飾が飾られ、街が幻想的な空間に。各スポットを巡りながら、多彩なイルミネーションを楽しんでみてはいかが。

開催期間:2024年10月4日(金)~2025年1月13日(月・祝)

サガ・ライトファンタジー

開催地 佐賀県佐賀市中央大通り
http://www.sagalf.jp/

◆ふなんこぐい


ふなんこぐい。写真提供:佐賀県観光連盟

 佐賀県では、冬の貴重なタンパク源としてフナが重宝されてきた。特に農村部では秋に貯水池などの池干しをする際にフナを捕まえ、干した形で貯蔵しており、そんなフナを使った郷土料理が「ふなんこぐい」だ。

 フナを昆布で巻き、同じく冬の野菜である大根などと一緒にじっくり煮込めば出来上がり。生臭みもなく、フナ独特の風味がのぼるだけでなく、さらに骨までいただけるほど柔らかくなっている。

 二十日正月の前後にはふな市が行われたり、鹿島市内のスーパーなどでもフナやふなんこぐいは販売されるそう。まさに冬の風物詩だ。

ふなんこぐい

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/45_1_saga.html

◆冬の時期しか味わえない! 脂ののった寒鯉


冬の時期しか味わえない! 脂ののった寒鯉。写真提供:佐賀県観光連盟

 小城市の名物として有名な鯉料理。鯉料理といえば夏の味覚として知られる「鯉の洗い」のイメージが強いが、冬に獲れる寒鯉は脂がのっていて上品な味わい。清水の滝付近に軒を連ねる各鯉料理店では、定番の寒鯉の刺身や、ユッケ、唐揚げ、白子刺などの店舗オリジナルメニューを堪能できる。

 清水の滝は全国名水百選にも選ばれたほどの清流で、その水にさらされた鯉を使った料理は臭みがなくて美味。清水の鯉料理店では、寒い時期に旬を迎える寒鯉料理の数々を味わえる。

 さらに毎年2月には「清水寒鯉まつり」も開催。まつり期間中に協賛店舗に来店すると、寒鯉の刺身のサービスも。脂ののりがよい寒鯉の刺身は絶品! 夏場とは一味も二味も違う冬ならではの鯉の味を、この機会にぜひ堪能して。

寒鯉シーズン:2月頃

冬の時期しか味わえない! 脂ののった寒鯉(ふゆのじきしかあじわえないあぶらののったかんごい)

所在地 佐賀県小城市
http://www.kiyomizu-koi.jp/index.php

◆竹崎カキ


竹崎カキ。写真提供:佐賀県観光連盟

 カキ小屋の発祥地ともいわれる太良町の冬の味覚を代表するのが、太良町のブランド牡蠣である竹崎カキ。シーズンは11~3月。

 日本一の干満の差を誇る有明海で豊富なミネラル分を栄養に育まれた竹崎カキは、甘みや旨みが濃厚なうえ、焼いても身が縮みにくいのが特徴。

 国道207号線沿いにずらりと並ぶカキ小屋は「たらカキ焼海道」と呼ばれ、多くの観光客が訪れる。

竹崎カキ(たけざきカキ)

所在地 佐賀県藤津郡太良町国道207号線沿い たらカキ焼海道
https://tara-kankou.jp/

文=CREA編集部

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