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【熊本県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。早朝に池からあがる霧と“安産の神”を祀る神社がつくる幻想的な世界

CREA WEB / 2025年1月13日 9時0分

 冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、熊本県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。


◆浮島神社


浮島神社。写真提供:熊本県観光連盟

 日本で初めて結婚式を挙げた夫婦と言い伝えられている「いざなぎ・いざなみ」の神を祀る、長保3(1001)年創建の浮島神社。

 夫婦神を祀ることから「安産の神」と崇められ、妊婦さん、出産報告に訪れる親子など、子どもたちの幸せを願って、多くの人が訪れる。

 冬の朝には池から立ち上る蒸気霧と神社が幻想的な世界をつくり、フォトスポットとしても有名だ。

浮島神社(うきしまじんじゃ)

所在地 熊本県上益城郡嘉島町井寺2828
https://ukishimajinja.com/

◆あまくさロマンティックファンタジー


あまくさロマンティックファンタジー。写真提供:熊本県観光連盟

「あまくさロマンティックファンタジー」は、天草各地を光で彩るイルミネーションイベント。市内7会場で開催され、各スポットの魅力を生かした光の演出が展開される。

 イタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏が設計した全長883メートルの橋「牛深ハイヤ大橋」では、通常は白色のライトアップのところを期間中はカラフルに点灯。下田温泉では無料の足湯に浸かりながら幻想的な灯りが楽しめ、白鶴浜海水浴場では海を光で照らし、波自体がイルミネーションへと変化する。

 また、会場ごとにさまざまなイベントが行われるほか、会場を巡ってスタンプを集める「モバイルスタンプラリー」企画も実施。3カ所以上のスタンプを集めると、航空券や宿泊券、ご当地名物などの豪華な商品が抽選で当たる。

開催期間:開催中~2025年1月13日(月・祝) ※毎年11月後半~1月中旬

あまくさロマンティックファンタジー

開催地 熊本県天草市/天草市内7会場
https://www.t-island.jp/romantic-fantasy/

◆みどりかわ湖どんど祭り


みどりかわ湖どんど祭り。写真提供:熊本県観光連盟

 日本最大級の炎の祭典として知られる、「みどりかわ湖どんど祭り」。新年に五穀豊穣や無病息災を願う日本の伝統行事・どんど焼きを絶やさないようにと、美里町で始められたお祭りだ。

 全国各地で地域特有のどんど焼きが行われているが、みどりかわ湖どんど祭りの特徴はスケールの大きさ。町内の山林から切り出した孟宗竹や稲わらなどで作られたやぐらは、なんと高さ約20メートル。この特大やぐらが毎年2~3基用意され、点火されると炎が勢いよく燃え上がり、凄まじい迫力ぶりに観客から歓声が上がる。

 会場には出店も並び、どんど焼きの火で焼いて食べる「あぶり竹付き鏡餅」やぜんざいなどが販売される。

開催時期:1月11日(土) ※2025年はすでに終了

みどりかわ湖どんど祭り(みどりかわこどんどまつり)

開催地 熊本県下益城郡美里町畝野 緑川ダムイベント広場
http://misato.town/spot.html?id=1

◆上津深江八坂神社裸まつり


上津深江八坂神社裸まつり。写真提供:熊本県観光連盟

「上津深江八坂神社裸まつり」は、天草諸島の中で最も大きい島・天草下島にある「八坂神社」で、毎年1月20日に開催される伝統行事。約400年前に、この地区で流行した疫病を収めるために、山伏が海で禊をしたことが始まりといわれている。

 ホラ貝の合図で神輿を担いだ男衆30人が大寒の海に飛び込み、無病息災を祈りながら海を渡る。さらしを巻いた男衆が「ヨイヤ、ヨイヤ」と威勢のよいかけ声を上げ、ホラ貝を吹きながら海岸沿いを泳ぐ姿は圧巻だ。

開催日:毎年1月20日

上津深江八坂神社裸まつり(こうつふかえやさかじんじゃはだかまつり)

開催地 熊本県天草郡苓北町
https://kankou.reihoku-kumamoto.jp/kiji0031110/index.html

◆草千里ヶ浜の雪景色


草千里ヶ浜の樹氷。写真提供:熊本県観光連盟

 草千里ヶ浜は、烏帽子岳の北麓に広がる直径約1キロメートルの大草原。噴煙を上げる中岳を望み、大きな池や放牧された馬が悠々と歩く姿など、絶好のロケーションを誇る。

 新緑が輝く初夏も人気だが、白銀の世界に包まれる冬はまた格別。標高の高い場所ならではの樹氷が現れ、氷の花が輝く絶景が拝める。

 冬の澄んだ空気の中で見る白い雪の世界は、まるで映画のワンシーンのよう。例年2月中旬ごろまで楽しむことができる。

見ごろの時期:11月下旬~2月中旬

草千里ヶ浜の雪景色(くさせんりがはまのゆきげしき)

所在地 熊本県阿蘇市永草
https://kumamoto.guide/spots/detail/210

◆長部田海床路


長部田海床路。写真提供:熊本県観光連盟

「長部田海床路」は、有明海に干潮時にだけ現われる海床路。海苔養殖や採貝を営む地元の漁業者のために造られた道で、宇土市住吉町に約1キロメートル続いている。

 満潮時に道が海に沈み、電柱や街灯が海の中に立ち並ぶ光景、干潮時に海に細い道が現れる様子など、それぞれの景観に風情がありSNSでも話題に。

 海の先には雄大な雲仙普賢岳も望め、空気の澄んだ冬は特に美しい景色が楽しめる。

長部田海床路(ながべたかいしょうろ)

所在地 熊本県宇土市住吉町3162-1(住吉海岸公園)
https://kumamoto.guide/spots/detail/12475

◆﨑津教会と気あらし


﨑津教会と気あらし。写真提供:熊本県観光連盟

 﨑津教会は、別名「海の天主堂」と呼ばれている、世界でも珍しい畳敷きの教会。

 この教会が建つ漁村「﨑津集落」は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産の1つとして、2018年に世界遺産に登録された。

 冷え込んだ冬の朝に発生する「気あらし」の中、漁船が港を出ていく景色が幻想的。

﨑津教会と気あらし(さきつきょうかいとけあらし)

所在地 熊本県天草市河浦﨑津539
https://kumamoto.guide/spots/detail/917

◆山鹿灯籠浪漫・百華百彩


山鹿灯籠浪漫・百華百彩。写真提供:熊本県観光連盟

 古くから和傘の大産地であった山鹿で、毎年2月の金曜と土曜に開催されるイベント、山鹿灯籠浪漫・百華百彩。

 重要文化財の芝居小屋八千代座や、風情溢れる豊前街道周辺のレトロな町並みを、和傘や竹のオブジェが鮮やかに彩り、数千もの蝋燭の幻想的な灯りが埋め尽くす。

 山鹿ならではの冬の夜灯りを楽しんでみては?

開催日:2025年2月7日(金)~3月1日(土)までの毎週金、土曜日(2月7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)、28日(金)、3月1日(土))

山鹿灯籠浪漫・百華百彩(やまがとうろうろまんひゃっかひゃくさい)

所在地 熊本県山鹿市街
https://yamaga100.com/

◆黒川温泉 湯あかり


黒川温泉 湯あかり。写真提供:熊本県観光連盟

 温泉街を手編みの鞠灯籠のほのかな灯りが照らす黒川温泉 湯あかりは、黒川温泉の冬の風物詩。

 このイベントは、放置竹林から地域の環境を守るため、竹の間伐・再生活動の一環として始まったもの。毎年12~4月頃まで、黒川温泉街を流れる川に竹で作った灯籠が設置され、黒川温泉街を明るく照らす。

開催期間:開催中〜2025年3月31日(月)

黒川温泉 湯あかり(くろかわおんせん ゆあかり)

所在地 熊本県阿蘇郡南小国町黒川さくら通り
https://www.kurokawaonsen.or.jp/event/yuakari/

◆球磨川くだり発船場


球磨川くだり発船場。写真提供:熊本県観光連盟

 日本三大急流の1つ、球磨川を望む観光遊覧船として100年以上愛され続ける、人吉名物球磨川くだり。

 まれな積雪時には対岸の人吉城跡と共に雪化粧をまとい、より冬の静けさを感じられる。

 木舟に乗って川を下る球磨川くだり「梅花の渡し」コースでは、冬場は暖をとりながら大自然の景観を楽しむことができる。

球磨川くだり発船場(くまがわくだりはっせんば)

所在地 熊本県人吉市下新町333-1
https://www.kumagawa.co.jp/

文=CREA編集部

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