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EXILE TAKAHIROがソロクリスマスライブにかける100%のこだわり「超綺麗なイルミネーションも楽しめる空間に!」

CREA WEB / 2024年12月15日 17時0分


18周年を迎えたEXILEとしての自身の活動について語り尽くしていただいたインタビューは前篇から。

 ソロ活動11年目を迎えたEXILE TAKAHIROさんは、全国Zeppツアーを開催し、去年に引き続き武道館の単独公演を実施。2024年12月24日には「EXILE TAKAHIRO CHRISTMAS LIVE 2024"Winter Song" ~Love~」にて、新曲「Winter Song」を披露する。ライブや新曲発表を絶え間なく続けていく理由は、「寂しい思いをさせたくない。物語はこれからもずっと続いていくと伝えたい」と話し、ファンとの絆を大切にするスタンスがある。クリスマスライブで目指すもの、来年に企画していること。そしてソロ活動への思い、LDHの社訓であり社名でもあるHappiness(幸福)を信条にしていること、そして今回のライブのテーマであるLove(愛)について語る。


昨年のソロ活動10周年は次を見据えるくらいの感覚だった

――去年に続いて武道館での単独公演を成功させたことについて、お気持ちを聞かせてください。

 去年に続いて再び日本武道館のステージにソロで立つことができました。去年は1日でしたがソロ活動10周年でとてもメモリアルなステージになったぶん、今年はだいぶ期待値が高まっているのを感じていました。去年に来てくださった方々、DVDなど映像で楽しんでいただいたみなさんの期待に応えなければという責任もあり、昨年を超えるために全力で挑んだ結果、ここ数年で一番の疲れを感じるほど2日間ですべてを絞り出し切ることができました。

――今年の武道館単独公演は2日間あり、いろいろアレンジをされたそうですね。

 両日とも来てくださる人もたくさんいたので、2日来ても満足していただけるよう、セットリストを大幅に変更するなど、内容に工夫を凝らしました。バンドメンバーやスタッフを含むチーム全体が、普段のツアーとは異なる緊張感を共有し、リハーサルから本番のような集中力で音作りに取り組みました。研ぎ澄まされた感覚のなかで、一丸となってステージを作り上げることができたのは僕にとって大きな自信となり、多くの発見と学びを得る機会にもなりました。

――ファンのみなさんの後押しもあり武道館2daysが成功したのですね。

 そうですね。EXILE TAKAHIROのソロを応援してくださるみなさん、そして長年EXILEを支えてくださるみなさんのおかげで、日本武道館という聖地で新たな思い出を作ることができました。距離感の近いあの独特な雰囲気での2日間は、僕にとって非常に貴重な経験となって、またひとついい思い出が増えました。

――ソロ活動11年目を迎えて、どのような心境の変化がありましたか。

 去年にソロ活動10周年を迎えましたが、この10年の間にはコロナ禍による空白の期間もありました。ここ数年はソロ活動に全力を注ぐより、EXILEの活動を優先してきたことも多かったので、10周年という実感がいい意味であまり湧いていませんでした。自分としては集大成というよりも、新たな一歩を踏み出す一つのきっかけになったように感じています。

――まだまだこれからという思いが強かったのですね。

 そうなんです。達成感というよりは、次を見据える感覚でしたね。

EXILEファンだった自分だからこそできること


TAKAHIROさん。

――ソロ活動として、2024年4月より全国Zeppツアー&東京ガーデンシアター『EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR 2024 ”FULL THROTTLE”』を行われましたね。

 また新たな一歩につながったと感じています。10周年は、次に進むための良いきっかけになりました。武道館や今年の”FULL THROTTLE”ツアーを通して強く感じたのは、自分の役割についてです。

 ステージから歌を届けることはもちろんですが、今自分のなかで1番しっくりくるのは共感を生むことなのだと思いました。

――どのような共感なのでしょうか。

 もともと自分がEXILEのファンだったことが、僕の大きな強みです。セットリストやライブの企画を考えるとき、まずファン目線で「何を見たいか」「何を聞きたいか」を想像します。ライブ当日には、それをファンのみなさんと答え合わせをしているような感覚になります。たとえば、「これ聞きたかったよね」「見たかったよね」という共感を通じて、僕もみなさんと同じようにEXILEやその楽曲への情熱や愛情を一緒に感じています。

――今年9月の武道館公演のサブタイトルには「Dream」「Happiness」があり、クリスマスライブでは「Love」がありますね。

 EXILEには夢を歌う曲が多く、夢を直接歌っていない場合でも、夢を託したり、その曲が誰かの夢を叶えたりするドラマがあります。それをパフォーマンスやステージを通じて、ファンの皆さんと共感できる日になればと考えました。「Love」「Dream」「Happiness」は、EXILEの社名(LDH)であり社訓でもある。なかでも「Happiness=幸せ」をみんなで共有できたらいいなという思いをサブタイトルに込めました。

クリスマスの単独ライブで新曲やこだわりのアレンジを披露

――2024年12月24日のクリスマスイブには単独ライブがありますね。

 クリスマスライブについては、いつもとは雰囲気を変えたくて、昨年に続きシーケンス(データ音)を一切使わず、生音主体のアンプラグドスタイルです。厳密にはアンプを使っているので「アンプラグド」ではないのですが(笑)、ストリングスにはバイオリニストが参加するなど音楽性を追求しています。すべての音を際立たせ、観客のみなさんが全身で音を浴びるような、よりオーガニックな音楽体験を目指しています。

――楽曲のアレンジも変わるのでしょうか。

 まずは、シーケンスを使わないことで音の聞こえ方がまるで違います。楽曲のコードやテンポ、リズムなどを自由に調整できるのも大きな特徴です。ただしアレンジにはバランスも必要ですよね。やりすぎると「もう少しオリジナルっぽく聞きたかった」とみなさんが感じることもあると思います。その加減については、ファンのみなさんとの“共感”を大切に、「洒落てるな」と思っていただける塩梅にアレンジすることを心がけています。

――楽曲の新たなイメージを楽しむことができそうですね。

 特にLDHやEXILEを長年応援してくださっているみなさんにとって、シーケンスのないライブは新鮮だと思います。EXILEにはパフォーマーがいる分、シーケンスを使うライブが基本なので、こうした形式は珍しいですよね。昨年にこのスタイルを初めて試してみたところ、自分のなかでも非常にしっくりきました。こういったライブが年に1回でもあると、みなさんの耳もどんどん幅が広がるのではと感じています。今年も昨年に引き続きバンドメンバーとともにグルーヴを感じながら音楽を届けたいと思っています。

昨年のクリスマスライブは26日開催だったけど…


TAKAHIROさん。

――クリスマスライブのタイトル「"Winter Song" ~Love~」にはどのような思いを込めたのでしょうか。

 愛をテーマに、クリスマスを存分に楽しんでいただけるセットリストを組みました。EXILEへの愛情や、楽曲に込められた愛のメッセージを思い出として持ち帰っていただけたら嬉しいです。

――EXILEを愛する気持ち=「EXILE愛」を、TAKAHIROさんとファンのみなさんで共有するイメージなのですね。一般的にはミュージシャンがファンに愛のメッセージを贈る構図があるものの、TAKAHIROさんの場合はファンと同じ立ち位置で「EXILE愛」を共に分かち合っている印象です。

 そうです、そうです。みんなで大きな愛を見ている感覚かもしれないですね。僕らはそのための場所を提供する、というイメージです。

――クリスマスライブを構成する上で1番こだわったのは、オーガニックな音づくりでしょうか。

 そうですね。昨年のクリスマスライブは12月26日開催でしたが、今年は24日、ジャストでクリスマスイブの開催です。年に一度の特別な日に、時間を割いて来てくださるみなさんに、「日本一のクリスマススポットだった」と言ってもらえるような素敵な体験を届けたいと考えています。ステージ演出にもこだわり、たとえ僕が歌わなくても、「超綺麗なイルミネーションを見て楽しめた」というくらいの空間を目指します(笑) みなさんに心から満足してもらえると信じています。

――空間演出も音楽も、クリスマスを100%満喫できるイメージですね。

 そこで何が大事かと考えた時に、素敵なクリスマスソングがあった方がいいというアイデアで、「Winter Song」を作ったんです。

――新曲「Winter Song」は今回のクリスマスライブのために作られた曲なのですね。

 韓国クリエイターのNienさんのデモ曲を2、3年前から温めていました。前作のアーティスト写真の撮影で良い作品がたくさん撮れたので、これからをどういう物語にしようかと考えていた時に、この曲が頭に浮かんで「クリスマスソングでいこう」と着想を得て、即座に歌詞を書き上げました。

――TAKAHIROさんが作詞に込めた思いを聞かせてください。

 日本もクリスマスシーズンが大好きですよね。でも25日が終わったら一気に撤収する(笑)。この儚さが、年に一度の心が踊る特別な要素になっているのかもしれません。忙しい日々を過ごすなか、師走のなかで少しだけ日常を忘れられる瞬間、幸せや温かい気持ちになれる特別な日。そんな「儚さ」と「幸せ」が交差するクリスマスを表現したいと考えました。一年を通し、いろんなストレスと闘ってきた皆さんが少しでも報われるような曲にしたいと思ったんです。

来年プライベートでやってみたいことは?


TAKAHIROさん。

――TAKAHIROさんがこれから挑戦してみたいこと、プライベートでやってみたいことなどはありますか。

 今年は特にツアー以外では、ライブやイベントが関東と関西が中心で偏りがあったので、来られなかった人から要望の声が多かったんです。だから来年こそは僕から全国に出向きたいと思っています。それがとても新鮮な初の試みになりそうなんですよ。

――とてもわくわくしている感覚が伝わってきます。今は企画を練っている段階なのでしょうか。

 具体的には現在練り上げている段階ですが、「えっ!?」と驚くような、面白い企画にしたくて。時間をかけて全国各地に。待っていてくれたらいつか会いに行きます!

――ソロ活動で全国津々浦々のいろんなエリアに。それはみなさん楽しみですね。

 プライベートだとその企画に加えて、全国各地のいろんな温泉を制覇したいですね。もし温泉で見かけた時はどうかそっとしておいてください(笑)

――最後に読者へのメッセージをお願いします。

 クリスマスライブに来てくださる方々には、必ず満足して帰っていただきたいと思っています。そして、残念ながら遠くて行けないとか、何かの理由で来られない方々にも、これが終わりではなく、もっともっとパワーアップした形で皆さんにお届けできる瞬間が必ずあると信じています。僕が全国津々浦々に行くなかでも、少し距離のある場所からお出かけになる方もいると思いますが、それも含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。これからも全力で取り組んでいきますので、それまで気持ちを高めておいてください!

EXILE TAKAHIRO(エグザイル・タカヒロ)

1984年生まれ。長崎県出身。2006年に約1万人の中から新ヴォーカリストに選出されEXILEに加入。ソロ活動でもファンクラブイベントを開催し、2019年にはその続編で全国制覇を達成。2023年にソロ活動10周年を迎え、アルバム「EXPLORE」を発表、日本武道館で一夜限りのライブを実施。2024年、全国Zeppツアーと東京ガーデンシアターでの「FULL THROTTLE」、武道館2DAYS公演を実施。12月5日に作詞を手がけた配信限定シングル「Winter Song」をリリースし、12月24日にクリスマスライブを開催。

文=あつた美希
撮影=平松市聖

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