【2024最新版】「ふるさと納税」読者人気No.1の返礼品は？ 美容グッズから日用品まで《1位は「毎年リピートしたくなる」あのグルメ》

　地方自治体を応援できるだけではなく、寄付額に応じた返礼品も嬉しい「ふるさと納税」。CREA WEB読者に実施したWEBアンケートを集計し、おすすめの返礼品をランキング形式で紹介します。年末の“駆け込み”ふるさと納税の参考にしてください。

　CREA WEB読者を対象に2024年11月にアンケートを実施。330超の有効回答を集計しました。アンケートでは、「ふるさと納税してよかった自治体と返礼品」を3位まで挙げていただき、3位＝1ポイント、2位＝3ポイント、1位＝5ポイントとして集計。コメントの一部は、読みやすく調整しています。

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第10位 栃木県小山市「ティッシュペーパー」

第10位 栃木県小山市「ティッシュペーパー」。

　栃木県南部に位置する小山市。新幹線が停車するため都心へのアクセスがよく、少し郊外へ行くと田園地帯が広がり、暮らしやすい街としても注目されています。

　そんな小山市の返礼品の一つであるティッシュペーパーは、物価高騰の影響を受けて生活必需品にかかる費用を抑えたいというニーズにマッチし、非常に高い人気を誇っています。ちなみに、小山市はトイレットペーパーの返礼品も人気が高い傾向が。

「小さな子どもがいると、ティッシュペーパーの消費が特に早いので、とてもありがたい。また、配送してもらえるので、運ぶ手間も省けて助かっている」（40代・女性）

第9位 愛知県名古屋市「MTGグッズ（Refa、SIXPAD）」

第9位 愛知県名古屋市「MTGグッズ（Refa、SIXPAD）」。

　愛知県の県庁所在地で日本有数の大都市である名古屋市。三英傑（織田信長、豊臣秀吉、徳川家康）のゆかりの地として歴史的にも重要な街で、現在は「名古屋メシ」という言葉があるほどその食文化に魅了されている人が多い都市です。

　今回、そんな名古屋市のふるさと納税返礼品で人気だったのは、名古屋に本社を置く株式会社MTGの『ReFa（リファ）』や『SIXPAD（シックスパッド）』のアイテムです。健康・美容志向が高い方への人気がありました。

「髪の毛に優しいドライヤーが欲しかった」（50代・女性）

「パワフルなマッサージガンが日々の疲れを癒してくれます。見た目も高級感があって気に入っています」（30代・女性）

第8位 山梨県甲府市「シャインマスカット」

山梨県甲府市「シャインマスカット」。

　山梨県の県庁所在地である甲府市は、周囲を富士山や南アルプスに囲まれた自然豊かなエリア。そんな甲府といえばやっぱりシャインマスカットの産地として有名ですね！

　爽やかな甘さとジューシーな果肉で、皮ごと食べられるシャインマスカット。2024年は価格が下がったという報道がありましたが、それでも気軽に購入するにはまだ高く、「ふるさと納税の返礼品で」と考える方が多かったようです。ちなみに、甲府市の他に笛吹市、南アルプス市など山梨県の他の自治体で「シャインマスカット」と回答する方も多くいました。

「毎年ふるさと納税の返礼品で手に入れて思いっきり味わっています」（40代・女性）

「果物は当たり外れが大きいので、美味しいシャインマスカットの返礼品に出会ったら農園などをメモしておき、翌年からはその農園の返礼品を探すようにしている」（30代・女性）

第7位 北海道礼文町「塩水生ウニ」

第7位 北海道礼文町「塩水生ウニ」。

　礼文町のある礼文島は、北海道稚内市の西方約60キロメートルの日本海に位置する日本最北の離島。今回のアンケートではそんな島の塩水生ウニが第7位にランクイン！

　塩水生ウニと普通の生ウニはどう違うの？ と思った方も多いはず。一般的にウニは身崩れ防止のためにミョウバンで処理される場合が多いのですが、塩水生ウニは使用されておらず、ウニ本来の甘さを堪能できるそう。さらに礼文町の生ウニは利尻昆布をたくさん食べて育ち、甘みが特に強いと言われています。

「初めて食べた時、ウニの概念が覆るほど甘くて感動した」（40代・女性）

第6位 千葉県勝浦市「カツオのたたき」

第6位 千葉県勝浦市「カツオのたたき」。

　房総半島の南東部に位置する海沿い千葉県勝浦市。猛暑が続いた2024年でしたが、勝浦はその海底地形の影響で都心と比較すると涼しいと話題になりました。

　そんな勝浦市の人気返礼品は「カツオのたたき」。勝浦市で漁獲されたカツオはその日に水揚げされることから「日戻りカツオ」と呼ばれ、鮮度抜群だそう。今回そんなカツオのタタキが多く支持を集めました。

「とても上質なものが、丁寧に処理されていた。おいしいさはもちろん、個別冷凍で便利だったところも高ポイント」（50代・女性）

第5位 鹿児島県南さつま市「牛肉 定期便」

第5位 鹿児島県南さつま市「牛肉」。

　鹿児島県の薩摩半島南西部に位置する南さつま市。日本三大砂丘「吹上浜」を有し、海、山ともに雄大な自然に恵まれています。

　そんな南さつま市の返礼品で人気だったのが「牛肉」です。他の返礼品と比較すると定期便で申し込んでいる方が多く、人気の高さを感じました。

「赤身肉の定期便があって珍しい」（40代・男性）

「年末年始や家族の誕生日に食べるすき焼き用のお肉にちょうどいい」（20代・女性）

第4位 大阪府泉佐野市「よなよなエール」

第4位 大阪府泉佐野市「よなよなエール」。

　大阪湾に面し、大阪府南部に位置する泉佐野市。タオル発祥の地として知られ、その歴史はなんと120年以上！　泉州タオルは吸水性や通気性に優れており、肌ざわりが良く高い全国シェアを誇っています。

　今回のアンケートで4位に輝いた泉佐野市の人気返礼品は「株式会社ヤッホーブルーイング」の『よなよなエール』。ヤッホーブルーイングの本社が泉佐野市にあるのかと思いきや、本社は長野県軽井沢町。実はレジャースポットを兼ねたヤッホーブルーイングの大阪ブルワリーを泉佐野市に設立するプロジェクトがあるためでした。

「買うにはちょっと高いけど、大好きな味わいのよなよなエール。冷蔵庫にたくさん入っているだけで気分が上がります」（40代・女性）

「好きな銘柄のビールが返礼品でもらえるのはありがたく、嬉しい」（50代・男性）

第3位 北海道白糖町「いくら」

第3位 北海道白糖町「いくら」。

　北海道の南東部に位置し、釧路市に隣接している北海道白糠町。多くの漁港がある北海道の中で、なぜ白糠町のいくらなのか調べてみると、鮭が産卵に帰ってくる川が3本もあるため鮭の漁獲量が高く、日本でも有数のいくらの産地なのだそう。

「大好きないくらが高騰しているので、ふるさと納税の返礼品で。冷蔵庫で解凍しても毎回大満足の美味しさ。小分けの量も使いやすく、細かなところまで考えられているのが嬉しい」（30代・女性）

「自宅で、贅沢いくら丼を手軽に食べることができる。冷凍で来るので保存しておけば何回かに分けて食べることができる」（50代・女性）

第2位 福岡県飯塚市「ハンバーグ」

第2位 福岡県飯塚市「ハンバーグ」。

　福岡県飯塚市は福岡県のほぼ中央に位置する自治体。明治から昭和にかけて、石炭を採掘する炭鉱の町として栄え、日本の近代化において重要な役割を果たしました。

　そんな街の人気返礼品は「ハンバーグ」。飯塚市に本社を置く「吉浦コーポレーション」がふるさと納税の返礼品用に開発したのだとか。おいしいだけでなく、冷凍保存でき、湯煎するだけの簡単調理で良いという点も人気の秘密のようです。

「普段少食の子どもからおかわりリクエストがありました」（40代・女性）

「おいしくて、たくさん入っていて、コスパが良いから」（40代・女性）

「忙しい日の夕食の救世主。冷凍庫にたくさん入っていると安心する」（30代・女性）

第1位 北海道別海町「ホタテ」

第1位 北海道別海町「ホタテ」。

　北海道の東にある町。大きさは東京23区の約2倍で、人口の約7倍の数の牛が飼育され、生乳生産量は日本一です。そんな町の人気返礼品はなんとホタテ。ホタテのエサとなるプランクトンが勢いよく野付沖に流れ込み、高品質の天然ホタテが育ち、大きく肉厚で味わいは濃厚と評判です。

「冷凍のホタテなのにすごく大ぶりでぷりっぷり！　味もしっかり濃厚かつ甘くて、今まで食べたどのホタテよりもおいしかった」（40代・女性）

「大ぶりなのに味が濃厚というギャップがすごい。毎年リピートしたくなるおいしさ」（40代・女性）

文＝鵜川千絵