城ツアー、ビール造り体験…「意外と知らない名品」ふるさと納税返礼品5選《能登半島地震の災害支援も》

　地方自治体を応援できるだけではなく、寄付額に応じた返礼品も嬉しい「ふるさと納税」。CREA WEB読者にWEBアンケートを実施したところ、330超えの有効回答が集まりました。

　そのなかの《本当は誰にも教えたくない！　「知られていないけど実は良い」自治体はありますか？》というアンケート回答から、編集部が厳選した5つを紹介します。年末の“駆け込み”や年始早々のふるさと納税の参考にどうぞ！

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自分で作ったクラフトビールを味わえる！

茨城県那珂市「木内酒造の手作りビール工房体験」

「意外と知らない名品」ふるさと納税返礼品（1）　茨城県那珂市「木内酒造の手作りビール工房体験」。

　近年、クラフトビール市場が急成長を遂げています。そんなクラフトビール市場で製造量の約半分を海外へ輸出しているのが茨城県那珂市にある木内酒造。フクロウのかわいいロゴマークがポイントの「常陸野ネストビール」は、国内外で高い人気を誇っています。

　そんな木内酒造が行なっている人気プログラム「手作りビール工房体験」が茨城県那珂市のふるさと納税返礼品になっています。茨城県那珂市は、自然と市街地の調和がとれた“いぃ具合に田舎”な「いぃ那珂暮らし」でいま注目を集めています。

「ビール好きなので、自分で作ったクラフトビールを味わえるのが素敵な体験になった！」（40代・女性）

15,000円～の寄付額で手に取りやすいのもポイント

神奈川県川崎市「ワイヤレスイヤホン」

「意外と知らない名品」ふるさと納税返礼品（2）　神奈川県川崎市「ワイヤレスイヤホン」。

　仕事や外出時にワイヤレスイヤホンが欠かせないという方も多いのではないでしょうか。一方、試してみたいけれど何を買ったらいいかわからない……と感じている方も多そうですよね。そんな方におすすめなのが、神奈川県川崎市のふるさと納税返礼品のワイヤレスイヤホン「PITA（ピタ）」です。音質は日本のオーディオブランドfinalが全面監修。

　神奈川県川崎市は、東京都に隣接し、工業と商業が盛んなエリア。最近ではIT企業やテクノロジー関連のスタートアップが集まるエリアとしても注目されています。ちなみに、このワイヤレスイヤホンは寄付額が15,000円～（2024年12月現在。編集部調べ）なので、気軽に寄付しやすい点もポイントです。

「普段なかなか手に取らない企業の製品を試す良いきっかけになりました」（30代・女性）

普段は入れないところも案内してもらえるレア感！

岡山県高梁市「備中松山城スペシャルガイドツアー」

「意外と知らない名品」ふるさと納税返礼品（3）　岡山県高梁市「備中松山城スペシャルガイドツアー」。

　ふるさと納税のポータルサイトを見ていると「え？　こんなものもあるの!?」という返礼品が見つかることがありますよね。今回のアンケートでいちばん異彩を放っていたのがこの「備中松山城スペシャルガイドツアー」。

「普段は入れないところまで案内してもらえるので、城好きなマニアにはたまらない。」（40代・女性）

　詳細を確認すると、「備中松山城をこよなく愛する市職員がご案内します。」とあり、かなりマニアックなツアーになりそうな予感！　備中松山城は天空の山城という別名をもち、日本で唯一天守が残る山城。猫の城主もいます。

　※2024年12月現在、この返礼品の寄付は受付一時中断しています。2025年から再開予定です。

美味しいぶどうで能登の支援を

石川県かほく市「デラウェア（高松ぶどう）」

「意外と知らない名品」ふるさと納税返礼品（4）　石川県かほく市「デラウェア（高松ぶどう）」。

　石川県かほく市で栽培されるデラウェア（高松ぶどう）は粒が大きく食べ応え抜群、さらに種がなく食べやすいぶどうです。また、甘さと酸味のバランスがよく、まさに知る人ぞ知るブランドぶどうです。

「かほく市のデラウェア（高松ぶどう）は粒が大きく新鮮で甘いです。能登半島の付け根にある自治体で、能登半島のみなさんを応援できる点もおすすめです」（60代・女性）

　震災にあわれたエリアへの支援の方法はさまざまありますが、ふるさと納税もそのひとつ。積極的に活用していきたいですね。

ふるさと納税定番の「カニ」、この食べ方が正解です

北海道紋別市「ズワイガニの甲羅盛り」

「意外と知らない名品」ふるさと納税返礼品（5）　北海道紋別市「ズワイガニの甲羅盛り」。

「カニをいっぱい食べたいけど、ちょっと面倒、うまく身が取り出せない……」と感じたことがある人は多いはず。北海道紋別市のふるさと納税返礼品の「ズワイガニの甲羅盛り」はカニラバーに特におすすめです。

　オホーツク海に面した北海道紋別市は、流氷のまちとして知られ、水産業が盛んです。一口に「カニ」と言ってもその種類はさまざまですが、紋別市の「ズワイガニ」は、寒流の影響を受けた豊かな漁場で獲れるため、身がギュッと引き締まり、甘みが強いのが特徴と言われています。

「カニはおいしいが、特に足などは食べるのにひと苦労し、ゴミ量も半端ではない。しかし甲羅盛りは、甲羅のみなので、食べやすくごみ量も少なめ！」（60代・男性）

文＝鵜川千絵