Travis Japan松田元太は英語でスピーチも! 「ガンニバル」シーズン2にSnow Man によるリアリティショーも発表されたディズニープラスのビッグイベントの模様をお届け
CREA WEB / 2024年12月24日 6時0分
11月20日、21日とシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催されたディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024。
APAC=アジア太平洋地域のメディア向けに新作映画や配信作品が発表されたディズニーの大イベントに、日本からは「ガンニバル」シーズン2の柳楽優弥と笠松将、超実写映画『ライオン・キング:ムファサ』の日本語版に声の出演をする松田元太が登場し、作品への想いを語った。
柳楽優弥、笠松将の「ガンニバル」は最終章へ
柳楽優弥主演のヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」。2022年に大ヒットした前作に続いて、最終章となるシーズン2が2025年3月に配信されることが発表された。
人喰いの風習があるといわれる村の駐在・阿川を演じる柳楽は、「この作品はサスペンス・スリラーというところが重要で、日本人が持つ、思ったことを全て口にしないところが良く働いたり、時には怖く働いたりする多面性が面白いポイントだと思っています」と、その魅力を語った。
村を牛耳る後藤家の跡継ぎ恵介を演じる笠松将は、「話がすごく複雑で、何が真実で、僕の役がどこまで狙ってやっていることなのか、僕もこんがらかってしまって。監督らと何時間もキャラクターについて改めて掘っていきました。それくらい難しいものでしたが、チームで一緒に作り上げ流ことができました」と、シーズン2の複雑な構成を強調。
一方、柳楽優弥は「ガンアクションもシーズン1より増えて、物語にスピード感を与えています。僕がこのドラマのアクションで好きなポイントは、日本のバイオレンスの名作映画はいくつもあると思いますが、今回はリアリティを感じさせるアクションを監督がこだわって作っているところです。そこにガンアクションがのっている、というところが見どころの一つです」と語った。
笠松はシーズン1で数々残った謎について、「シーズン2では後藤家の歴史を知ることができます。あるキャラクターの人生を深掘りすることで、後藤家と阿川家の関係が全く違って見えて、面白くなっています」と見どころを解説。
最後に柳楽が、「日本には多くの名作ドラマがありますが、ディズニープラスから、J DRAMA NEW ERA, IT’S COMING(Jドラマの新時代が来ている)、な感じがしています。その先陣でもある『SHOGUN 将軍』のパワーをもらったりしながら、Jドラマを盛り上げていきたいので楽しみにしていてください」と期待を煽った。
Travis Japanの松田元太は英語でスピーチも
続いて、日本からはもう一人。映画『ライオン・キング:ムファサ』の日本語版でタカ(スカーの子供時代)の吹き替えを担当した、松田元太(Travis Japan)がステージに登場した。世界を目標とする松田は、“Working with Disney is my true honor. Thank you so much”(ディズニーと協働することは、僕にとって本当に名誉なことです。とても感謝しています)とまずは英語で挨拶。
「ディズニーのマジックを届けたい。たくさんの方に愛を届けられる作品になればと思います」とディズニー作品初挑戦の意気込みを見せた。
また司会者が、ディズニーのスタジオであるFX作品『SHOGUN 将軍』(日本ではディズニープラス)が、米テレビ界最高の栄誉であるエミー賞を受賞したことに触れると、「僕もいつか真田(広之)さんのように素晴らしい賞を取りたいです」と再び英語で語り、喝采を浴びた。
いずれのキャストも前日には、ディズニーカラーである青をモチーフにしたブルーカーペット・イベントで、ファンの前にも登場しており歓声に応えていた。
ディズニープラスの配信シリーズは、ドラマ「ムービング」や「殺し屋たちの店」、BTS の JIMIN と JUNG KOOK が出演する旅行リアリティショー「Are you sure?!」の大ヒットを受けて、韓国発信の新作コンテンツが10作品も発表された。撮影中のため来場はできなかったが、「愛の不時着」のヒョンビンと『ソウルの春』のチョン・ウソンが共演する「メイド・イン・コリア」も期待大。
一方、日本作品もアニメを中心に新作が8作も待機。バラエティ部門では人気グループ Snow Man によるリアリティショー「旅する Snow Man」(仮)の制作も発表された。これはディズニーと日本テレビ、STARTO ENTERTAINMENTのコラボレーションとのこと。
ちなみに「ガンニバル」はアジア発のオリジナル実写作品の中で初めてシーズン継続が決定した作品となったことから、ディズニー側の期待のほどが窺える。“え、「SHOGUN 将軍」もシーズン2&3が決まっているでしょ?”と思うかもしれないが、「SHOGUN 将軍」は舞台が日本なだけでアメリカ作品なのだ。
イベントの最後には「ムービング」シーズン2の制作が正式発表された。面白いのは韓国コンテンツは「ムービング」にも主演したリュ・スンリョンの新作「パイン ならず者たち」も、「メイド・イン・コリア」も1970年代を舞台にしていること。チュ・ジフン、パク・ボヨンの「照明店の客人たち」や、キム・スヒョン主演の「ノック・オフ(原題)」も少し時代を遡る。日本もちょっと昔を振り返ると、アニメだけでなく新たな鉱脈があるかもしれない。
文=石津文子
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