「大阪アモーレ」、「生きがいニート」などユニークな名前のカクテルも。大人の遊び心が満載の「グッチ ジャルディーノ」が大阪にオープン

広々とした「グッチ ジャルディーノ」店内。この奥にはさらに個室やラボラトリーも潜んでいます。Courtesy of GUCCI。

　グッチがイタリア・フィレンツェに続き、世界で2つめとなる「グッチ ジャルディーノ」を大阪にオープン！　場所は阪神・大阪梅田駅やJR大阪駅から至近のハービスPLAZA ENT内で、同ビル内に隣接するグッチ大阪のリニ ューアルオープンとともに新たに誕生しました。

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大理石の階段の先にあるバーへの入り口

四代田辺竹雲斎氏の大きな作品に出迎えられて階段を上ると、その先にバーへの入り口が。Courtesy of GUCCI。

　外に面したエントランス。そこからその先に待つドラマを予感させるかのような広々とした階段を登っていくと、現れるのはグッチの美学と世界最高水準のホスピタリティが融合した優雅な空間です。「グッチ ロッソ アンコーラ」と呼ばれる、深みのあるレッドに染まる店内は全体で約109平米の広さで、バーにとどまらない奥深さを誇ります。

店内に入った瞬間、目に飛び込んでくるのはグッチ ロッソ アンコーラに彩られたバックバー。

　エントランスの正面奥には風格漂うバーカウンターがあり、その手前にはイタリア製のソファがゆったりと並ぶラウンジが広がります。

　そして、この空間の奥には、ブラックレザーの重厚なソファが四方を囲む個室や、最先端のミクソロジーが体験できる隠れ家のようなラボラトリーまで備えた空間構成が魅力で、いるだけで特別感に包まれ、気分があがります。

ユニークな名前のオリジナルカクテル

グッチとネグローニ誕生の地、フィレンツェをオマージュしたカクテル「ネグローニの追憶」。

　メニューは経験豊かなミクソロジストであるセバスチャン・ヴィゲラ氏が監修。メニューブックには、フィレンツェにある同店同様のメニューに加えて、大阪らしいユーモアにあふれたオリジナルメニューも多数用意されています。

　この店だけのシグネチャーカクテルは「大阪アモーレ」、「セバから見たアマルフィ」、「生きがいニート」の3種類。ネーミングからして好奇心をかきたてられ、どんな味わいなのか、実際に飲んで答え合わせをしたくなる楽しさ。

メニューブックにはカクテルの素材や誕生秘話などが記載され、読んでから飲んでも、飲んでから読んでも楽しい。

　また、関西ならではのスペシャルメニューとして、京都の歴史ある酒蔵、増田德兵衛商店とグッチとのコラボレーションによって誕生したグッチ ジャルディーノ限定の30年ものの古酒「月の柱 30年ヴィンテージ」もラインナップ。地域の特性を活かしたフィレンツェでも味わえない一杯が、至福の時間をもたらしてくれるはずです。

和伊折衷のフードメニュー

イタリアンと和食が融合したオリジナルフードメニューのひとつ「そばカルボナーラ」Courtesy of GUCCI。

　バーフードも充実しているので、小腹が空いても大丈夫。数々の賞に輝くレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ」のシグネチャーである「エミリアバーガー」をはじめ、「そばカルボナーラ」、「餃子 ボロネーゼ」、「抹茶ティラミス」など、日本とイタリアで愛されているカジュアルフードをアレンジした、気になりすぎる料理やスイーツがズラリ。であれば、むしろ思いっきりお腹を空かせていくのもありです。

ラボラトリーでは、プレゼンテーションを含めてカクテルの深淵なる世界を堪能できる。写真のカクテルは「Trailing Mt.Ikoma」。Courtesy of GUCCI。

　奥にこっそり存在する「ラボラトリー」は、アルコールを蒸留するエバポレーターをはじめ、最先端のミクソロジー機器が並ぶ実験室のような空間です。こちらで楽しめるのは、さまざまな香りを抽出した繊細かつ独創的なオリジナルカクテルと、一口サイズのフードとのペアリングコース。驚きに満ちたカクテルの制作過程も含めた「ラボラトリー」での体験は、五感で堪能できる、いわば極上のエンターテインメントなのです。

　一般的なバーの範疇を超えて、さまざまなコンテンツが用意されている「グッチ ジャルディーノ」。ひとり飲みをはじめ、デートでも女子会でも。幅広く楽しめるがゆえ、何度でも足を運びたくなる極上のバーなのです。

グッチ ジャルディーノ

住所　大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスPLAZA ENT
電話番号　06-6343-0080
営業時間　17:00～24:00（L.O. 23:00）
定休日　施設に準じる
https://www.gucciosteria.com/ja/osaka-garden/

文＝石川博也