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乾燥でパサつきが気になる髪を潤いのあるツヤ髪に! 身体の内側から髪に栄養を与える美髪薬膳レシピ3選

CREA WEB / 2025年1月31日 11時0分

 昨夏に紫外線をたっぷり浴びた髪は、知らず知らずのうちにダメージが蓄積しています。冬が来ると、さらに乾燥が加わり、髪のツヤや手触りに悩む方も多いでしょう。鏡を見たときに、髪のパサつきやボリュームのなさ、抜け毛が気になることはありませんか?そこで今回は国際中医薬膳師のさとうあいさんに、髪の健康を取り戻す美髪薬膳料理3選を伺いました。

 髪の毛のトラブルは、外側からのケアに気を遣いがちですが、実は、身近な食材を使った薬膳料理で、内側から美しさを引き出すことも大事になります。

 薬膳では、髪の毛は「血余(けつよ)」と言い、血が豊富に行き渡ることで潤いのあるツヤ髪を作ると考えられています。身体の内側の栄養が不足すると、パサつきや抜け毛が増える原因にもなります。

 毎日の食事に少しの工夫を加えることで、髪の毛の健康を保つことができますよ。内側から美しさを引き出すために、美味しく栄養豊富な薬膳レシピをご活用ください。


◆鶏手羽肉と黒木耳の黒酢煮


骨付きのまま煮込むと、旨みが増幅するのはもちろん、髪の成長をサポートする栄養が摂れる。

 鶏手羽肉は骨付きのまま煮込むことで、旨みが引き出されるだけでなく、骨から出る栄養素で髪の成長をしっかりサポートすることができます。箸で肉が骨から外れるくらい煮込むと、美味しく召し上がれますよ。

 黒木耳はきのこ類の中でも血を補う効果が高く、潤いのあるツヤ髪を作るためにおすすめの食材です。長く煮込むことでやわらかい食感になるので、お好みの固さに調整して調理してみましょう。

 寒い季節に甘みがアップするほうれん草も、血を補う効果のある食材です。毎日のごはんにも取り入れやすいので、ぜひご活用ください。

●材料(4人前)


材料はこちら。

・鶏手羽元肉:12本
・しめじ:1株
・生姜:20g
・乾燥黒木耳:10g
・ほうれん草:1/2袋

<調味料>
・黒酢:大さじ2
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ1

●作り方

(1)しめじは株を切り落とし、食べやすい大きさに手で裂きます。乾燥黒木耳は、水で戻します。生姜は、皮付きのまま薄切りにします。


しめじは株を切り落とし、食べやすい大きさに手で裂く。黒木耳は水で戻す。生姜は皮付きのまま薄切りに。

(2)鍋に鶏手羽元肉と(1)の生姜を入れて加熱します。


鍋に鶏手羽元と(1)の生姜を入れて加熱する。

(3)(1)のしめじ、黒木耳を入れ、水をひたひたに加えます。


(1)のしめじ、黒木耳を入れ、ひたひたの水を加える。

(4)沸騰してきたら、<調味料>を入れて蓋をし、弱火で20分ほど煮込みます。


沸騰してきたら調味料を入れて蓋をし、弱火で20分ほど煮込む。

(5)骨から肉が外れるくらいやわらかくなったら、蓋を開け煮汁を煮詰めます。


骨から肉が外れるくらいやわらかくなったら、蓋を開け煮汁を詰める。

(6)煮汁を蒸発させ、味の濃さを調整したら、ざく切りにして水に晒しておいたほうれん草を入れます。


煮汁を蒸発させ、味の濃さを調整したら、ざく切りにして水に晒しておいたほうれん草を入れる。

(7)ほうれん草にサッと火が入ったら、器に盛り付け完成です。


ほうれん草にサッと火が入ったら、器に盛り付け完成。

◆牡蠣と蓮根のカシューナッツ炒め


体を潤し血の巡りを良くする牡蠣と蓮根を組み合わせた炒めもの。

 体を潤して血を補う効果のある牡蠣と、体に潤いを与え、血の巡りを良くする蓮根を組み合わせたメニューです。さらに、老化防止に役立つカシューナッツを加えることで髪に必要な栄養素を摂取できます。

 薬膳では、血を補うと共に、血の巡りを良くすることが大事だとされています。血が体の隅々まで循環することで、髪の健康も保たれますよ。

 ごま油で炒めた牡蠣と蓮根のカシューナッツ炒めは、香ばしさと食感が楽しめます。醤油のコクとみりんのほのかな甘みが牡蠣の旨みを引き立てます。しっかりした味付けなので、白飯のおかずにもぴったりのレシピです。

●材料(4人前)


材料はこちら。

・牡蠣:150g
・蓮根:150g
・さつまいも:150g
・黄パプリカ:1/2個
・ブロッコリー:1/2房
・カシューナッツ:20g
・ごま油:小さじ1
・みりん:大さじ1
・醤油:大さじ1/2

●作り方

(1)蓮根は皮をむき、1センチ厚さのいちょう切りにして水にさらし、ブロッコリーは小房に切ります。パプリカは種を取り除き、ブロッコリーとサイズを揃えて切ります。


蓮根は皮をむき、1センチ厚さのいちょう切りにし水にさらす。ブロッコリーは小房に切る。パプリカは種を除き、ブロッコリーとサイズを揃えて切る。

(2)さつまいもは一口大に切り、水にさらして電子レンジ(600w)で2分加熱します。


さつまいもは一口大に切り、水にさらして電子レンジ(600W)で2分加熱する。

(3)牡蠣はザルに入れて、水洗いします。


牡蠣はザルに入れて水洗いする。

(4)フライパンに少量の水、(1)のブロッコリー、パプリカを入れて蓋をして加熱します。ブロッコリーが色づいてきたら一旦すべて取り出します。


フライパンに少量の水、(1)のブロッコリーとパプリカを入れて蓋をし、加熱する。ブロッコリーが色づいたら一旦すべて取り出す。

(5)フライパンにごま油を敷き、(1)の蓮根、(2)のさつまいも、(3)の牡蠣、カシューナッツを入れて炒めます。


フライパンにごま油を敷き、(1)の蓮根、(2)のさつまいも、(3)の牡蠣、カシューナッツを入れて炒める。

(6)みりん、醤油を入れて味付けをしたら、(4)のブロッコリー、パプリカを戻し入れて全体を混ぜます。


みりん、醤油を入れて味付けをし、(4)のブロッコリーとパプリカを戻し入れ、全体を混ぜる。

(7)味が馴染んだら器に盛り付けて完成です。


味が馴染んだら、器に盛り付けて完成。

◆豚肉とニラの鶏レバー入りつくね焼き


血を補う代表食材、レバーを使った食べやすい一品。

 髪の健康は、内側からの栄養補給が重要であり、特に血の質を高めることが大切です。
血を補う効果の高いレバーを取り入れ、髪の栄養の充実度をアップしましょう。

 臭みの気になるレバーですが、みじん切りにして豚肉と混ぜることで、レバーが苦手な方も美味しく食べられるレシピになっています。ハンバーグやつくねなど、ひき肉と一緒に使うことで、手軽に血を補うレバー料理を作ることができます。

 また、ニラを混ぜ込むことで、血をサラサラにして巡りを良くする効果が期待できます。血の巡りを良くすることで髪に栄養が行き渡り、パサつきや抜け毛、うねり毛などの悩みを軽減する助けになりますよ。

●材料(4人前)


材料はこちら。

・豚ひき肉:200g
・鶏レバー:20g
・木綿豆腐:50g
・人参:50g
・ニラ:30g
・ごま油:小さじ1

<下味調味料>
・醤油:小さじ1/2
・味噌:小さじ1
・調理酒:小さじ1
・塩:少々

●作り方

(1)人参はすりおろします。ニラは細かく刻みます。


人参はすりおろし、ニラは細かく刻む。

(2)鶏レバーは包丁で細かく刻み、ボウルに入れます。


鶏レバーは包丁で細かく刻み、ボウルに入れる。

(3)豚ひき肉、木綿豆腐を加えてよく混ぜます。


豚ひき肉、木綿豆腐を加えてよく混ぜる。

(4)<下味調味料>、(1)の人参を加えます。


<下味調味料>、(1)の人参を加える。

(5)(1)のニラを加えて、しっかり混ぜます。


(1)のニラを加えてしっかり混ぜる。

(6)フライパンを温め、ごま油を入れます。(5)を食べやすい大きさに丸め、フライパンに入れて焼きます。


フライパンを温め、ごま油を敷く。(5)を食べやすい大きさに丸め、フライパンに入れて焼く。

(7)焼き色がついたら裏返し、両面を焼きます。


焼き色がついたら裏返し、両面を焼く。

(8)中央に串を刺し、透明な汁が出てきたら器に盛り付けて完成です。


中央に串を刺し、透明な汁が出てきたら器に盛り付けて完成。

毎日の食事が、理想のツヤ髪を引き出すカギ

 ツヤのある美しい髪を育てるには、日々の食事がとても重要です。髪に必要な栄養を含む食材を積極的に取り入れることで、内側から輝く健康的な髪を目指すことができますよ。血を補う食材は、髪質の向上におすすめです。髪のトラブルが気になる方は、今回ご紹介したレシピを参考に、毎日のごはんに取り入れていきましょう。

 美容と言えば外側からのケアに力を入れがちですが、バランスの取れた食事は美しさを保つカギになります。毎日のごはんで髪に必要な栄養を届け、内側からの美しさを育んでいきましょう。理想のツヤ髪への第一歩の知識としてご活用ください。


さとうあい

宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。

文・撮影=さとうあい

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