岡本翔子の星占い 【山羊座】2月の運勢 「妬みとは魂の腐敗である」

山羊座

12月22日～1月20日生まれ

Envy is the ulcer of the soul.
「妬みとは魂の腐敗である」

　山羊座の季節が過ぎ、静かな運気です。隣の芝生は青く見えるもの。物事がうまくいっている人を見ると、チクリと心が疼きます。きっと自分の庭に咲く花を見落としているのかもしれません。

　これはあなたの中の、満足を感じるセンサーが誤作動しているのです。そこそこの幸せではつまらなくて「まだまだ足りない」と、気持ちが焦ったりするようです。

　このメッセージは古代ギリシャの哲学者、ソクラテスが残した名言。なんと人間は2千年以上も前から、人を羨ましいと思ったり妬んだりしていたとは!?

　こういう負の感情が自分の中にもあると自覚すると、冷静になれるでしょう。

　今月はまず与えられた仕事をちゃんとこなし、体を整えることから始めてみましょう。体が軽くなり体調がよくなると内側から元気を取り戻せます。

　仕事に関しては、継続は力なり。よそ見をせずに今の仕事を続けることに意味がある時期です。

苦手な相手には特に用心深く

　逆行する火星の影響も受けます。あなたが意識している以上に、人に対して挑発的な態度を取りがちです。

　こちらは穏やかに話しているつもりが、逆に相手を怒らせたりもするので、苦手な相手には特に用心深くありたいものです。

　金運が不安定なので、「節約」をエンタメとして楽しんでしまいましょう。カフェに行く回数を減らし水筒を持ち歩くとか、電気代を減らす裏ワザなどを調べて実行してみては。

　ちゃんと結果が出せると達成感があります。月末には運気も好転。楽しいお誘いやよいニュースも舞い込むはずです。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の山羊座を運行するのは2月23日（日）朝～2月25日（火）午後まで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE