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いま大人気のサンダル「SUBU」を手がけ、中国へ移住した府川俊彦さんの愛用品。それは、極上の“豊かさと心地よさ”を実現するものばかり

CREA WEB / 2025年1月31日 11時0分

あなたの「外遊びの必携リスト」は? 日本発サンダルブランド「SUBU」ディレクター&デザイナーに聞きました


「SUBU」ディレクター・デザイナーの府川俊彦さん。

 ちょっと遠出してキャンプやハイキング、身近な自然でバーベキューやピクニック……そんなアウトドアの時間をいっそう楽しくしてくれるのが、機能的で素敵なアイテムたち。でも数多く発売されているアウトドアグッズの中からどれを選べばいいのか迷ってしまう。そこで外遊びの達人である、アウトドアブランドの社員に、おすすめを聞いてみよう。

 連載第28回は、日常使いからアウトドアシーンでも人気の秋冬サンダル「SUBU(スブ)」から、ディレクター・デザイナーである府川俊彦さんが登場。2024年から中国へ移住し、現地で登山やサイクリングを楽しんでいるという府川さんが選んだアイテムとは?


とにかくおすすめ! 普段使いもできる私の愛用キャンプ小物

◆半世紀にわたって愛されてきた、オットマンの傑作
オットマン/ニーチェアX


50周年記念モデルのオットマンを愛用。

オットマン/ニーチェアX

https://www.nychairx.jp/

「デザイナーの新居 猛さんが生み出した、折りたたみ椅子の名作ニーチェアX。僕は、その小型モデルであるオットマンを10年以上愛用していて、キャンプにもよく持っていきます。カーミットチェアを原型に作られたキャンプ オン パレード(東京)のチェアと一緒に使って、オットマンに足を伸ばしたり、ちょっとしたテーブルにしたり。生地が綿なので家にいるような安心感があって、木材とステンレスを組み合わせたデザインがかっこいい」


このオットマンは、キャンプ場や自宅で、テーブルとしても活躍する。

◆ようやくたどりついた、バックパックの正解。
セグ28 バックパック/Matador


セグ28 バックパック/Matador

セグ28 バックパック/Matador

https://matadorequipment.jp/products/20370053

「旅にキャンプに仕事に、理想的なバックパックだと思っています。大きな特長は、外側に付いている4つのポケット。靴下、肌着、フリース、パンツ……など、それぞれ分けてパッキングできるので、まるでタンスを持ち歩いているように便利。下部のポケットは容量が大きく、シューズや望遠レンズなんかも入ります。背面にパソコン用のポケットもあって、極め付けはキャリーケースのハンドルに通せる。本当にすごいかばん!」

◆府川さんの原点である「ベジバッグ」
フラップ/VegieBAG


フラップ/VegieBAG

「僕がSUBUを立ち上げる前にやっていたブランドの、野菜を入れるためのバッグです。野菜は畑で育っている状態で保存すると鮮度を長持ちさせられるといわれていて、ニンジンやダイコンなどの野菜をポケットに立てたまま収納できます。ポケットがたくさん付いて自立するデザインがキャンプでも便利で、ガス缶とかテントのペグ(杭)などを入れて使っています」

こっそり教える、ウチの会社の人気&使える商品!

◆焚き火でも燃えにくい、難燃素材の冬サンダル
NANNEN Field SOY/SUBU


NANNEN Field SOY/SUBU

NANNEN Field SOY/SUBU

https://subu2016-store.com/items/66779a0327d5b20001b843c2

「SUBUのNANNEN(難燃)コレクションから、デザインにミリタリー要素を取り入れたモデルのフィールドを紹介します。高強力素材のコーデュラを手がけるインビスタと共同開発した燃えにくい素材を採用していて、焚き火をするときも安心して履けます。

 キャンプって設営を終えたら、あとはゆっくりする時間が多いじゃないですか。だからマウンテンブーツからこのサンダルに履き替えて、リラックスしながらいい時間を過ごしたほしいなという思いで作りました」

◆コンパクトに折りたためるのも魅力!
PACKABLE/SUBU


PACKABLE/SUBU

「折りたたみできるモデルです。一見普通のSUBUですが、インソールにバンドが付いていて、ふたつ折りにできます。付属のロールトップの収納袋にギュッと入れたら、けっこう小さくなるので、持ち運びやすい。

 かかともあるスリップオンで、インソールは安定感のあるハニカム構造。グリップも効きます。僕は、山でテント設営後に登山靴からこれに履き替えたり、あとは自転車に乗るときにも履いたりしています」

アウトドア、このアイテムだけは絶対欠かさない!

◆府川さんのマストアイテム
麦わら帽子


麦わら帽子。

「麦わら帽子が好きで、よくかぶっています。僕は今、中国の新昌(しんしょう)というところに住んでいて、現地の売店で格安で見つけた円錐形のものだったり、日本の田中帽子店で買ったものとか、いろんな麦わら帽子を愛用しています。

 新昌では、地元の人たちが日常的に麦わら帽子をかぶって、三輪車をこいで、後ろのかごに積んだニワトリを売る……みたいな感じで。僕も自転車とか登山のときにかぶっています。麦わら帽子って本当に使い勝手がよくて、もっと流行ってもいいのになって思います」

◆あらゆることに使える、SUBUの収納袋
収納袋/SUBU


収納袋/SUBU

「SUBUではサンダルと収納袋をセット販売しているんですが、袋はサンダルのモデルによって、巾着タイプだったり、ロールトップだったり、また止水ジッパー、難燃生地などデザインはさまざま。なのでサンダルをしまう以外にも、ウェアやキャンプ道具を入れられて便利です。

 定番のSUBUの袋はショルダーストラップ付きでテフロン加工されていて、アウトドアで使うのにぴったり。僕は財布や携帯電話を入れつつ、カイロを内側に貼って体を温めるという使い方をしています」

外で食べるご飯、この調味料を使うと絶品です

◆多くの人に愛される、信州の名物七味
おためし七味/八幡屋磯五郎


おためし七味/八幡屋磯五郎

おためし七味/八幡屋磯五郎

https://shop.yawataya.co.jp/item-detail/1156066

「八幡屋磯五郎のスパイスは、若い頃に知って以来、ずっと好きです。小袋タイプを日常的に持ち歩いている時期もありましたし、キャンプでは鍋料理にかけたらおいしい。いろいろな味があるのもうれしいところ」

私が今までに見たアウトドアの「忘れられない景色」


現在は中国で生活する、府川俊彦さん。

「去年の夏、僕が暮らす中国・新昌の街からほど近い仙谷峡という山に登った経験は印象的でした。自宅マンションから見える一番高い山で、仏教が盛んな地元の人たちも大切にしている山みたいです。山頂まで3時間ほどの道のりで、登っていくうちにどんどん集中力が高まっていき、山に没入していくような感覚になりました。日本でもいろいろな山に登りましたが、そんな経験は初めてで、今までで一番気持ちよかった。僕は東京生まれなので、山に囲まれ、自然と暮らしが密接にある新昌の環境が新鮮で楽しいです。生活のなかにあるアウトドアをもっとやっていきたいなと思っています」


府川俊彦さん。

――そんな府川さんがアウトドア初心者に伝えたい、「アウトドア半径を広げるコツ」とは?

「僕もアウトドア初心者なんですが、子どもの頃に行った山や自然にもう一回行ってみるというのはおすすめ。僕の場合、小学生のときに埼玉・飯能の天覧山に登ったことがあって、大人になってから行ってみたら、思い出が蘇ってきてとても楽しかったんです。それから30回くらいは行きましたね。同じ山でもルートや季節によってさまざまな発見ができますし、身近なところで好きな山をつくると、アウトドアの楽しみ方が広がっていくのかなと。今は、新昌の仙谷峡をホームマウンテンみたいな感じで、生活の延長で楽しめたらいいなと思っています」

SUBU

https://www.subu2016.com/

文=一ノ瀬 伸
写真=鈴木七絵

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