1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. グルメ

《横浜中華街》蒸したて肉まんを食べ歩き! “通”がえらぶ、絶対に外せない「王道肉まん3選」 〈皮は絶品、肉餡はジューシー…〉

CREA WEB / 2025年2月8日 11時0分


蒸し立て熱々を頬張ろう!

 冬になると毎日のように駄菓子屋で肉まんを買い、肉まんねーちゃんというあだ名までつけられてしまった幼少期。フードライターになっておののいたのは、横浜中華街で出合った本格中華な肉まんたち。皮も具も傑作揃いで、一度食べたらコンビニ肉まんに戻れなくなるほどの肉まんパラダイス。

 しかし横浜中華街は、何十軒あるんだ!? というほど肉まんであふれる街。何を食べればいいのか迷ってしまう人も多いですよね。そこで肉まん好きライターが、間違いのない王道の名店を厳選してご紹介します!


◆北京飯店の「五目肉まん」


北京飯店の「五目肉まん」600円。

 中華まんで人気No1.の「五目肉まん」は、とにかく具沢山! ごろっとした角煮に竹の子やしいたけ、青菜などの野菜など、具がぎっしり詰まっています。肉は6時間かけてとろっとやわらかくなるまで煮込み、1日寝かせているので味もしみっしみ。


重量、食べ応えともに中華街最大級!

 皮はふわふわでもしっとりでもなく、みっちりむぎゅっ! しっかりとした食べ応えと、ほのかな小麦の甘さが肉餡をこよなくおいしく引き立ててくれます。中国の中でも北京は小麦粉(饅頭・マントウ)を主食とするエリア、だからこそ北京料理の老舗による生地作りには絶対の安心感が。

 味のしみた角煮と野菜、それを包むしっかりとした皮。おやつな位置づけの肉まんですが、この「五目肉まん」は一品料理を食べ終えたような深い満足感に満たされます。



新作の「ドラゴンパオ」500円。

 今冬に登場した新作「ドラゴンパオ」にも注目を。粗挽きの北島豚に唐辛子と花椒を効かせた四川風な味わいで、アツアツを頬張れば痺れる辛さが口いっぱいに広がって、思わず「辛ッ! ウマッ!」と声を上げてしまいます。シャキシャキとしたクワイの食感も絶妙で、ほかでは食べられない新機軸な感じの肉まん。ちょっとクセになりそうな味わいです。


中華まんはふかしたものと、持ち帰り用の冷蔵が選べる。

 生地がとにかく旨いので、具なしの中華パンといった「花巻」もよく売れているそう。花巻は主食として、好きなおかずと一緒に食べてもおいしいですよ。甘党には、とにかくかわいい「桃まん」がおすすめ。なつめが香る黒あんと、はすの実を使った白あんの2種類が味わえます。

北京飯店(ペキンハンテン)


「北京飯店」外観。元町・中華街駅から一番近い朝陽門のすぐ目の前にある。

所在地 神奈川県横浜市中区山下町79-5
電話番号 045-681-3535
営業時間 11:30~21:00(売店)
定休日 無休
アクセス みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩1分
https://pekinghanten.com

◆江戸清 中華街本店の「ブタまん」


江戸清の「ブタまん」600円。

 横浜中華街の食べ歩きブームを作ったとされる江戸清の「ブタまん」は、わお!と歓声を上げてしまうほど、とっても大きい。明治27(1894)年創業のお店で、130年前に精肉店としてオープン。お肉を活かし、繊細な味覚を持つ日本人にも喜んでもらえる味を作りたいと試行錯誤して生まれたのが中華まんだったそう。

 ふかふかの生地は秘伝の特殊製法で、驚くほどの口どけのよさ。ジューシーな肉あんと生地のバランスが秀逸で、大きさや重さを感じさせない食べ心地。大きいけれど軽やか、中華街で食べ歩きのブームを作ったのも納得の肉まんです。


大きく切ったタケノコが、いいアクセント。

 なぜ肉まんではなく「ブタまん」なのかは、創業時の江戸清がブタ肉専門の精肉店だったから。当然、肉の質には思い入れが強く、鮮度のいい国産豚肉、しかも脂肪分の少ないものを使っているそう。

 そんな質のいい豚肉の旨みを引き立てるべく、海老や蟹、キャベツや長ねぎなどを加えた肉餡の調味は薄味め。やわらかジューシーな肉と、シャキシャキ軽快な食感のタケノコの対比も心地よく、じゅわっとほとばしる肉汁から、肉だけではないキャベツなどの野菜の甘みがじんわり感じられます。


左:すべての中華まんは地方発送もOK。右:本店にほど近い「江戸清 大通り店」。

 横浜中華街に3店舗を構えており、どの店もクオリティは一緒。いつでもふかし立てがいただける「ブタまん」のほか、店内の売り場には「エビチリまん」や「黒毛和牛すき焼きまん」、シーズナルメニューなど、個性的な中華まんが種類豊富に並んでいるので、お土産にぜひ。冷凍配送もできるので、遠方への贈りものにもぴったりです。

江戸清 中華街本店(エドセイ チュウカガイホンテン)


「江戸清 中華街本店」外観。テイクアウトのみの中華まん専門店。

所在地 神奈川県横浜市中区山下町192
電話番号 0120-047-290
営業時間 10:00~19:30、土曜10:00~21:00、日曜・祝日10:00~20:30
定休日 無休
アクセス みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩5分
https://www.edosei.com

◆萬珍樓売店 中華街大通店の「肉饅(塩味)」


萬珍樓売店 中華街大通店の「肉饅(塩味)」480円。

 創業から130年をこす広東料理の老舗・萬珍樓。山海の素材を駆使する広東料理の名店だけに、上質な素材選びと、素材の味わいを殺さず活かす、濃すぎない味わいが特徴です。

 手軽に食べられる肉まんにも萬珍樓のスピリッツはしっかり宿っていて、肉餡の具材はしっとりやわらかな肉質の和豚もちぶたに、野菜は玉ねぎだけとシンプル。玉ねぎは当日に使う分だけを刻んでいるため、みずみずしくジューシーな仕上がりに。味付けも塩ベースと飾り気がなく、だからこそ肉の質のよさをひしひしと感じます。



170gと大きめサイズ。

 パンのように厚みのある生地ですが、ふわっふわの軽やかな蒸し上がりで重たさは皆無。じっくり時間をかけて発酵させるため、しっとりとパサつかない生地に仕上がっています。けっこう大きいから、お腹いっぱいになっちゃうかな?と思いきや、ペロッと食べきれる軽やかさ。



「えび饅」500円。

 ちょっと変わりダネの肉まんが食べたくなったら、2番人気の「えび饅」を。きれいなヒダの中華まんの表面に押された海老の焼き印もかわいく、「肉饅(塩味)」より小ぶりなサイズ感。もち豚ひき肉にプリプリの海老、海と山の食材がおりなす旨みを堪能していただきたい。


セイロで蒸しているので香りも抜群。

 萬珍樓では8種類の中華まんのほか、ときには季節限定の商品も登場します。すぐ食べられる蒸し立ては、「肉饅」、「えび饅」、「餡饅」、「黒胡麻饅」。食べ歩きできる中華まんは売り切れてしまうこともあるので、明るい時間に訪れて。

萬珍樓売店 中華街大通店(マンチンロウバイテン チュウカガイオオドオリテン)


「萬珍樓売店 中華街大通店」外観。売店の店頭で、肉まんは店内に入らずに購入できる。

所在地 神奈川県横浜市中区山下町153
電話番号 045-681-0017
営業時間 11:00~21:30
定休日 月曜(祝日の場合は営業)
アクセス みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩5分
https://www.manchinro.com

文=嶺月香里
写真=鈴木七絵

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください