「SMAP、志村けんが足かせに......」超大物を切れないフジテレビの苦悩

日刊サイゾー / 2012年4月11日 8時0分

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 タレントの「ブッキング力」が弱いといわれているテレビ朝日。だが、それをバネに、深夜の時間帯を中心とした「企画力」重視の番組づくりを重ねてきた同局が、近年、好調だ。

 一方、強力な武器だった「ブッキング力」で、全盛期には圧倒的強さを誇っていたフジテレビが、現在は逆にそれが足かせとなり、苦戦を強いられている向きもあるという。

 あるテレビ関係者は、こう話す。

「最近では『韓流推し』を批判されることの多いフジテレビですが、お付き合いの関係で、やむを得ず続けている番組や、起用し続けるタレントというのは、かなりありますよね。たとえば、ギャランティの高さなどの理由で、以前からフジテレビが終わらせたがっている番組として、『HEY!HEY!HEY!』や『SMAP×SMAP』など。いずれも視聴率がなかなか取れなくなっても、会社同士の付き合いの長さや深さがあるので、切るに切れない、と聞きます」

 そのほか、同関係者が指摘するものに、志村けん関連の番組がある。

 フジテレビでは3月28日に終了となった深夜番組『志村軒』の後番組として、4月11日から『志村劇場』をスタートさせる。おなじみの"変なおじさん"や"ひとみばあさん"から新キャラまで登場する、王道コント番組の復活という触れ込みだが......。

 これについて、あるライターは言う。

「志村けんが所属するイザワオフィスはナベプロ系列なので、もともとフジとのつながりは深いですよね。社長の強引さも有名で、かつては唐突に佐伯伽耶や小泉孝太郎の深夜番組をやっていたことなどもあって、『誰が見るの?』と言われてましたから」

 また、イザワオフィスとフジテレビのつながり以外に、現在の「志村けん」の番組での扱いを疑問視する声もある。

 たとえば、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の司会などでは、「動物愛好家」とはいえ、本人が何をするわけでもないだけに、「志村けん」という人の面白さはまったく発揮されない気がするが......。

 往年の「バカ殿」人気の遺産と、人柄の好感度のみで食いつないでいるのだろうか。

 ドリフターズに詳しい、ある編集者は言う。

「志村けんは、一時死亡説まで流れたように、低迷していたところ、ナインティナインなどが持ち上げたことで、再ブレイクしたという経緯がありますよね。でも、もともとトークも進行もできるわけではないので、クイズやひな壇トークなど、現在のお金がない時代に主流となっているバラエティ番組のつくり方には向かない、ということはあると思います」

 これは志村けんだけではなく、ドリフターズ全体にいえることだという。

 ちなみに、志村けん自身も、現在のバラエティ番組のあり方について、疑問視する発言をときどきしているが、時代とうまくかみ合っていない悲しい現実もある。

 さまざまな政治的背景を抱えつつ、局とタレント事務所と視聴者とが、それぞれに別の方向を向いているちぐはぐ感が「数字」にも結び付いている印象は否めない。


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