「たけしを突き飛ばしたことも」わが道を行った"稀代の破天荒"浜田幸一さんを偲ぶ

日刊サイゾー / 2012年8月13日 8時0分

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 5日に急性心不全のため亡くなった「ハマコー」こと、浜田幸一さんの武勇伝は数知れず。政治家時代は"政界の暴れん坊"と呼ばれたが、そのプライドの高さでも有名だった。

 生前の浜田さんを取材したジャーナリストの片岡亮氏によると「例えばテレビ番組の出演依頼も、ほかのゲストの出演料を聞いて、自分が一番高くないと出ないと、ご本人が言っていたほど」だという。

「それで近年の出演料は、出演時間に関係なく一律50万円となっていました。これはアントニオ猪木さんと同等で、業界では破格に高い。あれだけ面白いキャラクターながら、情報番組などに出ることが少なかったのもそのせいでは?」(片岡氏)

 50万円とは、1時間番組のゲスト出演で換算すると、相場の3~5倍の額だ。昨今はテレビ界の不況から、どこも経費削減の傾向が強く、確かに浜田さんが出演した番組はゴールデンタイムや予算に余裕のある人気番組に限られていた。

 中でもテレビ朝日系の討論番組『ビートたけしのTVタックル』は人気で、番組に"悪党党・幹事長"という肩書で登場し、強烈な発言でスタジオ内を沸かせた。一方で、感情が高ぶって「もうオレは帰る!」と収録を投げ出して退場してしまうことも多く、2008年には出演者とのつかみ合いの乱闘に発展、降板となっている。当時の番組ディレクターによると「当然このシーンはカットされた」という。

「表向きは"暴言程度"のことがあったとしていますが、浜田さんの意見に茶々を入れた司会のビートたけしさんにまで怒って、胸を突き飛ばすなどしたことが大問題となってしまったんです」(同)

 ただ、関係者によると最近は静かな余生を過ごしていたようで、サークルに通うほど大好きだった囲碁をしに出ることもなくなり、外出は激減していたという。昨年、借金の担保に差し出した株の無断売却で背任の罪に問われたが、公判にも車椅子で出廷し、非常に弱々しい声で弁明していたことが報道陣を驚かせた。

「ただ、それも浜田流の作戦だったというウワサもあります。認知症と診断され公判停止となりましたが、ごく親しい関係者とは電話で普通に会話していたり、そこは策士だけに分からなかったですね」(朝刊紙記者)

 政治が混迷する今こそ、あのキャラクターで政界に喝を入れてほしかったが、最期は呼吸器の炎症による脱水症状から、波乱万丈の人生は幕を閉じた。
(文=鈴木雅久)


※画像は『YUIGON~もはや最期だ。すべてを明かそう。』(ポプラ社)


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