「いつかまたラジオに戻ると......」フジテレビ局内で自殺の"つかちゃん"塚越孝アナを偲ぶ声

日刊サイゾー / 2012年7月14日 8時0分

 番組収録前の局内で自殺......どう見ても、仕事上のことで不満があったと考えるのが自然だ。6月26日、ニッポン放送の元アナウンサー、"つかちゃん"こと塚越孝さんが、勤務先のフジテレビ局内のトイレで首を吊って自殺した。

 局内は大騒ぎになった。電気コードのようなものがぶら下がったトイレの床には「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と書かれた遺書もあったという。同じフロアに出入りする番組ディレクターや映像スタッフらは顔面蒼白。ある関係者は「しばらくそのトイレは使えないだろうし、夜になるとその前を通るのも不気味な感じがしてしまう」と絶句した。

 落語好きで大声で笑う明朗な人物、塚越さんに変化があったのは昨年夏ごろからだという。かつて在籍したニッポン放送の後輩社員が打ち明ける。

「ラジオからテレビに移っても、会うたびに"いつかまたラジオに戻るから"なんていうのが挨拶代わりになっていました。でも昨年、移された部署がネット事業部で、どう見ても窓際族なんですよ。ネット放送の番組には出演されてましたが、あるとき視聴者数を調べたら、たった2,000人前後だったとか。最後に立ち話をした2月ごろも"これならラジオのほうが全然多いじゃないか"と、こぼしていました......」

 塚越さんは1970年代から『オールナイトニッポン』などで活躍してきた根っからのラジオアナ。しかし、6年前のライブドアによる買収騒動で人事に大きな影響が出て、フジテレビのアナウンス部に移籍。さらに、昨年6月からクリエイティブ事業局なる部署の営業マンとなっていた。

「部長職なので、給料は悪くない功労待遇だったはずですが、正直アナウンサーとしてはクビを切られたようなもの。何度も上に掛け合って、給料が下がってもいいからアナウンス部に戻りたいと訴えていたそうです」(前出社員)

 しかし、その願いは叶わなかった。自殺当日、午後2時からネット番組の収録を予定していたが、姿を見せず、関係者がトイレで塚越さんを発見した。夫人との間に1男1女もおり、親族もかなりのショックに言葉を失っているという。

「あと3年で還暦で、『60歳を迎えたらアナウンサー引退でもいいけど、これで終わりなのは悔しい』と、酒の席で涙をこぼした話も耳にしました」(フジ局員)

 ラジオアナ時代、自然災害や障害者への取材で収録中に涙をポロポロこぼした塚越さん。そんな感受性の強さからか、アナ復帰が叶わなかった落胆も想像以上のものだったのだろう。前出社員によると、リスナーから「でしゃばりなだけのタレントDJより、塚越さんのような落ち着いたしゃべりが聴きやすい」という声が少なくなかったというのだが......。
(文=鈴木雅久)


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