「クオリティの劣化が激しすぎる......」大幅ページ減で作者謝罪『はじめの一歩』の"終われない"苦しみ

日刊サイゾー / 2012年7月17日 8時0分

写真

 「週刊少年マガジン」(講談社)連載の人気ボクシング漫画『はじめの一歩』が11日発売の最新号で大幅な減ページとなり、同時に掲載された作者・森川ジョージの謝罪文がネット上で話題を呼んでいる。前号で、主人公・幕之内一歩のライバルだったヴォルグ・ザンギエフの世界王座挑戦という展開に期待を寄せていた読者も多かっただけに、大幅減ページは肩すかしを食らった格好だ。

 一方、「当然、こうなると思っていましたよ」と話すのはコミック誌編集者。というのも、今回の減ページは前号から始まった別の短期集中連載『会いに行くよ』執筆のあおりを受けてしまったからだ。毎週連載を続けるだけでも大変なのに、短期とはいえ、同じ雑誌に2本連載を抱えるのは無謀といえなくもない。

「森川ジョージは1989年に『一歩』の連載を始めて以来、執筆の大半を同作品に費やしてきました。『会いに行くよ』は22年ぶりの『一歩』以外の連載で、震災をテーマにした内容だけに森川としても気合十分だったのでしょうが、看板連載の『一歩』にしわ寄せがいってしまったのでは、本末転倒ですよね。ネット掲示板などでも酷評が相次いでいます」(同)

 ネット掲示板には「一本の連載すら全うできてないくせに、何をのたまうか」「減ページや休載も多いのに、この上新連載? マジ?」「先週の展開で期待させといてこれはないわ」「同時連載できるわけねーと思ったら案の定」「むしろ、今の『一歩』のストーリー展開のほうを謝罪してほしいんだが」「まだこんなクソ漫画家に期待してるやついるのかよ?」と非難囂々。

「そうでなくても、『一歩』は普段から休載や減ページが多いですからね。こうした格闘ものは、次々と登場するライバルの新キャラたちをパワーアップしていくくらいしかストーリー展開のしようがなく、バリエーションに乏しい。しかも、やりすぎるとリアリティがなくなってしまう。また、スピンオフ的に脇役たちのサイドストーリーを描き込むという手もないわけではありませんが、『一歩』も連載からすでに23年、もはやネタ切れなのは明らか。毎回、煮詰まっているのが手に取るようにわかりますからね。最近の『一歩』はそうした点も、読者に不評なんです」(同)

 『一歩』の人気を決定づけた初期の濃密なストーリー展開に対して、最近の露骨に水増ししたようなあまりに違いすぎるストーリー展開から、作者の森川ジョージに複数人説がネットでささやかれているほど。

「初代から数えて、現在は4代目の森川ジョージが執筆しているといわれています(笑)。もちろん、そんなわけはないのですが、そうしたウワサが出てもおかしくないほど、年を経るごとにクオリティの劣化が激しくなっている」(同)

 こうした状況は、かつての『ドラゴンボール』を思わせるものがある。形骸化したストーリー展開に、作者の鳥山明は折を見ては連載を終了しようと試みたが、「週刊少年ジャンプ」編集部にその都度妨げられ、紆余曲折の末、ようやく終了にこぎ着けた経緯がある。同じ雑誌に連載を2本抱えるという暴挙も、『一歩』を終わらせたいという森川ジョージの"心の叫び"ではなかったのか。

※画像は「週刊少年マガジン」(講談社)2012年7月18日号


【関連記事】

伝説のコミック『あしたのジョー』NEWS山下智久主演でTBSが実写映画化へ

「マンガを正当なビジネスにしたい」マンガ家・佐藤秀峰 爆弾発言の裏にある思い(前編)

「もうテレビはいらない!?」芸能人ブログに宣伝広告エントリーが増殖中

佐藤秀峰、出版社にブチギレ!! 『ブラよろ』カバーイラストをボイコット

リストラ暴露ブログ「リストラなう」がコメントの著作権をめぐって大混乱

日刊サイゾー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング