「スポーツ紙さえ食い止めれば……」スクープ誌「フライデー」が早刷り紙面の“後追い”をNGに

日刊サイゾー / 2012年11月19日 13時0分

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「フライデー」HPより

 かつては各出版社が写真週刊誌を発売してしのぎを削っていたが、出版不況の影響で、現在残っているのは「フライデー」(講談社)と「フラッシュ」(光文社)の2誌となった。中でも芸能スクープを掲載することが多いのが「フライデー」で、「日夜張り込み部隊の精鋭がスクープを狙い、それなりに経費をかけている」(週刊誌記者)という。

 同誌の11月30日・12月7日合併号には、女優の仲里依紗と俳優の中尾明慶の深夜デート&“お泊まり愛”のスクープが写真付きで掲載されたが、同誌が発売された16日、2人の交際について、まったく騒ぎにならなかった。

「『フライデー』を含めた各週刊誌は、発売日前日の午後に“早刷り”として、版元から契約している各スポーツ紙やテレビ各局に届くことになっている。各メディアはそれを見て、同誌に承諾を得た上で、スクープの当事者の所属事務所に取材して記事に対するコメントを聞き出し、紙面や番組で紹介してきた。ところが、16日の各スポーツ紙はどこもこのスクープを後追いしておらず、そのため、各局のワイドショーでもスルーだった。仲の事務所はアミューズで、中尾の事務所はホリプロ。いずれも大手だが、アミューズは熱愛に関していえば福山雅治以外はまったく問題なく、ましてや、仲は以前、同誌が俳優・浅野忠信との熱愛を報じた際には各紙が後追いしていたため、今回のケースで事務所からのストップは考えられない」(同)

 2人の交際は17日に各スポーツ紙が報じたが、同日は土曜日で午前から昼にかけてのワイドショー放送がなく、テレビでは報じられなかった。これはどうやら、同誌から“後追いNG”が各メディアに通達されていたようだ。

「まだ完全に編集部の方針として周知徹底されたわけではなく、今後は検討するようだが、以前からスポーツ紙が後追いしたものをワイドショーが報じるため、視聴者がそれを見て満足してしまい、売り上げが伸び悩み問題となっていた。そのため、編集部や社内の会議で『スポーツ紙さえ食い止めれば、ワイドショーも後追いできなくなる』という結論に達したようだ。おまけに、ここ数年は、せっかく同誌が時間と金をかけて仕込んだスクープを、当事者の事務所が一部スポーツ紙に流し、同誌の発売前にまるで独自ネタのように報じることが再三あった。これに同誌の敏腕張り込みデスク・O氏はおかんむりで、同誌の携帯サイトの日記でも何度も怒りをあらわにしていた。ついに決断に踏み切り、紙面の後追い承諾をもらおうと編集部に電話した各メディアに“NG”を通達したようだ」(出版関係者)

 今後、紙面を埋められなくなったスポーツ紙と、尺が埋まらなくなったワイドショーにしてみれば頭が痛いところだが、“後追いNG”によって同誌の売り上げがどの程度伸びるか注目される。

日刊サイゾー

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