【逆襲のスター列伝】第1話「壇蜜~遅く咲く花~」

日刊サイゾー / 2013年1月2日 13時0分

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過去に辛酸を舐めながらも自力で這い上がり、芸能界で光り輝くあの著名人の魅力を、心に茨を持つサラリーマンブロガー・真実一郎が斜め斬り!

 いまや「壇蜜」の二文字をメディアで見かけない日はない。29歳でデビューし、三十路を過ぎてから大ブレイクを果たしたこの遅咲きのグラビアアイドルは、“エロスの女王”として日本列島を激しく発情させている。もはや存在そのものが「見るバイアグラ」だと言っていい。

壇蜜は昨年からグラビア好事家たちの間で密かに話題となり、『ギルガメッシュLIGHT』(BSジャパン)のレギュラーの座を獲得してはいたものの、どこか不穏な地下アイドル臭が漂う、謎のベールに包まれた存在だった。そんな彼女が陽の当たる場所に出る契機となったのは、今年9月の『サンデー・ジャポン』(TBS系)へのゲスト出演だった。

 その時のインパクトは忘れられない。昼の番組なのに、カメラが壇蜜を映すと一瞬にして夜の空気になった。服を着ているにもかかわらず放出される、モザイクをかけたほうがいいほどの淫靡な妖気が、昼の明かりにも消されることなく、堂々とそこにあった。非凡なバラエティ対応能力をもみせつけた彼女の名前は、翌日のYahoo!検索ワード上位にランクされ、それ以来、彼女に関する情報量が爆発的に増殖。12月24日には『しゃべくり007』(日本テレビ系)のスペシャルに登場し、とうとうプライムタイム進出を果たした。

 中学時代のあだ名が「愛人」。職種を聞かれて「エッチなお姉さん」と回答。小学校2年生のときに読んだ『ゴルゴ13』の、裸で縛られた女スパイの身体に毒蜘蛛が這うシーンで性に開眼。下着はつけない。ライバルはTENGA。寂しいときは自分で手錠をかけて眠る……。こんな感じで、とにかくいやらしいエピソードに事欠かない。口から出る言霊すべてが猥褻だ。

 彼女が好きな言葉は「置かれた場所で咲く」だという。これは渡辺和子のベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)からの引用だろう。本来は宣教師による英詩だったこの言葉を、壇蜜は聖から性へと転換して開花させた。デビュー前に就業していたという葬儀関係の仕事(いわゆる「おくりびと」)で育まれた死生観にも後押しされて、彼女は32歳の性と生を、悔いのないように燃え上がらせている。

 かくして、22歳がやったら単なる「若気の至り」と言われたかもしれないエロ事を、壇蜜は「生き様」に昇華させた。自分の中にある、拭い去れないエロスを彼女に投影させて共感するアラサー女性も、今後は増えていくだろう。実際、彼女がフルヌードを披露している青春SM映画『私の奴隷になりなさい』は、女性の観客の姿も目立った。

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