球界イジメにも……“問題児”だった西武・菊池雄星が必死のパッチのワケ

日刊サイゾー / 2013年6月16日 12時0分

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 ノーヒットノーランまであと2人で夢消える――埼玉西武の菊池雄星が12日、本拠地で行われた中日戦に登板。惜しくも大記録達成を逃した。これまで問題児扱いされることが多かった左腕は、今季ここまで7勝をマーク。防御率1.41と見違える成績を残している。そんな彼が必死のパッチに働くには、ワケがあるようで……。

「そこまで先輩のマネをしなくても……」

 そんな声が飛んできそうな幕切れだった。

「西武といえば、西口文也や涌井秀章があと一歩のところで同じ記録を逃し、涙をのんだ。最近では、この模様が人気バラエティ番組『怒り新党』(テレビ朝日系)の企画コーナーでも紹介されたほど。ただ、今回の場合は先輩と違って1アウトからヒットを打たれたので、まだあきらめはつきやすいでしょうね」(番記者)

 これまでの菊池は、成績よりその言動が問題視されることが多かった。

「基本的にマイペースで、人の言うことを聞かない。プライベートでもそうだから、厄介なんです。また、球界を引退した某大物OBや今は別の球団で指導するコーチとのイジメ問題にヘンな形で絡んで、大騒動に。本人が新聞紙上で矢面に立たされることはありませんでしたが、現場のメディアは皆、彼が深く関わったことを知っている。それだけに『このまま未完の大器で終わるのでは』という声もちらほら聞こえ始めていました」(同)

 では、過去と比べて成績がここまでズバ抜けていいのはなぜなのか? 

「1つは、先述したマイペースを維持するためには結果を出すしかないと、本人がようやく自覚したことが大きい。2つ目は、いまだにボロボロの伝統ある独身寮に住んでいること。最初は、故郷の岩手と似て、自然に囲まれた埼玉の山奥に球場と寮があるので落ち着いて野球に取り組めてよかったのでしょうが、彼も今年でプロ4年目。おちおち息抜きもしにくいでしょうから、退寮を強く希望しているよう。プロの世界なので、結局これも成績で早くなったり遅くなったりするので、どちらにせよ、このペースでタイトルを取るくらいの結果を残したいのでしょう」(同)

 世間は大谷や藤浪に目がいっているが、4年前の球界の“主人公”は今、こうして成長を遂げようとしているのだ。

日刊サイゾー

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