「なんでタキシードなの?」正装で草を刈る草刈正雄CMについて、マキタを直撃!

日刊サイゾー / 2013年7月17日 13時0分

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「オレは、草刈だ」

 なぜかタキシード姿でキメた俳優・草刈正雄が、草刈機で草を刈ると、草や汗がスローモーションで舞い上がるというシュールな映像。6月10日から全国放映が始まった、マキタの充電式草刈機のCMだ。

 「草刈機=草刈正雄」というわかりやすいダジャレと、タキシードというミスマッチ感もさることながら、そもそもなぜテレビで今、草刈機のCMを? 草刈機って、そんなに需要が伸びているんだろうか?

 マキタの広報担当者に聞いた。

「弊社はもともと、ドリルやドライバーなどの電動工具をプロの職人さん・大工さんが愛用してくださっていて、その分野では国内シェア50%となっています。でも、第二の柱としてやっている園芸工具(OPE)ではまだまだシェアも少なく、知られていないため、草刈機をはじめとして一般消費者に認知をしてもらうため、今回、テレビCMを打つことにしたんです」

 確かに、家電などのメーカー名は誰でも知っているが、電動工具や園芸工具のメーカー名というと、一般にはほとんど知られていないもの。

「そんなときに『マキタ』という名前を思い出してもらえるよう、CMで認知度を上げ、ブランドイメージを上げていくというのが目的です」

 つまり、草刈機そのものの宣伝というよりも、ブランディングCMだということ。また、タキシードで草刈をしてもらった理由も

「草刈をするとき、誰もタキシードは着ないですから、『おっ!』と気になり、印象に残るように」というものだった。

 ところで、このCMを見て、もうひとつ気になってしまったのは、「草刈機まさお」の存在だ。「草刈=草刈正雄」というと、一部の人は別のものをイメージするのではないだろうか。というのも、「ネーミングが面白い」ということで、一部ではよく知られている農業・林業用などの動力運搬車製造メーカー「筑水キャニコム」では、以前より「草刈機MASAO(侍まさお)」を販売しているからだ。

 今回のCMを見て、「正雄を奪われた」感はないだろうか? キャニコムに聞いた。

「(感想は)特には……。まだCMそのものを見たことがないですし、話は聞きましたが、“へぇー”っと思っただけです。“やられた”とは思わないですね。商品自体が全然違いますから」(担当者)

 今回マキタがCMをしている草刈機は、「充電式草刈機」であり、「手でガリガリやるような刈払機のようなもの」だそう。

「弊社の商品は業務用なので、言葉は悪いですが、クワと耕運機くらい違うもの。まったく観点が違うので、競合するものでもありません」(同)

 シンプルなダジャレでありつつ、一方は商品名で、一方はテレビCMで、また、商品としてもそれぞれ別の観点を持つ「まさお」。一般的には認知度が低い「草刈機」業界の今後にも注目してみたい。

日刊サイゾー

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