ドラマそのままのキャラをCMで使うのはアリ!? 広告主「たまたま重なっただけ」

日刊サイゾー / 2013年10月3日 11時0分

写真

 この夏、役所広司出演でおなじみの「大和ハウス」CMに、古田新太、塩見三省、尾美としのりが登場。この顔ぶれは『あまちゃん』(NHK)の太巻、勉さん、正宗だということから、お茶の間では「じぇじぇじぇ!」「狙いすぎ!」「あざとい!」と話題になっていた。

 また、トヨタの車のCMには、『半沢直樹』(TBS系)主演の堺雅人と半沢の父親を演じた鶴瓶、『Woman』(日本テレビ系)主演の満島ひかり、『斉藤さん2』(同)主演の観月ありさが勢ぞろいしている。さらに、そこにやってくるのは、秋ドラマ主演のキムタクだ。

 また、「味の素CookDo」CMには、深夜ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の井之頭五郎にしか見えない松重豊が出演中。「植物性乳酸菌ラブレ」シリーズCMでは、松田龍平が吸血鬼に扮してショートヘアの女性にかみつき、「鉄分うすっ」と言うが、それもやっぱり『あまちゃん』の水口っぽさがある。

 まるで、ドラマの役柄で登場しているかのように見えるCMが増えているけど、許可関係などはどうなっているのだろうか?

 まずは夏ドラマ主演者勢揃いの理由について、トヨタマーケティングジャパンに聞いてみたところ、以下の回答があった。

「弊社『TOYOTOWN』シリーズは、ご指摘のドラマが放映された数カ月前より企画進行していたものです。よって、ドラマとの関連は想定しておらず、まったくの偶然です。起用の理由もほかのCM同様、企画にふさわしい方かどうかで選ばせていただいております」

 ホント!? ただでさえ豪華すぎる顔ぶれで驚きなのに……。トヨタがそれぞれの主演ドラマのスポンサーになっているわけでもないようだし、「関連は想定して」いないのだとしたら、なんとも不思議な偶然だ。

 では、「大和ハウス」は? 『あまちゃん』主要キャラの3人が出ているし、「BAR夢」は「梨明日」に見えて仕方ないし、役所広司が踊っていたりするし、NHKとのコラボCMにすら見えるほどだけど、許可は取っているんですよね?

 大和ハウス広報部に聞いてみると……。

「許可といいますと? 『あまちゃん』のキャスト3人というと、どなたですかね……?」とピンとこないご様子で、確認の上、以下の回答をくれた。

「CMはドラマを意識してキャスティングしたわけではありませんし、ドラマとのコラボでもありません。キャスティングとドラマとは特段の関係はなく、連動しているものでもなく、たまたま重なっただけです」

 あんなにも『あまちゃん』感たっぷりなのに、「たまたま重なっただけ」なんて!

「ドラマにはかなり数多くの方が出演されているので、その中から3名の方と重なっただけですね」

 トヨタも大和ハウスも、結局、「たまたま重なっただけ」であり、特にドラマプロデューサーや局に許可を取っているわけではないらしい。

 ってことは、特にお咎めナシなわけだから、意図的にやるにしても、今後、こうした手法はCMの新しい表現方法のひとつとしてアリなのかも。

日刊サイゾー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング