セッド・ジニアスが大仁田厚に“集団リンチ”されて気づいた、社会保障とライフトレーニングの重要性

日刊サイゾー / 2013年11月19日 13時0分

 かつて試合後の集団リンチで当時参議院議員だった大仁田厚を暴行傷害で訴え、最高裁まで争って勝訴したこともあるプロレスラー、セッド・ジニアスが「このままでは社会保障費で日本が破綻する」と国民に“日常トレーニングのススメ”を叫んでいる。

「少子高齢化社会の医療費や年金を含む社会保障費は、消費税を10%に上げても2020年には足りなくなる計算です。このままでは現役世代やその子どもたちは人生設計ができなくなってしまいます。もちろん政府の政策も必要ですが、国民も医療費を抑えるために自ら健康でいる努力をすべきだと思うのです。特に現代社会は文明の利器、過剰な福祉によって人々が弱くなってしまう本末転倒な状態になっていて、病気でもないのに足腰が弱って寝たきりになっている人もいます。みんな日常からライフスタイルに合ったライフトレーニングを行って、自ら健康を維持することが重要です」

 ジニアスは大仁田議員による暴行で重傷を負い、長い通院を通じて「病院の待合室が高齢者でいっぱい。本当に具合が悪い人が座ることもできず、3時間待っても診察が3分」という状況に危機感を覚えたという。

「洋式トイレ、エレベーター、エスカレーター、バリアフリー……これらは便利ですが、昔はみんな駅の階段を上っていたんですよ。階段を上るだけでも足腰を鍛えられますし、例えば電車内で立っているだけでも、体が揺れに反応してインナーマッスルが鍛えられ、足腰や体幹が鍛えられるので、お年寄りも手すりや吊り革につかまって立ち、座らないほうがよかったりします」

 ジニアスはデビュー前、往年の名レスラー、“鉄人”ルー・テーズのもとで修行しており「ルーは74歳で試合をしましたし、私もその頃の合理的な練習のおかげで、47歳になった今でも足腰はしっかりしている」という。

「自分が若かった頃の日本では、まだ根性論ばかりが主流でしたが、アメリカでは違っていました。例えばスクワットを何千回やったとかいう話がよく聞かれますが、実際には筋トレは100回、1000回と、回数ばかりやる必要はない。ちゃんと理論を理解して正しいやり方をすれば20~30回でOK。あの分娩で使われるラマーズ法を持久力アップのために応用したりと、頭を使えばトレーニングは合理的にできるんです」

 一時は再起不能とも伝えられたジニアスは、しばらく試合から遠ざかっているが、主張するライフトレーニングの成果もあって「いまだ現役。近く復帰戦をやろうと計画している」という。

「国家の社会保障って、現役世代が衣食住を健全に得て、初めて税収が発生して成り立つものでしょう。それなのに、社会保障費のために税金を上げるなんて真逆。いまの世代が高齢者になって、持ち家ひとつなく貯金も少ないなんて状態になったら、国は破綻してしまいます」

 そう熱く語るジニアスは、実は過去、鳩山由紀夫、菅直人両元首相のボディガードをやった経験もあるほど政治に関心も高い。政界への出馬を考えているか聞くと「アメリカでは家の購入の目安は年収の3倍以内といわれていますが、日本はそんな額では無理。世界一高い物価を下げることも必要で、自分には物価をデフレではなく、消費者が購入する際の価格を2~5割、下げられる政策があるんですが、出馬なんてしたらアントニオ猪木さんみたいにスキャンダルでマスコミに潰されそうで怖いですね(笑)」と話した。

 ジニアスは来年、なんらかの形でライフトレーニングの普及を行いたいという。
(文=ハイセーヤスダ)

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