効果のほどはいかに? ヒットアニメとヒット祈願の関連性

日刊サイゾー / 2014年1月10日 16時0分

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 皆さん、あけましておめでとうございます! 今年もアニメ業界の重箱の隅をつついていくのでよろしくね! というわけで、新年一発目の「アニメ時評」は、アニメ作品と神社の関係についてフォーカスしちゃうぞ!

 1月7日、放送開始を翌日に控えた新アニメ『未確認で進行形』スタッフ・キャストが、アニメヒット祈願のために日枝神社に参拝したというニュースがアニメ関連媒体にアップされ、ネット上を賑わせた。この「ヒット祈願で神社参り」という一連のプロモーションは本作に限ったものではなく、アニメ以外にもゲン担ぎとしてさまざまなジャンルで行われている、ある種「エンタメ界定番のPR」といえる。

 そこで今回は、過去にヒット祈願したアニメを探して、「ヒット祈願とアニメヒットの関係性」についてざっくりと振り返ってみよう! まずはテレビアニメから。

『パパのいうことを聞きなさい!』……神田明神(東京都)
『カンピオーネ!』……新田神社(東京都)
『メガネブ!』……都内某神社
『夏目友人帳』……今戸神社(東京都)
『ゲゲゲの鬼太郎』×『墓場鬼太郎』……赤城神社(東京都)
『有頂天家族』……下鴨神社(京都府)
『魔法少女まどか☆マギカ』……不明
『青の祓魔師』……不明

 実際にヒット祈願のために参拝した作品ははるかに多いのだがとりあえず、代表的なものをピックアップ。どことなく和風な世界観の作品、オカルトめいた作品が多い気がするが、やはり厄払い的な意味合いもあるのだろう。『まどマギ』みたいな空前のヒット作もあれば、「あったねえ、そんなアニメも」的な作品もあったりと、あんまりお参りとヒットの間に関係性はなさそうな印象……?

 さてさて、お次は劇場用アニメ。

『ドットハック セカイの向こうに』……赤城神社(東京都)
『おおかみこどもの雨と雪』……真田神社(長野県)
『長ぐつをはいたネコ』……今戸神社(東京都)
『劇場版 文学少女』……氷川神社(東京都)
『プレーンズ』……成田神社(千葉県)

 こちらもいくつかピックアップ。細田守監督もヒット祈願していたなんて、ちょっと意外! また『長ぐつをはいたネコ』の時は、当時、ロンドン五輪を目指してカンボジア国籍を取得したばかりの猫ひろしも同席。『夏目友人帳』スタッフもお参りした今戸神社は、招き猫発祥の地らしい。そのほか、ピクサー最新作『プレーンズ』が成田神社というのは大変わかりやすい構図である。そんな感じで、よりイベント色が強いのが劇場用アニメの傾向といえる。

 といった具合に、かなり乱暴に神社へのヒット祈願とヒットアニメの関係を検証してみると……。よくわからん! というのが正直なところ。ともあれ。アニメがヒットするかどうかなんて、視聴者が見てくれるまでは神のみぞ知ることである。

 ただ人事を尽くして天命を待つ、という言葉があるように、ヒット祈願をする作品というのは、スタッフが全力で作品を作り上げて、あとは視聴者が思い切り楽しんでくれるのを期待するばかり、という制作側のアニメにかける本気度の表れともいえる。我々視聴者も、そんな制作者たちの熱い思いをかみしめつつ、アニメを楽しもうじゃないか!
(文=龍崎珠樹)

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