過激化する週刊誌の“嫌韓特集” 韓国人の反応は?

日刊サイゾー / 2014年1月17日 19時25分

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 日本では現在、週刊誌などを筆頭にさまざまな嫌韓特集が組まれている。掲載媒体は売り上げが伸びるという話だが、果たして日本の嫌韓報道は韓国人にどう映っているのだろうか?

 その意味で最も注目を集めている媒体は、「週刊文春」(文藝春秋)だろう。「朴槿恵は新年早々対日テロリスト墓地を“参拝”していた!」(2014年1月16日号)、「韓国敗れたり! 『北朝鮮』『経済』『反日』の三重苦で朴槿恵の断末魔」(同1月2、9日号)、「〈日本人は知らない〉韓国マスコミが突いた朴槿恵大統領の『急所』」(13年12月19日号)と、主に朴大統領に焦点を当てた記事が目につく。韓国ではすっかり“保守右翼の代表的な時事週刊誌”としておなじみとなった。

 中でも韓国で反響を呼んだ記事は、同誌13年12月5日号の「今週のバカ」というコラムだ。朴大統領を取り上げて「おばさん外交」などと揶揄したその記事は、テレビでも大々的に報じられ、青瓦台(大統領官邸)関係者も激怒。「暴言は恥ずべきことで、一生後悔する不名誉なこと」「いちいち対応する価値がない」と不快感をあらわにした。ネチズン(韓国のネット市民)たちも同様だ。「日本のくせにマスコミまで暴言とは、本当に相手をする価値のない奴らだな」「(韓国への)暴言で視線を他に向けようとしているのか?情けない」と怒りを隠さなかった。

 朴大統領の写真を表紙に大きく掲載して、「反日韓国の妄想」とタイトルを打った「Newsweek」(阪急コミュニケーションズ)10月1日号にもネチズンたちは敏感に反応。12ページに及ぶ特集に、「自分たちが滅びるからショーをしているんだ」「日本は本当に危機なんだな」「日本が滅ぶ理由はただ一つ、放射能」などとコメントを残している。傾向としては、朴大統領に関する記事に強い反応を示しているといえるだろうか。そのほかにも、「SAPIO」(小学館)10月号の「韓国は先進国になれない」の表紙を見たあるネチズンは「日本は100年以上も、量と質のすべての面で自他ともに認めるアジアの第一国家だった。それなのにここ数年で、量では中国に押され、質では韓国と台湾に並ばれてしまったのだから、その喪失感はすさまじいだろう」と分析。一方で、「その通り!」と同誌の主張を認める声もあった。

 ちなみに韓国メディアは、日本の雑誌が嫌韓報道に注力する理由を“出版業界の不況”とする見解が大多数だ。「生き残るために選択した方法の一つが韓国叩き」「主要新聞ですら地位が揺らいでいる中、日本の雑誌業界が感じている危機意識は深刻だろう」といった論調が強い。

李明博大統領の竹島上陸が決定打となり、以降、関係が冷え込むばかりの日韓両国。今年も年始から「竹島表記」をめぐって、韓国が日本の方針を批判し続けている。日本の嫌韓報道は、まだまだ続きそうだ。

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