金獅子賞女優も被害に! 中国で進化を続ける「劇場型詐欺」の手口

日刊サイゾー / 2014年1月22日 19時0分

 ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画『ラスト、コーション』の主演女優、湯唯(タン・ウェイ)が上海市で振り込め詐欺に遭い、約21万元(約362万円)をだまし取られた。詳しい手口は明らかになっていないが、犯人からの電話での指示に従い、市内の銀行支店で銀行カードを作り、インターネットバンキングで振り込みをしたという。

 中国ではこれ以外にも、相手を信用させるため用意周到な演技を複数の共犯者で行う、さまざまな劇場型詐欺が横行している。その一部を紹介する。

●銀行メール詐欺 
 犯人らは銀行を名乗り、「ただいま、お振り込みされた口座番号は変更になっています。こちらの新しい口座番号に再度お振り込みください」というメールを不特定多数に送信。受け取った人がたまたまネットバンキングで振り込みをしたばかりだった場合、メールが本物だと信じて振り込んでしまうというわけ。

●路上賭博
 路上や公園の人だかりに近づくと、数人が車座になって賭博をやっている。しかしよく見ると、まるで子どもだましのようなルールで、簡単に勝てそうであることに気づく。しかし、彼らは全員、カモを待つサクラ。欲をかいて参加してしまうと、まんまと身ぐるみはがされることとなる。

●税務署詐欺
「税務調査で申告漏れが見つかったので、直ちに修正申告して未払いの税金○○元をお支払いください。さもなければ、膨大な追徴課税が発生します」と、突然電話がかかってくる。中国では、個人も法人も税金をまともに払うことはまれなので、カモになる人多し。

●郵便局詐欺
 税務署詐欺に似たケースだが、「あなた宛ての荷物から覚せい剤が見つかった。手数料を払っていただければ、こちらで処分しておく。さもなくば、警察に届けることになる」というだまし文句。

●殺し屋詐欺
 「ある人物からオマエを殺すように依頼された。死にたくなければ、倍の報酬を払え」という携帯ショートメッセージが送られてくる。トラブルが多い人は、思わずだまされてしまう。

●山分け詐欺
 宝石や現金などを目の前で拾ったように見せかけ、「山分けしよう」と持ちかける。乗ってしまうと、後で持ち主を名乗る人が現れ、「警察を呼ぶ」と脅され、現金をゆすられる。

 こんなのに本当に引っかかるの? と思ってしまうような手口ばかりだが、中国にお出かけの際は、くれぐれもご注意を。
(文=牧野源)

日刊サイゾー

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