8年ぶりCDリリースの“オザケン”45歳になった小沢健二は、なぜやる気を出したのか

日刊サイゾー / 2014年2月6日 9時0分

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 ミュージシャンの小沢健二が、3枚組のライブアルバム『我ら、時 通常版』を3月19日にリリースする。CD単体としては8年ぶりとなるが、同アルバムは2012年3月に発売した書籍やグッズなどを含めた作品集『我ら、時 オリジナル版』より、CD単体のみを新たなアートワークで再リリースするというもの。

「同CDには、10年に行われた13年ぶりの全国ツアー『ひふみよ 小沢健二コンサートツアー』の模様が完全収録されています。『ある光』『戦場のボーイズ・ライフ』『カローラ2にのって』など、アルバム未収録だったシングル曲も聴くことができ、往年のオザケンファンにはうれしい作品になっています」(音楽誌編集者)

 ニューヨークに移住し、エコや反グローバリズム活動ばかりに精を出して、長らく“半引退状態”だった小沢が、近年はミュージシャンとして“比較的”活発に活動している。12年には、東京オペラシティで「東京の街が奏でる」と題したコンサートを全12回開催。そして今回、再リリースに近い形とはいえ、満を持しての新作である。

「オリジナル版はCDだけでなく、書籍やグッズも付いていたので1万5,000円と高額で、熱心なファン以外には手に取りにくい価格だった。しかし今回はCDだけなので、かつて彼の音楽に親しんだライトなファンも買い求めやすい。より多くのファンを獲得したいと、ミュージシャンとして珍しく“やる気”になっているのでは? 何しろ、今回は発売決定を記念して『オザケンの好きな曲 3曲』をつぶやくTwitterキャンペーンを実施しているぐらいですからね。90年代、一世を風靡した“渋谷系のプリンス”も、いまや45歳。過去の作品の印税やカラオケによる収入もあるので、カネに困っているわけではないでしょうが、昨年6月には子どもも生まれたし、『もっと稼がなきゃ』という気持ちになっているのかも」(同)

 とはいえ、小沢は気を許したごく限られたスタッフ以外とは絶対に付き合わないなど、業界では気難しさで知られる人物。ミュージシャン活動も、一筋縄ではいかないような気もするのだが。

「かつては、女好きで有名だったんですけどね(笑)。親しい仲間には、モデルやタレントを紹介したりしていたこともありました。06年に発表された前作『毎日の環境学: Ecology Of Everyday Life』は、全曲インストゥルメンタルで難解な印象だったのですが、やっぱり反グローバリズムみたいな思想に染まっちゃうと、作品も真面目で難解なものになってしまうのでしょうか。今回のライブアルバムは、かつての“ポップ”なオザケンを堪能できるので、往年のファンとしては満足度が高いのですが、贅沢をいえば、やはり新曲が欲しかった。反グローバリズムもいいですが、女好きだった頃のような俗っぽい面も復活してくれると、新曲もポップな感じになるんじゃないか、と期待しているのですが。今回のCD発売を機に、もっと曲づくりに励んでほしいですね」(同)

 ファンとしては、少なくとも次作は“8年後”などということにならないよう、オザケンの創作意欲に期待したいところだ。

日刊サイゾー

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