メダリストも、犯罪者も“暴露”被害に……テレビ番組で「卒業アルバム」「文集」が重宝される3つのワケ

日刊サイゾー / 2014年2月13日 13時0分

 昨月31日、STAP細胞研究で世界的な功績を挙げた小保方晴子氏が、過熱するマスコミのプライバシー取材に対して異例の声明を発表し、話題を呼んだ。

 小保方氏に限らず、五輪のメダリストから凶悪犯罪者まで、話題の人物が現れると報道番組やワイドショーで必ずといっていいほど紹介されるのが「卒業アルバム」や「卒業文集」の類い。その人物の功績や、起こした事件とは関係のなさそうなこれらの“過去モノ”は、なぜこうも頻繁に画面に登場するのだろうか?

「ひとつには、やはり視聴者の需要が大きいということです。小保方さんの場合を例に取れば、STAP細胞の研究成果について詳しく説明しても、視聴者にはあまり喜ばれない。それよりも“リケジョ”としてのプライベートや、過去の自作ポエムなどのほうが『引き』が強いのは明らか。日本のテレビ界では、報道だろうが情報番組だろうが常に視聴率が求められますから、より多くの人が求めているネタを提供する方向に流れてしまうのは仕方がないところです」(テレビ制作会社関係者)

 そうした取材方針の中でたどり着くのが、「卒業アルバム」であり「文集」なのだという。実は、テレビ番組が“過去モノ”を重宝するのには、制作上の都合も大きく影響しているのだとか。

「卒アルや文集は、まず入手が容易なんです。その人物の地元を当たっていけば、持っている人間はすぐに見つかる。数十人から、多いところでは数百人という単位で同じモノが出回っていますから、1人2人に提供を断られても誰かは貸してくれます。しかも、こうした一般の取材協力者に謝礼を支払うケースはめったにありません。ほとんどタダ。さらにいえば、出版物や映像ソフトと違って、権利関係でモメることもない」(同)

 つまり卒業アルバムや文集は、(1)確実に、(2)無料で、(3)安全に使えるという、テレビ局にとって実に都合のいい素材ということらしい。過去に自らが書いた恥ずかしい文章を“暴露”されたくなかったら、凶悪犯罪を起こさないことはもちろん、世界的な功績を挙げることも避けたほうがよさそう……?

日刊サイゾー

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