音楽番組はTBSが一人負け? 期待された『Sound Room』『ARTiST』2番組が終了

日刊サイゾー / 2014年4月7日 9時0分

 TBSの音楽番組『Sound Room』と『ARTiST』が3月に相次いで最終回を迎えた。リリー・フランキーと中居正広が司会を務める『Sound Room』は、2人とゲストとの軽快なトークが見どころ。初回では、中居がプロデュースを手がけるKis-My-Ft2のメンバー4人で結成されたユニット・舞祭組(ブサイク)が登場し話題を集めたが、2013年11月のスタートから、わずか半年での終了となってしまった。

 一方の『ARTiST』は、大宮エリーが司会。ゲストとの砕けたトークや、“生っぽさ”にあふれるスタジオライブが魅力だったが、こちらも丸一年で終了となった。

 この2番組の終了について、音楽番組に詳しい芸能記者はこう話す。

「TBSの渡辺正一編成部長は『火曜曲!』が終了した際、『音楽番組を一度リセットしたい』『しっかりとしたパッケージで、音楽と向き合う番組をやっていきたい』という主旨の発言をしており、どちらの番組も『上質な音楽番組を作ろう』という気概が伝わる構成だった。一部には熱いファンも獲得していただけに、終了は残念ですね」

 TBSは『火曜曲!』も一年半で放送が終了しており、音楽番組で苦戦している状況だ。関係者は「どこも宣伝費がなく、スポンサーがつかないんです。毎週やっていくレギュラー番組を民放で作るのは難しい状況にある」と話す。そんな中で高評価を得ているのが、日本テレビの『LIVE MONSTER』だ。

「DREAMS COME TRUEの中村正人が司会を務める同番組は『ミュージシャン同士の会話が面白い』『観客の入ったリアルなライブが楽しめる』と評判です。ゲストも、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEや加藤ミリヤ&清水翔太など若い世代から支持されるアーティスト、ジャニーズ、くるりやMAN WITH A MISSIONなどのロックバンドまでジャンルが幅広いので、視聴者層も偏っていないとみられる。筆頭スポンサーも大手企業のネスレなので、しばらくは安泰でしょう」(同)

 また、きくち伸プロデューサーの“口パク禁止令”で話題を集めたフジテレビも好調だ。昨年12月に放送された『2013 FNS歌謡祭』では18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を叩き出し、レギュラー番組である『MUSIC FAIR』も、3月24~30日の音楽番組の視聴率ランキング(関東地区)で、民放2位となっている(1位はテレビ東京の『木曜8時のコンサート・名曲!にっぽんの歌・スペシャル』)。『僕らの音楽』も、本物志向の音楽番組として評価が高い。

 好調な番組を分析してみると、その番組でしか見られないコラボや、一度限りのライブ感が鍵となっているようだ。TBSでは、まだ新たな音楽番組が発表されていないが、不調を脱却できるかどうか、楽しみに待ちたい。
(文=岩倉直人)

日刊サイゾー

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