話題の音楽サービスは二極化? 「iTunes Match」VS「Spotify」日本戦がついに開幕か

日刊サイゾー / 2014年5月19日 19時0分

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 アップルのiCloudを利用した音楽サービス「iTunes Match」の日本語版が、5月2日にスタートした。米国では3年前からあるサービスで、日本での利用料金は年間3,980円となる。

「iTunes Match」の特長は、ユーザーが持っている楽曲をiCloudで預かってくれる点。ネットにつながっていれば、PCやスマホなどすべての端末で音楽を楽しめるようになる。従来でも、PCに音楽を取り込み、個別の端末と同期すれば可能だったが、その手間がなくなるのだ。加えてユニークなのが、ユーザーがCDから取り込んだ音楽まで対象になる点。これまでレンタルCDなどを利用してiTunesに取り込んだ楽曲も、iCloudにアップロードできるのだ。とはいえ、ここまでなら他のクラウドサービスだけでも実現できるかもしれない。「iTunes Match」で注目を集めているのが、取り込んだ楽曲のマッチング機能。ユーザーの曲を解析し、iTunes Storeで扱っている曲と同じ場合はアップロードしなくて済むのだ。iTunes Storeの音楽ファイルはAAC形式でビットレートは256kbps。以前はもっと音質の悪いMP3で、低ビットレートで取り込んでいた人が多いはず。つまり、CDから取り込んだ曲が、手間をかけずに高音質になるというわけだ。

 iTunesで音楽を楽しんでいる人にとって、手持ちの音楽がすべての端末で手軽に利用できるようになり、音質もアップするのであれば、月当たり332円というコストは安いと感じるはず。楽曲を同期することなく、さまざまな端末で音楽ライブラリを再生できるのも楽しい。Apple TVも対応しているので、リビングのBGM再生もはかどることだろう。ストリーミング再生が可能になるので、iPhoneやiPodの容量を圧迫しなくなるのもうれしいところ。あらかじめiCloudからダウンロードしておけば、従来通りオフラインでの再生も可能だ。

 ただ注意したいのは、CDから取り込んだ楽曲は2万5,000曲までしか対応しない点。長年音楽を楽しんでいるユーザーだと、オーバーすることもあるだろう。そんな時は、ALACやWAVといったロスレスで取り込んだ楽曲や、256Kbps以上のビットレートの楽曲をライブラリから外す手がある。これらのファイルはiCloudにアップロードされる際には256kbpsのAACファイルになるので音質が下がるためだ。とはいえ、お気に入りの曲であれば、別扱いは面倒。あまり聴かないアルバムを外して、2万5,000曲以下にするといいだろう。

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