「無回転じゃない本田なんて……」W杯で本田圭祐の必殺魔球“無回転ブレ球シュート”が封じられたワケ

日刊サイゾー / 2014年6月7日 16時0分

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 2010年のサッカーW杯南アフリカ大会、日本代表がグループリーグ突破を賭けて戦ったデンマークとの一戦。フリーキックで、本田圭祐が35メートルの位置から叩き込んだ“無回転ブレ球シュート”は、日本中を驚かせた――。

 不規則に揺れ動く“無回転ブレ球シュート”の名手として知られる本田だが、まもなく開催されるブラジルW杯では、それが“使えない”のだという。

「本田のこのスーパーシュートは、南アフリカだからこそ使える魔球だった。前回大会で使用された『ジャブラニ』という公式球を、限りなく球体に近づけることがテーマの同シュートは、ブレ幅が通常よりも大きくなる。さらに、デンマーク戦が行われたルステンブルクは標高1,500メートルもあるため、気圧の問題で最大級にボールがブレる。当時、日本中はこのシュートに盛り上がっていましたが、正直、一部のオールドファンは『またブレ球か……』『キーパーがかわいそうだ』と冷めた目線で見ていました。野球の“飛ぶボール”で、ホームランを連発した時と同じ空気です」(スポーツライター)

 一方、今大会で使われる公式球は、“ブラジル人の誇り”と言う意味の「ブラズーカ」。この球はブレも少なく、速く正確なボールを蹴るのに適しており、パスワークが主体の日本にとっては都合のいいボールといえる。

「しかし、本田にとっては向かい風です。『ブラズーカ』は、今季からJリーグでも使われていますが、ヨーロッパの主要リーグでは使われていない。日本としては有利なはずなんですが、本田に対しては『無回転じゃない本田なんて、本田じゃない』『本田の武器が1つなくなった』と、ファンも悲観的。今朝行われたザンビア戦は、本田抜きのパターンを試してもよかったかもしれません」(同)

 所属チームのACミランでも不調が続き、持ち前のビッグマウスも批判の的となっている本田。前大会同様に、見事な活躍を願うばかりだ。
(文=沢野奈津夫)

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